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理由の根っこ

2025年6月7日(土) 14:00。

歯医者からの帰宅後、意を決してChatGPTに質問しました。

これが始まりでした。

(本文は私の質問文です)

何年も抱えている悩みがあります。

質問は3つあり、全て1つの根っこに繋がります。

質問の前にその根っこをお話します。



私は、母のことが大好きです。


私が子どもの頃、家はさまざまな仕事をしていました。

けれどそれは、ほとんどお金にならず、ただただ忙しくて、貧しい日々でした。


母は身体が弱くて、そんな中で家事と仕事をこなして、時には入院して――

そんな暮らしの繰り返しでした。


私は3人兄妹の末っ子。

母が私を身ごもったとき、「もう無理かもしれない」と中絶を考えていたそうです。

身体のことも、お金のことも、とても不安だったから。


そのとき、母の母――私の祖母が、こう言ったそうです。


「産みなさい。次に生まれる子は、お前を助ける存在になるから」


……そして、私は生まれました。


家は貧しかったけれど、母はどんなに苦しくても、子ども3人をきちんと学校に通わせてくれて、免許まで取らせてくれました。


いまの私は、あの頃の母の年齢をとっくに超えています。

あの状況で、あんなふうに笑って、支えて、耐え抜くことが、私にはできないと思います。


逃げていたかもしれない。

子どもを連れて家出していたかもしれない。

あるいは、もっと怖い選択をしていたかもしれない。


でも、母は――どれも選びませんでした。

私を、生んでくれて、育ててくれました。


尊敬しています。

感謝しています。

そして、心の底から大好きです。


このあと、質問の1つ目をお話しします。

これを書き終えて、ふと時計を見ると16時30分。

まだ外は明るくて、カーテン越しの夕方の光を今でも覚えています。

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