虐げられた元魔女令嬢のおかしな契約結婚〜冷淡公爵様が私とお菓子にだけ目がない〜
『魔女、今日はどんなお菓子を作ってくれるんだ?』
『あら、少年。また来たの。今日は────』
深い森に、柔らかな空気が流れる。
少年は、素直じゃないからそっぽを向きながら、でも今日もおやつを貰いに来た。
私はそれが嬉しくて、自分がどんな存在かも忘れて、姉か母のように接するのだった。
瞬きをしたように、情景が変わる。甘い匂いのする小屋から、曇天へと。
ふわっと花の香りがした。
『……魔女、魔女!』
酷く、眠い。体から流れ出る血が止まらない。ああそうだ、少年が崖から落ちてゆくのを見かけて……それで……私は。
無理だ。魔女のくせにまともに魔法も使えない私でさえわかる。この死は、免れることができない。
『俺っ』
『ごめ、んね……でも、あぃ……』
もやがかかったように見えない顔を撫でながら、最後まで言葉を紡ぐこともできずに、力尽きた。
*
「……嫌な夢」
思わずそう呟いた。今日は記憶にない幸せな時間と死に際を見たらしい。
まったく、気分が悪いったら。
この夢を見るのももう何度目だろう。
「んー」
伸びをしつつ瞼を開けて、視界に映るのは何も変わらないベッドの天蓋。正直、もう見たくない。
ため息をつきたくなりながらも、ベッドから降りて洗面台に向かう。
「今日も凄い寝癖だわ。鳥が住めそうね」
鏡に映るのは、貧相な少女。髪はボサボサで痩せていて、お世辞にも綺麗とは言えない見た目。鮮やかな赤毛とアメジストのような瞳がもったいないくらいに。
これが、子爵令嬢なんて誰も思わないだろう。
なんとなく、どう頑張ってもふわふわと飛び出てしまう頭の中心にある毛束をちょいと引っ張った。
「赤髪だからってここまでするなんておかしいわよ」
この国では、赤は魔女の色として疎まれている。そして私もこの髪のせいで、物心ついた時から、父に幽閉されていた。窓には鉄格子、ドアは外から鍵がかかっている。
「だって本当に前世が魔女だったんだからしょうがないじゃない」
五百年前、私は本当に魔女だった。公爵令嬢だったのだけれど、呪われてしまって。家族を思って家から出ても、後天的だったせいか魔法はほぼ使えずポンコツで。魔女狩りに怯えながら各地を転々とするような、そんな魔女。
「そもそも、もう魔力もないのにどうして赤髪なのかしら……嫌いでは、ないけれど」
大昔は恨んだこともあった。見たくなくて、鏡どころか水でさえも避けていた。
『……俺は、綺麗だと思う』
それでも、名前も顔も覚えていないけれど、たくさん大切な言葉をくれた少年がいたから。だから、転生した今も、強く生きていける。
「そもそも幽閉の原因の一部でしかないもの」
魔女だとか、家の汚点だとか散々罵ってくるけれど、本当は母が私を産んで死んだというのが大きいのだと、知ってる。父は母を溺愛していたらしい。だからと言って、私を恨むのもお門違いという話だけれど。
「早く、お兄様が当主にならないかしら」
お兄様が当主になれば、私は自由になれる。ここから追い出してもらえる。
使用人の噂話から推測するに、無駄が嫌いな人らしいと知った私は、お父様にバレないよう会ったこともない兄に手紙を出した。このまま幽閉しておくよりも、追い出した方がよっぽどいいと。そしてそれをお兄様は了承した。
追い出されたら、昔住んでいた森に戻って、大好きなお菓子を作って食べて……。
「ひとりぼっちには、慣れているけれど……やっぱり一人は寂しい、なんてね」
あわよくば、前世ではできなかったお友達や愛する人を見つけるのだと、期待に胸を弾ませていた。追い出される日のために、なるべく体を動かすようにしていたし、いつでも出れるように支度してある。
そしてお兄様は今年二十歳。私は十八歳で成人。
……あともう少しの辛抱だと、そう思っていたのに。
「……お前はデビュタントに出なければならなくなった。準備しろ」
久々に会ったお父様は、忌々しそうにそう仰った。
嘘、でしょう?
