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ノア・デモニウム・プリンセプス  作者: きっと小春
第六部 強くてニューゲーム!!
236/243

第236話

最終回までのシナリオが完成しました!!


あまり期待しないでくださいね。

まるで消化試合のような…盛り上がりに欠ける仕上がりです!!

いえいえ、ここからダンジョンの最奥で決戦とか!!

大戦の末決着とか!! 

何処かの海賊王的なボリュームになってしまいます。

うむ。これが…きっと小春的なクオリティなのです。


ノア・デモニウム・プリンセプスとは関係ありませんが、

新作が20タイトル以上、デスクトップに張り付いています。

はい。全部ボツにしました。

子犬並みですが、学習は出来るのです。

また途中で飽きてしまうと感じる作品ばかりなので…。


ただ、本作品でガールズラブ要素に対してご迷惑をおかけしたので、

ガールズラブ要素満載の新作を考えております。


多分…。


裏切るのが得意なので期待しないで待っていてください。

 助けて!! ノアの悲痛な叫びが…彼を呼び出した。


「馬鹿な!? 砂塵が消えた!?」

「ゴーレムが崩れ落ちる!?」

「あ、あいつだ!! 俺の銃で…。へっ? 突き抜けた?」


 ヒガシヤマさんだ…。ヒガシヤマさんが来てくれた!


「精霊王には属性魔法も物理攻撃も通用しない。それにそんな小さな女の子を寄って集って虐めるとか…信じられないね」


 珍しくヒガシヤマさんが怒っている。一方的な戦いだった。それは戦いと呼べない程の。ヒガシヤマさんは炎魔神(イフリート)を呼び出すと、砂塵使い、ゴーレム使い、銃使いを一瞬にして燃やし尽くした。


 あれ? 召喚出来るの?


「何で、召喚が!?」領域使いが驚きの声を上げる。

「地脈に働きかけて…君の領域を止めたのさ。気が付かないかい?」

「あぁ…。あぁぁぁぁぁっっ!!」


 理解させたヒガシヤマさんは、領域使いも瞬殺してしまった。


「さて…。その男の子…危険な状態だね。でも…その前に、男の子が目覚めた時、お漏らししていた事を知られたくないだろ?」


 ノアは恐怖のあまり失禁してしまったのだ。うん、と頷くと、ヒガシヤマさんは、左手を掲げ、パンツやワンピース、そして灰壁馬(グレイウォール)の外套に染み込んだ水分を蒸発させた。


「ありがとう。ヒガシヤマさん…」

「な、何故…僕の名を? 君は…一体…。そもそも…僕は君に呼ばれたんだよ…」


 ヒガシヤマさんは、話しながらもセレスは、多くの精霊を呼び出してセレスの治療を始める。


【ヒガシヤマ。迎えに来ました。貴方は無事、『誰かを救い』そして『生きる意味』を手に入れました。】


 ノアとヒガシヤマさんの目の前に、真っ白な羽とパタパタと羽ばたかせる裸の幼児が現れた。


「ヒガシヤマさん!! ノアを助けてくれたけど…。『生きる意味』って…何で!?」

「ノアか…。ノアって言うんだね。なんでだろうね。もう一度、人生をやり直したいんだ。自分だけじゃなくて、誰かを救えるよな…そんな人生を歩みたいんだ…。あれ? 出会ったばかりの君に、こんなことを言うのもおかしいけど…。前から知ってたような…懐かしい気分だ。僕が、こうして…過去と未来を見つめ直す機会を与えてくれたのは君だよ。ノア。何百年と悩んでいたのに…たった5、6分で…正解にたどり着くなんて…どういう日なんだろう」

「ヒガシヤマさん! 行かないで!!」


 ぎゅっと抱きつく。力の限り…やっぱり…離れたくない。抑えていた気持ちが爆発した。


「ははっ。不思議だね。やっぱり…懐かしいな。でも、僕は…もう行かないと…」

「嫌!!」

「ノア、素晴らしき人生が待ってますよに…」


 ヒガシヤマさんの感触が消えた。エア抱きつきのような恥ずかしい格好になった。まだ腕に残るヒガシヤマさんの感触を抱くように…目を瞑っていると…。


「ノ、ノア…!? 何してるんだ!? 俺は…攻撃を受けて…」とセレスが別れの余韻をぶち壊したので、何回か本気で蹴ってみた。

「や、止めろ!? な、何をする!! それ…俺じゃなかったら死んでるぞ!?」


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