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7話 ギルド名

雨之とさとるは花の都ユークリッドから出ていく。


そして、北の国ネージュに拠点を置くことにしたのだった。

ネージュの冒険ギルドにて、ギルド登録をするのを目的に街まで来たのだった。


「ネージュは寒いな」


雨之は、身体を震わせながら言った。


北の地ネージュは、寒くあまり敵が来ないことが特徴的で魔王ダンジョンからもそれなりの距離がある。

いずれは元聖剣の泉が有名なブルースに行く予定だ。


泉達にはある意味、都合のいい場所だった。

厄介な連中と出会う確率が1番低い場所だったから。


「寒いのは嫌いなの?雨之」


「嗚呼、全当主を倒したのは…こんな冬の寒い日だったからな。」


雨之は霧雨刀に触れながら悲しそうに話すのだった。


「んー、なんか悪いこと聞いたみたいで…」


正直気まずい。

雪の季節に前当主を打ち倒してしまい。

この先も、それを背負い続ける。


「気にしないでくれ、オレはもう1人じゃないからな」


「雨之…!そんなふうに思ってくれてたのかー!!」


さとるは雨之に抱きつきながら言った。


-冒険者ギルド


中では、様々な冒険者がいた。

ユークリッドでも名の知れた冒険者が数名いる

さとると雨之は、受付に行きギルド登録をするのであった。


「あのぉ…エアロに居たんですよね…?ユークリッドのギルドに入らなくていいんですか…?」


「…俺は、ここで新しいギルドを作るって決めたんで」


受付人はさとると雨之を見て書類を見直し、ギルドを作ることの許可をしたのだった。

2人はハイタッチをし、受付人はそれを見て微笑んだ。


「ちなみに、ギルド名などは決まってますか?」


「うーん…」


さとると雨之は考えつつ、お互いの顔を見る。

そして、2人ともふと閃いたのか笑顔になりそして共に口を開く


『pièce de théâtre』


「わかりました。pièce de théâtreで登録をしておきますね」


pièce de théâtre_戯曲という意味


演劇における脚本や台本。

また、そのかたちで執筆された文学作品のことを言う。


物語の登場人物の様な人生を送ってきた2人にぴったりのギルド名であった。


「雨之はよく誰かと一緒のベッドで寝たりした?」


2人はまだ始めたてだし、雨之に至っては今まで実家で鍛錬をしてきてお金もほとんど無かったためそれなりに稼げるようになるまではベッドは2人で1つを使うことにした。


さとるはエアロでそれなりに稼げていて貯金もしていたが、道具の手入れなどでそれなりに使っていたためそんなに贅沢が出来ないのである。


「オレは…幼い頃1度父様と寝たことがある。寒い日にどうしても寝付けなくてな。」


「いいお父さんだね。」


そういいながら2人は寝るのであった。


そして次の日から、ダンジョン攻略とふたりが持つ特別な本のことについて調べるのであった_

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