デビュタント。それは成人を迎えた良家の女性が、正式に社交界デビューする舞踏会。戸籍もなさそうな私には、関係ないと思っていたのに。
「余計なことはするな。なるべく目立たないようにしろ」
そう言うや否や、お父様は去っていった。
そのままメイドが入ってきて、雑に私の体を洗い、ドレスを着せ、髪をセットした。化粧なんていつぶりかしら。ほぼ一日かけてやっと子爵家のご令嬢といっても差し支えないくらいになる。
「……それにしても、どうして」
「王子殿下に婚約者をと、国王様はお考えのようです」
思わず呟くと、一人だけ返してくれた。いつも哀れみの目でご飯を置きにくるメイドの人。
「……そう」
王命には逆らえない。デビュタントに病欠は流石に無理だったのだろう。
「遅い。行くぞ」
準備を終えて、自分の家だと言うのに見覚えのない玄関を出れば、お父様はこちらを睨みつけてきた。
今まで散々放置しておいて今朝急に言い付けてきたのだから当たり前でしょうが、と返してやりたくなりつつもグッと我慢して馬車に乗る。
「っなんでこんなことに……」
予想外だったようで悔しさを滲ませるお父様。
何も与えず、何も学ばせず。今日のドレスでさえお母様のお古。私に前世の記憶があったからいいけれど、本当に赤髪なだけの娘だったらどうするつもりだったのかしら。本来なら舞踏会なんて出せないわよ。
「絶対に問題を起こすな」
会場に着いて、ふんぞり返りながら前を歩くお父様。そんなことしなくても赤髪でざわつくと思いますけれど。
「アトウッド子爵家のおなーりー」
ホールに入った瞬間、大量の視線が髪の毛に集まる。お父様の機嫌がさらに悪くなった。ああ、居心地が悪い。
「赤髪?」
「まさか魔女じゃないだろうな」
「社交界に一切出てこなかったのも納得だ」
「穢らわしい」
一歩、二歩、歩けば歩くほど聞こえてくる。ああ、うるさい。
貴方たちに何がわかるというの。この髪を綺麗だと、言ってくれた人がいるのよ。
「陛下のお言葉が終わったら、お前は帰れ」
「はい」
父が心底憎たらしそうにそう言ってきた。ええ、ええ。そうさせていただきますよ。私もこんなところいたくありませんもの。
ふと、会場を見渡すと中庭につながる通路を見つけた。満月が綺麗だ。
そのままフラフラと中庭に出てしまう。さすが王宮。綺麗な庭園だ。
「……へ?」
そこには月を見上げて一筋の涙を流している男性がいた。泣きながらクッキーを食べている。
え、何?
「ちょっと貴方、大丈夫?」
思わずそういうと、振り返った男性と目が合った。月と同じ色をした、黄色い瞳。深い青色の髪。そしてなによりも整った顔。
……その特徴には聞き覚えがあった。
「っま……。待て。君は誰だ」
いつのまにか後退りしていたらしく、止められる。ああ、少し面倒なことになったのかもしれない。
「私はエヴィ・アトウッドと申します」
「そうか。俺はルーク・ランドルフだ。君は今、見たのか?」
ルーク・ランドルフ公爵、別名冷淡公爵。何をするにも淡白な態度とその容姿端麗さが有名で、どれだけの女性を泣かしたか……とメイドがよく噂していた。
そんな、見ただなんて。
「み、見てないです。成人男性がクッキー食べながら泣いているところなんて、そんな」
「……ほぉ」
わ、私の馬鹿ーーー!!
