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1.スタートの日

今日から祖父母がもっていた別荘で住む。


今は夏。

観光客など人が多い。あらかた掃除も終わり、頻繁に買い物に行くのが面倒で、車を走らせ大量に食料を買いこんだ。何回か車と家の往復するはめになるなぁ。そう思いながらドアに鍵を差し込み家に入ったら。


イケメンがソファーで寝ていた。


鍵はかけて出ていったのになぜ? 一瞬家を間違えたかと思ったけどあっていた。


外人さん、あなたは誰ですか?


私は佐々木 ほのか 24歳。ずっと病気で入退院を繰り返していた母が3ヶ月前に死んだ。私は亡くなる2ヶ月前に営業事務の仕事を辞めて介護に専念した。お金は不安だったけど、なにより最後は側にいたいと思ったから。


たった1人の家族。


徐々に痩せて弱っていく母を見るのは本当に辛かった。でも1番辛いのは、母だ。父は私が産まれた時離婚して1度も会ったこともなく顔も知らない。


祖父母は私が大学生の時それぞれ病気で死んでしまった。母がいない家にいるのは辛いのと維持費もかかる。色々処分し残った物は車と小さな別荘だ。


幸い仕事も辞めていたので、別荘に移住を決めた。


遺産の整理で知ったのだか、祖父母がまとまったお金を残してくれていたのだ。母も保険に入っていたので思っていたよりお金はかからなかったし自分の貯金も僅かだがある。そして今日私は新たなスタートをきる。


なのに邪魔をするあなたは誰ですか?




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