夏祭り
俺は、智香と祭りを行く準備をしていた。
なぜ、夏祭りを行くのかと言うと、事の発端は1週間ぐらいさかのぼる。
俺は、智香と一緒に神社のイスに座りながら、喋っていた。
「私たちって付き合ってから一度もデートらしい事をやった事ないよね?」
いきなり智香はその話をしてきた。
確かに、俺たちは付き合ってからデートらしき事は一度もないのだ。
もう一度言おう、デートした事がない。
「確かにした事ないな。どっか、2人で行くか?」
俺は、智香にその事を話したら大変喜んでくれた。
でも、俺はデートととかした事がないので、よく分からない。
俺は、そのためどこに行くか考えていると、智香の方から提案をしてきてくれた。
「それじゃあ、来週に青空町でやるお祭りに行かない?」
「あの祭りか……案外良いかもしれないな。それで決定だな」
「やった、良ちゃんとお祭り行ける~」
青空町の祭りは大きく、屋台もたくさん出る。
最後の打ち上げ花火は、とても綺麗だ。
そう言う事で俺たちは、初デートをお祭りにする事にした。
回想終了。
俺は、智香を迎えに神社まで来ていた。
智香はどこかな~と探した。
「良ちゃん、お待たせ」
「おうって思ったが俺は、今神社に着いた所だから、逆に待たせたな」
「全然大丈夫だよ」
「あと、その浴衣とても似合っているぞ」
「ありがとう」
智香は、頬赤く染めながら言った。
智香の浴衣姿は、お世辞でもなんでもなくよく似合っていた。
「それじゃあ、行くか。て、手を繋ごうぜ」
「う、うん。そうだね」
俺たちは、2人とも照れくさそうにしながら手を繋ぎながらお祭りに行った。
お祭りがやっている所は神社から約15分離れた所だった。
俺たちは、着いた後色々な屋台を見て回った。
リンゴ飴、イカ焼き、焼きそば、お好み焼きなどたくさん買った。
もちろん射的などもしたが、ことごとくダメで、俺は智香に慰められた。
そんなこんなで、夜の10時頃になった。
もう花火が上がる頃合だ。
俺と智香は河川敷で座って見ようとしていた。
『ピューーー、ドンッ』それが合図がごとく大量の花火が打ち上げられた。
あまり、祭りとか好きでは無かった為、あまり花火とか見ていなかった。
でも、実際ちゃんと見てみると、感嘆を漏らしてしまう程綺麗な花火だった。
隣の智香も想像以上の花火で驚いていた。
花火が、一通り終わると俺たちは神社に戻ってきた。
「今日は、楽しかったね。また行こうね」
「あぁ、そうだな」
俺たちは、もう夜が遅いので帰る事にした。
「俺、もう帰るわ。また、明日な」
「うん、また明日ね」
俺たちは、短い会話をして別れた。
俺は、こんな事が毎日続けば良いのにと思った。
今回も少なくてすみません。なかなか時間が取れず短いのしか作れなくなってしまいました。それでも読んでくれている皆様、ありがとうございました。
感想などあったら是非書いてください。