何をやっているのよ。こんなの見ましたって白状してるじゃない。こ、殺されたり……。
「エヴィ・アトウッド子爵令嬢、俺と結婚してほしい」
ふわっとマントが広がって、目の前で傅いた男性に手を取られた。
一旦思考が停止する。何が起きたのかしら。結婚?
「え、嫌よ」
社交界に出てしまった以上、これからどうなるかはわからないけれど。私は諦めないわ。これから自由になって、好きな人だって探すつもりなのだから。こんな見ず知らずの人、嫌に決まってる。
「君は俺がクッキーを食べているところを見てしまった。……口封じにはこれが一番いいと思ったのだが」
「いや、泣いてた方じゃないの?」
また口を滑らせてしまった。どんどんドス黒い表情になっていく公爵様。
え、私今日死ぬの?
「じゃあ賭けと契約でどうだ?」
「賭けと契約?」
「一年間、俺に全く好意を抱かなければ、離婚して自由にしてやる。これは賭けであり契約だ」
フンと鼻を鳴らしながらそう言った公爵様。な、なんて自信なの。おモテになるって噂は本当だったのね。
あら? でも……。
「それって貴方にメリットはないんじゃないの?」
「いや、君と結婚できれば煩わしい見合いもなくなる。見られて困るものは先ほど見られてしまったようだしな」
ニヤッと笑って、考えればわかるだろうとばかりの態度。
貴方こそ考えてみてくださいよ、だって私……。
「赤髪でもいいんですか?」
「君は嫌いなのか?」
「いえ、好きですけど」
「俺もだ」
真顔で答える公爵様に、頭痛がした。
薄々気づいてはいたけれど……この人、変だわ。凄く変。……あの貶してくる人々と比べたら数百倍マシだけれど。あと、少し嬉しい。少年みたいで。
「では、俺に菓子を作るというのも足そう」
「っお菓子作り!?」
「ああ、君は得意そうだ」
前世ぶりにお菓子作りができるなんて。
私がこの人を好きにならなければいいだけの話で……衣食住は保証されるだろうし……結構美味しい話なのでは?
私が少し迷い始めたのをいいことに、公爵様はここぞと話を進める。
「では、後日正式に申し込みに伺うとしよう」
なんだか、流されている気もするけれど。でも、幽閉生活からおさらばできるなら……!
私は差し出された手を取った。
「……不束者ですがよろしくお願いします」
「こちらこそ、一年よろしく頼む」
数日後、私は公爵家に嫁いだ。式なんてものはなく、紙切れ一枚に署名して終わり。まあ、契約結婚なのだから当たり前だけれど。あのお父様がごねなかったのは不思議だったわ。一体どんな手を……。
「これで結婚できた。まずは風呂と飯だな。細かい話はそれからだ」
「はい?」
言葉を返す間もなく、お風呂行き。まさに一流と言わざるを得ないような手捌きのメイドさんたちに隅々まで綺麗にされた。髪に香油を塗られ、品のいい服に着替えさせられ、化粧まで。
これはもしや至れり尽せりというやつでは?
「綺麗になったか」
「え、ええ、この通り。ありがとう……?」
「別に礼を言われるようなことじゃない。配偶者の健康管理は大事だからな」
食堂に行けばすでにご飯は作られていて、公爵様は真ん中で堂々と座っていた。
いい匂いがする。実家にいた頃の硬いパンにじゃがいもとは大違いだ。
「食おう」
「……本当に食べていいの?」
「俺の前の席が他の誰のために空いていると?」
馬鹿にするようにいうものだから少しモヤっとする。
いちいち言い方がこう、情緒に欠けるわね。行動は優しいのに。だから冷淡公爵なんて言われるんじゃないの?
