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限界英雄  作者: 703
8/12

2+6+2+4=14

-特警課-


「う…うん…?」


あれ?ロビーで仮眠してたハズなのに

…ここ、車の中だよね…?



「お目覚めね、遅番地蔵」


運転席で相変わらず作業してる課長

あだ名も相変わらずの課長クオリティだ



「あれ?シアちゃんは…?」


「ゼマの見舞いに行ったわ

野郎、やられやがったからね」


「ゼマ君が⁉︎」


あのゼマ君が…負けたの⁉︎

信じられない…、容体は…‼︎



「行かなくていいわよ」


上着を持って行く寸前に課長からの

冷たい一言、思わず歯を食いしばる



「でも…‼︎」


「デキてんのよ

…あの2人は」


「ぉえ⁉︎」


デキてる…?って…えぇ〜…と

つ・ま・り…



「付き合ってるんですか?」


「…違うわね

シアが好意を持ってる…みたいな

ゼマは…特に、ね」


哀れ。



「でも、良いじゃないですか‼︎

そういうの…職場恋愛、ですよね⁉︎」


「女子高生かテメェは…

今、色恋沙汰で雑談してる場合じゃない

アンタが寝てる間に、マズい事に

なってきたのよ…‼︎」


課長が焦ってる…一体何が…?



「これを見なさい」


独り、焦る私に

電子タブレットに映る現実を

見せ付ける課長


「何が、あったんですか…」




-ボスのアジト-


「こんなものを世間に出すとはな」


電子タブレットを手に

動画を見つめるボス


「良い考えだと思いましてね

ボクが洗脳した一般人が

警察に協力してる限界を嬲る光景

これを世間に流せば、昨日の

記者会見なんて、何の意味も無い

全部、無意味にする作戦ですよ

面白いでしょ?アハハッ!」


食事中のロア

分厚いビーフステーキを噛み千切り

得意げに言い、笑う



「…。」


その様子を、呆れたように見つめ

席を立つボス



「どうかしましたか…?」


卓上の肉を頬張りながら問い掛ける

…すると



「二度と無断で行動するな…

私の意に反せば、次はお前が

世間の見せしめになるぞ…?」


「…ッ‼︎」


サングラス越しからでも

心臓を掴まれたような

迫力を感じさせるボスの視線

あまりの緊張に生唾と共に

ゴクリと口中の肉が喉を通る



「す、すみません…軽率でした

ですが、最大戦力であろう

限界英雄のこんな有様を見せたら

混乱を招くことができると…」


苦し紛れに自己弁護するロア

横目にボスの機嫌を伺う

…そこには



「限界英雄…⁉︎」


明らかに狼狽した様子を見せるボス

気配からは怒りが見える



「ボス…?」


その様子を訝しげに見つめるロア





「…そういうことか」


ボスはしばらく立ち尽くすと

独り、納得したように顔を上げる

…そして



「…食後で良い、フーの修業に

付き合ってやれ。ヤツもそろそろ

実戦レベルまで達しているハズだ

私は少しやる事ができた…

近い内に指示を出す

それまでは動くな、良いな?」


「…了解、しました」



不意に、指示を言い放ち

背を見せ、部屋を出ながら命令するボス

ロアは先程までの軽薄さは消え

物々しく頷く



-病院-


「ゼマ君…その…

調子、どうかな…?」


「…シア」


上半身だけ起こし、面会に来たシアを

驚いたように見つめる



「どうしたんだ…?

こんな所まで来て、課長から

伝言でも、あったのか…?」


「あ、ううん違うの…

ちょっと、様子を見に来たの…

どう…?やっぱりまだ…」


「傷はもう完治してる

限界英雄の力は外傷の回復も

早められるからな…」


シアの質問を遮り

カウントを見せながら微笑を浮かべ言う



「本当に…?」


「…え?」


ゼマの言葉を聞くと

訝しげに問い詰める



「ゼマ君、なんだか…

顔色が良くないよ…?」


「…。」


眼を見ながら静かに近付くシア

それに、目を逸らし黙るゼマ



「…話してくれない?

