第15話
【念話】での会話が可能となったタムリンから、悪魔と言った暴言を許して欲しいなら一緒にお風呂に入りなさいと念話で通達され、現在、湯船で念話中だ。
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●名前:タムリン(人間・女性18歳)
●職業:魔女(ランク:B)、スキルポイント:23
●能力:体力D 筋力C 知力A 魔力A 運気G
●評価:魔法B 精霊D 神聖C 知識C 探求B
●習得:魔術B 詠唱C 禁忌D 料理D 掃除E
洗濯E 念話G
●状態:永遠の呪い(声消失、寿命半減、成長阻止)
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唐突にタムリンは自分のギルドカードを見せてくれた。
(ギルドカードって耐水かな? タムリンって、18歳なの!? ごめんなさい。同い年だと思ってた)
(良いの。見た目が…10歳で止まってるから…)
(聞いて良い?)
(【永遠の呪い】でしょ? 私が学生のときにね。好きだった男の子を助けようとして…いろいろやった結果。後悔はしてない)
(タムリンって今と違ってヤンチャな女の子だった!?)
(うっ…。言い返せない…。それよりノアのも見せてよ)
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●名前:ノア(人間・女性10歳)
●職業:商人(ランク:G)、スキルポイント:5
●能力:体力F 筋力G 知力G 魔力G 運気E
●評価:商才G 人脈G 財力G 知識G 健康F
●習得:鑑定A 索敵B 従属G 暗視E 隠密E
念話G
●状態:良好
◎固有:拡張S 最適S 補正S
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あっ。地味にスキルのランクが上がってる…。
(えっ!? 【鑑定】のAって何!? それに【索敵】もB!? ノア…)
(タムリン。内緒でお願い)
(そ、それは言えないわよ。Aなんて知れたら国から強制的に引き抜かれて永遠に自由を奪われるわ。それを目的で頑張る人もいるけど、BやAなんて…才能が合って死ぬ寸前でたどり着くランクよ!? しかも…このペースで行けば、上位スキルに進化するんじゃないの!? それこそ絶対に内緒よ)
(タムリンもBあるじゃない! それに上位スキルって?)
(私には本当に才能があったの…。そのまま卒業すれば王宮魔術師…。そ、それより【暗視】と【隠密】って何よ? しかもランクEって…どんだけ使ったのよ…)
(白姫狐の寝顔が見たくて…)
(はい? あのね…スキルポイントは大切よ。何かあった場合に…)
(でも、考えすぎて使えないと、タムリンみたいに23とか残っちゃうよね?)
(うっ…。生意気に!!)
ぽかっと頭を叩かれる。
(兎に角、ノアのスキルは他人に見せちゃ駄目なことがわかったわ)
(うん。いつも隠してるよ)
(是非、そうしなさい!!)
(で、そろそろお風呂から出ようよ…のぼせてきちゃった)
魔女ランクBに【永遠の呪い】か…。タムリンの異常な怖さの秘密がわかった。うん、怒らすのは絶対に駄目だね。
茹でタコ状態のままベッドで寝てしまい。翌日風をひいたノアだった。