言われた通り、素直に席に座った。
ふかふかのパンに、透き通ったスープ。肉汁の溢れ出そうな腸詰めとふわふわの卵。
前世でさえこんなご馳走食べたことないわ。
「いただきます」
「い、いただきます」
美味しい。思わず放心してしまうくらいだった。たった五百年でここまで変わるなんて。
こんなに美味しいのに……どうして……。
「食えないのか?」
「い、胃の容量が……」
お皿にはまだ半分以上も残っている。食べたいのに、食べられない。
「これ、昼食に出してもらっても?」
「……冷めたらうまくない。俺が食おう」
残すのは心苦しいし勿体無いと提案をすれば、ひょいと皿を取り上げ食べてくれた。
流石に申し訳ない……。
「代わりに、これが終わったら菓子を作ってくれ」
「え、ええ。何かリクエストはある?」
「クッキーがいい」
可愛い。
いや、真顔で表情筋を一切変えずにクッキーと言われると、面白いだけ。断じて可愛くはない……はず。
朝食を終えて、厨房の端っこを借りた。
「じゃあ始めようかしら」
クッキーはとても簡単。室温に戻したバターと砂糖をよく混ぜて、卵も入れて混ぜて。私はアーモンドプードルとベイキングパウダーを少し加える。そうしたら小麦粉をさっくり混ぜる。涼しいところで少し休ませて、コップで型抜きをしたらオーブンで焼く。
「いい匂いがしてきた」
「ちょうど焼けたところよ」
粗熱が取れたところで一つ味見。うん、さっくり美味しい。
「……うまい」
「あ、勝手に」
「そういう契約だ」
いつに間にか現れてひょいぱくと食べていく公爵様。
うーん、嬉しそうな顔。冷淡公爵はどこへ?
……なんだろう、もっと与えたくなってきた。
「追加も焼きましょうか?」
「うん」
そうして計量していると、クッキーを口に捩じ込まれる。
「んぅ!?」
「菓子からでもいい。食べられるようになってくれ。痩せすぎだ」
「……努力するわ」
痩せっぽちが作るよりも、少しふっくらしている人が作った方がお菓子って美味しいそうだものね。
「ベッドってこんなふかふかなの!?」
「貴族として最低限度の生活基準くらい知ってくれ」
「へぇ……凄いのね!」
何もかもが一変した。美味しいご飯にゆっくり眠れるベッド、契約内容とはいえ大好きなお菓子作りまでできるようになった。
もはや夢なんじゃないかしら。
「……次はプリンが食べたい」
「わかったわ」
こんなふうに食べたいと言われれば作る日々。毎回毎回嬉しそうに食べるものだから作る量が増えていって、私が食べる量も増えていった。
「怪我があってはいけない」
「大丈夫よこのくらい。次は何がいいの?」
「……タルト」
少しずつ、お互いのことがわかってきた。ルークはそもそも他人に興味がない。お菓子を食べている時以外滅多に表情が変わらないし、感情の起伏がない。でも決して情がないわけじゃないし、怒らないわけじゃない。冷淡ではなくて淡白なだけだった。
「ルーク、今日のおやつのことなんだけれど」
「マドレーヌがいい」
慣れれば案外可愛いというか。私たちはうまくやっていた。困ったことといえば、ルークの距離が近すぎることくらいで。
そうしていつのまにか半年が経っていた。
「ずっと怖かったんですけど……エヴィ様のおかげで仕事しやすくなりました」
「旦那様ってあんなに優しい顔もできたんですね」
今日はルークの誕生日プレゼントを買いに街へ出ていた。色々なお店を見ながらプレゼントを吟味しつつ歩いていると、そんなことをメイドから言われる。最初は距離のあった使用人の人々とも、すっかり仲良くなった。みんな、赤髪を気にせずにいてくれる。
「そんな、私のおかげなんかじゃ……」
だからすっかり油断していた。買い忘れたものがあるからと、ほんの少し、一人になっただけだった。