私、ゼマ君の…力になりたいの」


「話したところで、理解できないさ」


「それでも…‼︎

独りで抱え込むのは…つらいよ」


「っ…」


涙を流し、ゼマの手を握るシア

それに根負けし、深く溜息を吐く

…そして




「怖かった…」


小さく、子供のように言葉を漏らす



「何の関係も無い人達に

感情も無く痛めつけられて…

でも…何もできなくて…それが

どうしようも無く、怖かった…」


微かに涙を浮かばせ

それを隠すように左手で顔を隠す


「(ゼマ君のカウントが

…減ってる…?)」


隠す左手のカウントは3080から徐々に

3000まで擦り減る



「でも、それ以上にオレは…

それが理解できる…それが…

それが一番怖い…ッ‼︎」


充血した眼を見開き

自身の左手を凝視する

息は荒く常軌を逸した雰囲気が

場の空気を重くする

…その時


「ッ…ゼマ君…‼︎」


「…はっ…」


耐えられないとばかりに

錯乱したゼマを抱き締める

瞬間、我に返り脱力するゼマ



「私にも…わかるよ…

ゼマ君の気持ち…」


「そんなこと…」



「…私もね、冷たい人達に…

ずっと…痛めつけられてきたの…

毎日、毎日…体から宝石を作らされて…

戦いになったら、いつも…

一番前に出されて…嫌だった…

その内、人と接するのも嫌になった…」


ゼマの胸に顔をうずめ

啜り泣きながら、自身の過去を話す



「…でもね、最近

生きてて良かったなって思うの…

日本に久々に来て、ゼマ君や

乃華さんに出会えて…嬉しかった…

私のことを…勝手な思い込みかも

しれないけど、仲間だって

そう思ってくれる、私の

近くにいてくれる大切な人に出会えて

私は救われたの…だから…

だから、そんな人が苦しんでたら…

…私も、苦しいよ…嫌だよ…」


「…。」


シアの心からの訴えを真摯に受け

優しく抱き締める

…その時



-ピリリリリリ…‼︎-


「…!」


シアの懐の携帯電話が騒がしく鳴る



「あ…、ゼマ君…

ちょっと、離してもらっていい…?

課長さんから電話…来たみたい」


「…ああ」


冷静さを取り戻し、距離を開け

携帯電話を耳に当てる

…すると


『あ!シアちゃん‼︎

今、大丈夫⁉︎大変なの‼︎』


「乃華さん…⁉︎」


課長では無く、慌てた様子の乃華の声が

携帯電話を通して響く



「何があったんですか…⁉︎」


『ゼマ君が人間に襲われてる動画が

出回っちゃって、それで過激派の

限界が暴れ始めたみたいなの‼︎

場所はそこから、え〜…と西へ約300m‼︎

悪いけど、向かってほしいの、大丈夫⁉︎』


「はい…!至急向かいます!」


緊急の連絡に、戦士らしく

身を引き締めるシア



『ところで、ゼマ君はどう?』


「傷は治っているみたいです

でも、気持ちが少し…」


『そう…、課長がね

歩けるなら車に戻って来て欲しいって

一応、ゼマ君に言っておいて!』


「…わかりました」


表情を少し曇らせるが

頷き、通話を切る




「…私、仕事が入ったから

行ってくるね。ゼマ君は、落ち着いたら

特警課に戻ってほしい、って…」


「オレはもう平気だ…

すぐに向かう…!」


指示を聞き、すぐに身を起こすゼマ



「無茶、しないで…」


「大丈夫だ、シアと話して楽になった

…事が済んだら、またゆっくり

話がしたいな」


微笑を浮かべ、立ち上がる



「うん…!

私も、そう思う」


ゼマの顔を見つめ、笑顔を返す

そして、お互いの行くべき場所へ

歩を進める




-5分後 特警課トレーラー-


「はぁ…、戻りました…‼︎」


全速力で走って来たようで

息を荒げ、声を上げるゼマ



「また、走って帰って来たようね

楽の仕方を知らないの?」


車内には課長が一人

電子タブレットを弄りながら座っていた



「課長一人ですか?

乃華さんは?」


辺りを見回すが、それらしき影は無い



「アイツは、一人しかいない私の上司に

話を付けに行ったわ

どうなるかわからないけどね」


「それは、どういう…?」


「聞いたかもしれないけれど

昨日の戦いで、また

人間と限界の仲が拗れ始めた…

過激派の限界は、いつにも増して

攻撃を始めたし、人間側も

対抗するとか言い出して、既に

戦争目前、と言った笑える状況よ…」


言葉は相変わらず冷淡だが

憤りは表情から滲み出ている



「オレが負けたばかりに…」


「まったくもってそういうことよ」


額に手を当て、溜息を漏らす両者



「だから、あのバカに

人間側が先に降伏するよう

説得させに行かせた」


「なぜ、乃華さんに…⁉︎」


「私が言うと、また何か

企んでるんじゃないかって

警戒されるのよ、だから

やむなし!、という感じね」


頬杖を付き、正に他人事のように

言い張る課長


「さて、どうなるか…」




-警視庁-


「ですから!私は課長の代わりに

ここに来たんです!」


皆は今頃、どうしてるだろう…?

