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プロローグ

ギャグ路線の小説にしたいなぁと思っております。

「...ホッ!...セイ!...よいしょ!――ふーっ、そろそろ休憩するか」

 オレの名前はジェーン・フィーダ、今年で18歳になる小さな村で生活する農家の三男坊だ。

 さっきまで農業の手伝いをしていた、この畑は長男が継いだからオレは居候で肩身が狭いのだ。馬車馬のように働いているが自分の畑を持っていないんじゃな...

 まぁしかしだな。

 街とかに行けば仕事はあるんだ、冒険者とかな。

 一つ上の兄は冒険者をやるって飛び出していった、腕っ節も強くてさ今頃は中級冒険者になってるんじゃないかな。憧れてトレーニングとかもしてるんだが上手いこといかねーのよ。

 オレはごく一般的な村人だ。いや、一般的な村人男性と比べると見劣りしてしまう...

 一般的な男性に比べると華奢なのだ、どれだけ鍛えても線が細いままで、夢のシックスパックを実現しようと必死にトレーニングの日々を送っているのだが、どれだけ筋肉をつけようとしてもムッキムキになれないのだ、いや別になりたい訳じゃないんだけどな?しなやかな筋肉で脱いだら実はすごいんです!がやりたいのだ。

 そして顔立ちは中性的。

 可愛らしいと言うよりはややクールな顔立ちで街などに出向くと五割程度で女性に間違えられる事が有る。

 なかなかの確立だろう?イケメンが流行りだの何だの騒いでるがクールビューティーな顔立ちのオレには関係ない事だね、キリッ!

 まぁ何にしても居候じゃ兄貴に迷惑掛かるから村を出ようと思ってな―


 ――突如として視界が暗くなる、ジェーンは一瞬の浮遊感の後、暗い天井が青い炎で照らされる部屋に居た―


「一体ココは...ウッグッ――カハッ!」

 吸った空気が喉を焼き肺に到達する、肺が焼かれるように熱い。吸った空気が血液に混ざり全身の皮膚が(ただ)れてゆく。

「ッ――!!!!!!!」

 激痛にのた打ち回る、酸の中に飛び込んだような激痛が全身を駆け巡り焼かれた喉は引っ付き息が漏れるだけだ。

 次第に視界が白くぼやけていく、意識を失いそうになる所を黒いローブを纏った何者かが歩み寄ってくるのが見えた、そしてジェーンはその光景を最後にその短い人生に幕を閉じた。

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