「っ!!」
背後からの敵に気付けず、その隙に襲われた。
……どのくらい長く気を失っていたのだろう。ゆっくりと瞼を開けると、そこは見慣れた部屋だった。あの、幽閉されていた場所。私は椅子に座らされ、手首を縛られていた。
目の前にいるのは怒りで我を失った父。
「やはりあの時殺しておくべきだった……忌々しい魔女め。どうしてお前が幸せになるんだ。彼女はお前のせいで死んだのに」
暗い部屋に恨み言が響く。
どうしよう、どうすれば。今何か言っても逆効果だ。椅子を壊して、無理やり逃げるべきか。それとも……。
歪な笑みをした父がなにやら愉悦そうに迫ってきたその時、ドアが勢いよく開く。
「っ遅くなった」
「ルーク! ……どうして」
逆光で見えなかったけれど、目が赤くなっている。懐かしい気配と、魔力に、鳥肌が止まらない。脳が危ないと告げている。
「お前、エヴィに、何を」
ルークは父の胸ぐらを掴んで投げ、床に組み伏せた。殺しそうな勢いだ。
私は相変わらず、あの赤い瞳に、脳が警報を鳴らし続けていた。
ねぇ、貴方は、誰?
「……っ少年、やめて」
「っ!」
ああ、マズイ。何かを、開けてしまった気がした。心臓が、張り裂けそうなくらい痛い。
「っやめてくれ、思い出さないでくれ、頼む」
「これは……」
……少年の記憶?
────庶子だといじめられ、森で泣いていた少年はある魔女と出会う。虐げられた少年にとっての心の拠り所は、魔女と一緒にお菓子を食べる時間だった。少年は、魔女に恋をしていた。
そうしてある日、大喧嘩をした。少年は、魔女の眷属になりたいと言った。魔女は少年の元から去ろうとしていた。口論は次第に激しくなり、ついにはこう言い放ってしまう。
『魔女なんて嫌いだ』
誰よりも孤独な少女に、思ってもいないことを言ってしまったと少年は悔やんだ。
そうして仲直りの印にと、いつか見たいと言っていた崖の上の花を、取りに行った時。
崖は崩れた。
少年を助けるため、魔女は代わりに死んでしまった。
それは十二歳の少年には耐えられないことで。彼は魔女の本棚から必死に探し、転生の禁術に手を出してしまう。
『花を渡して、素直に、伝えられたらと、思っていたのに』
そう呟いて、彼は魔女の血を飲み干した。自分と遺体の左手の薬指を切った。己の心臓を捧げ、魔女の心臓を抉り出した。
『運命の糸を手繰り寄せ、我が命を捧げる。理よ狂え。輪廻の車輪を捻じ曲げ、永劫の時を超えて彼女の魂を蘇らせん。……例え、我を忘れようと』
────ああ、だから私には、魔力がなかったのね。全部、貴方に譲渡していたんだわ。
「エヴィ……」
「助けてくれてありがとう、ルーク。でも、もう、大丈夫」
貴方が同じになってはいけないわ、と止めた。それだけは避けなければならない。こんな非道な人のように、暴力をしてはいけないわ。
「エヴィ、俺は」
あと、伝え損ねたことがあるの。
「愛してるわ、ルーク」
ごめんなさい、あの時は、貴方の気持ちに応えられなかったとも伝える。
きっと、あの時では、こんな未来はなかった。だから、貴方が悔やむ必要はないのよ。
「賭けは私の負けよ。五百年も熱烈に恋されてるのに、好きにならないわけないじゃない」
さあ、帰りましょう。二人で。
ルークはおずおずと私の手を取って、嬉しそうに笑った。
まるで、初めてクッキーを食べた日のように。
読んで頂きありがとうございました。
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ちょうど最近長編を完結させました。読んでいただけたら嬉しいです。おばあちゃん令嬢が野菜を作るほのぼの小説です。
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