私はなぜか、門前払い中です。



「課長と言われてもどこの課長だ⁉︎」


「特警課ですって言ってるでしょう⁉︎」


さっきから、同じ台詞の応酬…

そういえば私、課長の本名知らない…



「とにかく、この手紙に書いてある人に

言えばわかるって言われているんです!

なので、早く伝えてください‼︎」


「今は緊急事態で諸々

立て込んでて忙しいんだ‼︎」


「速達でお願いします」


「ここは郵便局か‼︎」


なかなか話の飲み込めない門番の人

だから、その緊急事態を

何とかするために…



「…なに?…わかった」


突然、通信を聞いて顔色を変えた

門番の人、私を恭しく見ている



「わけがわからんが、面会が許された

一階の奥の会議室で待っているぞ

さぁ、早く行け」


私は罪人か…‼︎

接客態度がなってない人だなぁ…



「では失礼します、門番の人」



「オレは守衛だ!

ここは刑務所か‼︎」



後ろから何か聞こえたけど無視しよう

とにかく、急がないと…‼︎



-会議室-



「失礼します‼︎」


勢いに任せて扉を開けると

眼鏡を掛けた男性が一人

一番奥の席に着座中。

私をしっかり見ています。



「キミは…誰かね?」



キリッとした目線で先制発言

自己紹介とかはいらないのですが…


「鈴木 乃華、巡査です

課長の代役でここに来ました!」


…課長で、通じるのかな?



「課長…、今の彼女は

そんな名で呼ばれているのか…」


感慨深くならないでくださいよ…

昔の呼び名でもあったのかなぁ…



「それで、鈴木巡査

私に、何を言いに来たのかな?」



「特警課として、人間と限界の

拗れを消滅させるため、人間側から

降伏してくれるよう、頼みに来ました」


単刀直入、あなたがどれだけ偉いか

知らないけど、巡査の意地を

見せてやる…!



「なるほど…」


「…む」


なるほど作戦…。一旦、間を開けて

空気を変える時に使うヤツ…

だいたいこの後は、難しい質問が

来るに違い無…



「特警課は限界の味方をする

ということか?」



…やはり



「人間も限界もありません

私達は、互いの垣根を越え

理解し合う事が目的です。

なので、このような無益な争いは

早急に終わらせるべきです…!

限界の力は、人間の力を遥かに

超えています。誰かが血を流す前に

止めなければ駄目でしょう⁉︎」


「…。」



言い切った。待たされてる間に考えた

私なりの言い分…。これで終われば…っ



「仮に人間側が降伏した後

限界が攻め入って来る、とは

考えないのかね?」


「…それは

その時は、警察の管理下にある

限界2名が対処してくれるハズです!

昨日の記者会見でそう…」


「少し前から、気にはなっていたのだが

特警課の限界は'3名'いたのでは

なかったのかな…?」


「…‼︎」


マズい、知られてた…

なんでこの人、そんな事まで…



「最近、姿が見えないな…

別の国へ行ってしまったのかな?」


「それは…その…」


言葉が、上手く出て来ない…

だって、彼がいなくなったのは…




「知っているよ、既に

キミが始末したことは」


「…なんで…⁉︎」


あの時のことは、課長だって

誰かに知られたらマズい事だって

わかってるハズ、なのに…‼︎



「警視総監をナメたらいけないよ

大体のことは、私も把握してる」


「警視、総監…⁉︎」



うそ…私、警察で一番偉い人と

話をしてたの…‼︎



「私のことを知らなかったのかね?

