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王妃イザベラ、王国を導く。

翌朝、日の出と共に、老将軍は伝令を異界の軍の陣へ走らせる。

昨夜の異界の軍団と魔王軍との戦いは遠くでは有ったが。

強力な光の魔法や火炎魔法の、音と光は王国軍陣地まで響いており。

かなりの激戦であることを窺わせていた。


伝令はすぐに戻ってきて老将軍に報告した。

「砦の内外におびただしい数の人と亜人の骸があり、丘の頂点まで戦禍の痕あり、異界の軍は玉砕した模様。」


俄かには信じられなかった老将軍は手勢を連れて。

砦へと向かった。


そこで国王軍将兵が見た物は伝令の内容が間違いないが。

その言葉では表せないような凄惨たる激戦の痕であった。

砦外には夥しい程の亜人の骸

砦の内部は最後まで戦った異界の将兵たちの姿。

短槍やサーベルだけでなく、スコップや素手で戦った痕まであった。

丘の頂点では最後の陣地の中で自殺したとしか思えない将校の骸が残されていた。


彼等はいったい何の為にここまで戦ったのであろう。

逃げて生き残ろうとは思わなかったのか?


彼等、将兵には帰る家も待っている家族も居るのであろうに。

将校は何故、兵を家に帰すコトを考えなかったのであろう。


紫煙くすぶる異界の軍の墓場の上で老将軍は呆然と立ち尽くした。



陣地に戻った老将軍から異界の軍団の玉砕と魔王軍壊滅の知らせを受けたイザベラ王妃は全ての将兵を集め。

国王と王子の戦死と、王妃であるイザベラが王の後を次ぎ、女王となることを宣言した。


昨夜の騒ぎは兵の噂になっており。概ね国王と王子の死を皆が受け入れ。王妃が王を継ぐことに異論は出なかった。

魔王軍が城まで押寄せた時から、誰もが心の中では”もうダメなのでは?”と思っていたので、将兵の反応は淡々としたものであった。


そしてイザベラ女王は将兵を前にして女王として始めての命令を出した。

「魔王の軍団は壊滅しました、しかし我々人類は安全ではありません。コレより王国軍はベルクル川を越え魔王領、奥深くに進攻し魔王を滅ぼします。」


将兵だけでなく老将軍も驚きを隠せなかった。


老将軍はその場で女王に撤回を求めたが。

女王の意思は固く。願として譲らなかった。


そして次の日。

王国軍はベルクル川を越え軍を進めた。魔境奥深くへと。


次回、やあ、(´・ω・`)ようこそ、スローターハウスへ。

この話はサービスだから、まず読んで、落ち着いて欲しい。

うん、「また次」なんだ。申し訳ない。 仏の顔も産後までって言うし、謝って許してもらおうとも思っていない。

実はこの話は短編3部作のつもりで作っていたんだが。2話目で日本軍とゾンビが出た時点でエラく長くなってな。

いろいろ端折ってこうなったんだ。ツジツマが合わない所も有るし。

つまり次の3話目が在るってことさ。

まあ。イロイロ忙しいだろうから次はサクッと終わらせるから安心してくれ。


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