~女装とか、コスプレとか興味無いし!?~
少しでも楽しんで欲しいです。
くだらないと笑いながら読んでください。
転校先の学校でカワイイ子を見つけた。
長い黒い髪が特徴的でキリッとした猫目。
ドSの風格を身に纏い、黒いドレスを着ていた。
放課後だったのできっと演劇部かなんかなのだろう。
姉3人に囲まれ、女の子は苦手なぼくだけどあの子はなんだか
苦手意識が働かなかったんだ。ぜひ仲良くしたい。
「うちに演劇部なんてないぞ?」
へ?
「だから,うちの学校に演劇部なんかないぞ?」
教務室で担任に話を聞きに行った僕は大混乱を起こしていた。
「い...いやでも長い黒髪でドレス着てたんですが....」
はっはっはと担任が笑う。
そんなぶっ飛んだ校則違反する奴なんかいねえよ。
そう言って部屋を追い出されてしまった。
この学校は至って普通の学校だ。
特色と言えるものは無くて、強いていえば野球部が多少強いと
言うだけだろうか。
転校してきてから一週間が経過したが、みんな優しく面白いから毎日飽きたりはしない。
が....なにかもっと刺激が欲しいと思っていたのだ。
あの人を見た時大体目視で数メートル前後。あの人は歩いていた。綺麗だった。肌は白く、艶があり.....なんか僕気持ち悪くないか....?
「先生もああ言ってたし、この学校の人じゃないのかな?」
フードを被る癖はいつになっても治らない。
姉達にやれ かわいーだの、女の子みたいー だの言われてきて顔を隠すようにしてたせいだ。
いやコミュ障とかじゃないんだけどね。
とんとんっと跳ねるように階段を登っていた。
そういえばここ。あの人を見た場所だ。
「あれ...もしかして!」
階段の先にセーラー服を来た黒髪の女の子を見つけた。
「間違いないあの子だ!」
階段を駆け上がって声をかけようとしたその時、
「あ....やばっ....」
足を外す瞬間ってなんで察するんだろうね......
一瞬あの子が僕の方を見た....ような気がした。
つんつんと脇腹を突っつかれ目を覚ます。
「っててて....」
視界に入ってきたのは例の女の子だった。
「うわぁあああああ!?」
すごい失礼な態度をとったヘタレとは僕のことである。
「え..えっと....」
はぁ...と彼女はため息を吐いた。
「えっ....えっとその..あ..あなたを」
グッと腕を引っ張られてそこにあった教室に連れられる。
しっと口元に指を当てられ教卓の下に押し込まれる。
「.....先生来た。」
小声で耳元近くでそう言われた。
やばいなんか凄いドキドキするっ..!
カツンカツンという足音が遠ざかり、彼女が指を口元から離す。
「大丈夫!?バレてない!?」
教室にカメラを手にした女子が入ってきた。
「ごめん見張りが仕事し....」
そこまで言いかけた女子が僕と彼女の体制を見てカメラを構えた。
「......押し倒してたのかぁ...グッジョブ。」
ふぇ!?
そ..そうかそっちから見たら彼女が僕を押し倒してる様に見えたのか。ってえええええええ!?
パシャパシャとシャッター音が鳴り止まない。
「...おいやめろ....こいつにも撮られる権利ってのはあるんだぞ。」
僕の上に覆い被さるようになっていた彼女は立ち上がりそんなふうに言った。
ていうか....え?どういう.....
「お前。俺を探してたのか?」
「あっ..はい..え?ってか..え?」
はぁ...と彼女はため息をさっきより深く吐いた。
「めんどくせぇ事になった....。」
色々聞きたいが..これは....もしかして。いやもしかしなくても。
「お...とこ?」
彼女は顔を真っ赤にした。
「ねえねえ?今どんな気持ち?カワイイと思って探してた女の子が実はクラスメイトの男だったって知った今どんな気持ち?」
仮装部。4人の先輩が立ち上げだ非公式部活動。活動内容は...
僕の向かいに座る彼を最高に可愛い女の子に仕上げ写真を撮る。
「「馬鹿げてる」だろ?」
彼とハモった。
彼の名前は天城 依央利
僕のクラスメイトじゃんかよ...。
「いや俺ももうこの部活に入った経緯は思い出したくないから語らねぇ。」
声が震え声だった。
一体何があったんだろう。絶対聞きたく無いけど。
「どんな気持ちだった?ん~?」
さっきからにやにや煽ってくる彼女は志麻 彩愛。この部活の一員らしい。
「しっかし困ったねぇ...りーちゃんがこんな事してるってバレたら色々大変だからさぁ...」
お前らがさせてるんだけどな?という小さな彼の抗議はスルーされたようだ。
「問題ねぇよ。な?転校生。」
「あ、はい...言いふらしたりは..」
そうじゃねえよ。と彼。
「と言うと...?」
「あやめ姉様。よく見てよこいつさぁ...」
姉様付けは教養(強要)らしい。
そう言って彼は僕のフードを取り顔を持ち上げた。
「可愛いだろ?」
え゛?
冷や汗が流れる。
「部活入ってねえしこいつ。なんだっけ?コップリングだかカップリングだか言うのやるには二人じゃなきゃいけないんだろ?」
あやめさんはにっこり笑った。
「ほんとね!君可愛いじゃない!」
......えーっと...逃げろと本能が叫んで...
「ようこそ仮装部へ!入らなきゃ社会的に殺す。」
選択肢ないじゃん!?
「諦めろ。こうなったら終わりだ。」
とりあえず平和な生活は消えそうです。
ねえ君名前は?
「ふっ..あははははそういえばお前名前も可愛いんだったな。」
僕の名前を知ってる依央利が先に笑った。
すっげえ言いたくない....
重々しく口を開いた。
「......黒崎....侑咲樹。」
彩愛さんはぱあっと笑顔になり可愛いいいと叫んだあと。
「よろしくねぴょんきち!」
絶対言うと思ったよちくしょうっっっ。
こうして仮装部にいれられてから3日目。
「ウサ。悪い....いい加減覚悟きめてくれ。」
「無理。無理だから。そんなの無理だから。」
衣装室。僕は依央利に...両手をしっかりと付け少し泣き声で...
土下座されていた。
「頼む。着てくれ着てくれないと俺が死ぬっ!」
「やだよそんな恥ずかしい恰好出来ないよ!?」
衣装担当の花済先輩が本気を出したらしい。
なおこれを僕が着ないと依央利がマシマシで際どい服を着せられるそうです。
「ウサ。...俺の言う事聞けよ...」
ちょっとどきっとした...じゃない!
「無理無理無理無理無理無理ぃ」
「あとで女装してなんでもしてやるから!」
........。
きゃっ!可愛い!すごいかわいい!
パシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャ
あぁ....死にたいです。
ハイ二人一緒にせーの。
先輩たちが声を合わせる。
「「いかがされましたかご主人様?」」
メイド服なんか2度と着てやるもんか。
しっかし...依央利....笑うと可愛いなぁ..
って何考えてるんだ僕!?。
泣きたい。
「黒崎侑咲樹クン♪かわいー」
「部長。気に入ったんすか?」
「うんとっても気に入った。彩愛はもう会ってるんだよねぇー。」
楽しみだなぁ....
怪しげに笑う美少女は仮装部部長の腕章をクイッと上げた。
続く。
侑咲樹はストレスで死にます。
いや死なないで欲しい。
依央利はカッコ可愛く書いていきたいです。
読了あざました!。