…まぁ、良い。キミの言う課長から

ここまでの出来事は全て

話してもらっている、だから

キミの知っている事は全て知っている」



頭の中の整理がつかない…‼︎

私は、人間と限界の戦争を止めに来て

今、警視総監と言い合いで

勝たなきゃいけない…だけど

警視総監は今迄の出来事を全て知ってる

…だからぁ、えっとぉ…っ‼︎



「警視総監さんは…

限界が何なのか知ってるんですよね⁉︎」


とにかく、悩んでる場合じゃ無い‼︎

戦争だけは、止めなくちゃならない‼︎



「もちろんだ、彼等は…」


「カウントがあること以外

全て、人間と同じ…ですよね

だから、限界にも心があります

殴られたら痛いし、嬉しい時は笑う」


「だが、その唯一の違いが問題だ

力を持て余した者は弱い者を侮蔑する

その立場関係に、人間と限界は

なり始めている…‼︎」


「ですが、例の動画が流れるまで

限界は人間に攻撃を行いませんでした‼︎

彼等は、同族が痛め付けられた事に

怒って攻撃を始めたんです‼︎

遊びで暴動を起こしてるわけじゃ

無いハズです‼︎限界だって人間だって

戦いは嫌いですよ‼︎そうでしょう⁉︎」



「その通りだ‼︎」



「違ッ…え…⁉︎」


今、警視総監は、なんて言った…⁉︎

自分が言うことで一杯一杯で

全然…聞き取れなかったんだけど…



「限界は本来、人間と同じ感性

いや、それ以上かもしれない

キミの言う通りだ…‼︎

同じ心を持つもの同士が

争い合うことは実にバカげている‼︎」



立ち上がり、熱弁する警視総監さん

舞台俳優ぶりの熱の入りようだ…



「そう思っているのに…

どうして戦争なんて考えを…」


「私が言い出した事じゃない

何も知らないヤツ等が

勝手に言い出しているだけだ

責任は私任せでな…‼︎」


「じゃ、じゃあ、警視総監さんは

戦争反対なんですね…⁉︎」


「当たり前だ、特警課が私を

説得に来てくれるのを待っていた

限界の力に屈して降伏、では無く

専門家の意見を取り入れ、仕方無く降伏

なら面子を保てるのでな」


「建前…ですか」


「情けないとは

重々承知している」



なんだか、この人

考えが課長と似ているような…



「だが、今回は危ういと思った…

とにかく、すぐに人間側を撤退させる」


「そんな権限もあるんですね…」


「人脈は多い方なのだよ」


…なるほど



「(なんか…とんとん拍子で

話が片付いちゃったけど大丈夫かな…

こういう時、決まって悪い事が

起こるんだよな…)」




-病院から西へ約300m地点-



「はぁッ‼︎」


シアの両手から雨のように

数多の宝石が、敵陣に放たれる



「ぐあぁッ‼︎」


1人が逃げ遅れ、叫び声を上げ

その場に倒れる



「(…思ったより、数が多い…

あと、3人…)」


同時刻、過激化と戦闘中のシア

相手は1人倒し、残り3人

実力はそれほどでも無いが、多勢に無勢

更に、力の大幅な使用でカウントは

残り3100まで下がり、目に見える劣勢



「お前は自分の仲間を傷つけられても

人間の味方をするのか⁉︎」


「受けた屈辱を忘れて

人間に媚を売るの⁉︎この裏切り者‼︎」


「カウントをゼロにしてやるよ‼︎」



「…ッ‼︎」


口々に罵倒され、一斉に飛び掛かられ

身を固くするシア

…その時



「なッ⁉︎」 「は…ッ‼︎」 「…⁉︎」



途方も無い光が辺りを照らし

飛び掛かった3人は、三者三様に

声を上げ、瞬間、真横から来る

光の奔流に飲み込まれ

骨の欠片も残さず、消え失せる



「…なに…、えっ…?」


一瞬の出来事に狼狽するシア

辺りを見回し、原因を探る

…すると



「お前が、警察に協力する限界だな」


「…っ」


住民達は避難し、誰もいないはずの街

そこに、黒ずくめでサングラスをした

男が1人、佇んでいる



「あ…、あな…た…、は…⁉︎」


人見知りなどでは無く

気配で身を凍らせるシア

男からは、動かずとも

異常な力が伝わってくる



「雇い主に伝えろ

私は全ての限界を消し去る、とな」


「…‼︎」


衝撃的な伝言に、息を荒げながらも

男に対し構える



「確か、名をシアと言ったな

希薄シアか…名は体を表すな

…心配するな、お前は私の標的には

入っていない」


鋭い視線で一瞥すると

身を翻し、歩き出す



「くッ…‼︎」


眼前の者を危険と判断し、左手を向ける

…その時




「死にたいか…?」



「ひっ…‼︎」


殺意を帯びた、男の視線

余りの威圧に力が抜け、座り込む

それを見ると、男は再び歩き出す



「はぁ…はぁ…、あの人は…一体…」


何キロも走ったような汗の量

青褪めた顔で、男の背を見つめる




-特警課-


「…。」


監視カメラを通し

その光景を見る課長とゼマ


「ヤツ、ですか…?」



「ええ、アンタが

命を懸けて殺す相手よ」



-警視庁 会議室-


「そういえば、キミは

限界についてはどこまで

知っているのかな?」


「限界について、ですか…

すみません、実は表面的な事しか…」


カウントがあって、それ以外

人間と同じ…くらいしか知らない…

結構、無知だな…私



「ふむ、なら教えてあげよう

限界の起源、そして

キミ達が課長・ボスと呼ぶ

者達の事も、知っている限り…」


「限界の起源…⁉︎」



「そう、思い返せば3年前

2人の科学者が、永遠の命を思い

限界は生まれた…」


「…。」


この話を聞いてしまえば、また

苦しむ…、そう思いながらも

私は、耳を塞ぐことができなかった

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