退屈な日々
一話
高校生活が始まり2ヶ月、みんなは友達を作ったり部活動に入ったり女の子とラブロマンスを繰り広げたり....まぁ色々ある。そんな中そう俺、岩瀬風月は友達付き合いに失敗しクラスで孤立してしまったのである!はぁ変わらない日常、憂鬱な学校生活何か変わんねーかなぁ。
キーンコーンカーンコーン
あ..6限目終わった。やっと帰れる。
一堂「ありがとうございました」
長くて退屈な学校が終わり急足で帰った。
家でダラダラする時間が1番幸せなんだよな。
急足で校門をくぐり通学路を早足歩く。
いつも通ってる道ではあるがまだまだしらないことも多い。
そんなことを考えながら下校していると俺はおかしなものを拾った。
「ん?なんだこれ、キーホルダー?にしては重くてがっしりしてるなぁ。それによくわからない文字も書いている。まぁ持って帰るか」
しばらく歩いていると人が全然いないことに気がついた。この時間帯のこの通りはいつもなら人がちらほらいるのに。さてはこの暑さにやられて誰も出てこれないんだな?そんなつまらぬことを考えていた。
あ、人いるじゃん。しかもすげぇ美人。白髪にしてるけど芸能人かなんかなのか?
あれ?俺どこ歩いてんだ?こんな道あったっけ?
16年間この町住んどいて今もしらない道があんだな。
...いや違う、ここは絶対違う場所だ。だってこんな変な木が家の近くにあるはずがないし、こんな、こんなでっかい砂漠がこの町で存在するはずがないのだ。
さっきいた美人なおねぇさんにここがどこなのか聞いてみよう。
俺はすぐに来た道を折り返して美人なおねぇさんの所に向かった。
あれ?さっきはこの辺で見たのに。周りを見渡したら道の角から人影が見えた。俺は一目散に人影に向かって走った。曲がり角を曲がった瞬間俺は柔らかい何かとぶつかり後ろに吹っ飛んだ。
いてて、今さっき顔にぶつかったのはなんだったんだろう。そう思い顔を上げると、頬を少し赤くし自分の乳を右腕で必死に押さえながらこっちを睨みつけてくる美人なおねぇさんがいた。
「ー・・ーーー・・・ー」
バシッ
俺の頬に激痛走る。おねぇさんは洗練された最小元の動きで俺の頬に赤い手形を残した。
「わざとじゃないんです。すみません。」
「ー・ー・ー・・ー」
ん?何語だこれ?英語じゃなさそうだし、いまで聞いたことのない言語だ。
そんなことを考えているとおねぇさんの手が俺の頭に触れ、何かを唱え始めた。
「・・ーー・・ーーー!」
てから青緑色の光が出てきて俺の体全体を覆い尽くすようにして体中に吸い込まれていった。
「上級魔術だけど上手く使えたのかなぁ。私の言葉わかる?」
すごいさっきまで理解できなかった言葉がわかるようになった。
「わ、わかります!」
それにしても美しい顔をしている。サラサラしてる白い髪の毛、ぱっちりした目、ちんまりした鼻全てが完璧と言っていいほど美しいおねぇさんだ。
「さっきはビンタしちゃってごめんね。てっきり私のことをつけてきてるストーカーだと思っちゃって。痛くない?」
ここは紳士的な振る舞いが試されるのだ。俺はいままで何百いや何千と女子と喋るシュミレーションをしてきたのだ。俺の脳裏に数千いや数万の返答の仕方が頭によぎった。だがここは至ってシンプルな答え方でいいのだ。俺の導き出した答えはこれだ!
「全然痛くなかったです!むしろ美人なおねぇさんに叩かれて幸せですよー!」
ふっ決まったな。俺の器のデカさに惚れてる頃だろう。
「えっあそう?大丈夫ならいいわ。珍しい格好をしているのね。それよりあなた名前はなんて言うの?私はセリーア・アルバルス。よろしくね!」
セリーアか。日本人ではなさそうだな。
「僕は岩瀬風月です。風に月と書いてフヅキって読みます。これはヌイキのジャージです。よろしくです。」
「フヅキね!この辺じゃ珍しい名前ね。ヌイキ?聞いたことないわ!」
「いやセリーアさんの方が珍しいんじゃないんですか?日本でそんな名前の人あんまりいないですよ。」
ヌイキ知らないんだな。海外のメーカーなのに。
「たしかに私の名前は珍しいかもしれないけど、あなたよりは珍しくないわ。それに日本?聞いたことない場所だし。」
混乱していて頭がまわっていなかったが、こんな場所日本にあるのか?それにさっき一瞬で言語が理解できるようになったのもおかしいな。
「ここなんて言う国なんですか?」
俺は純粋に疑問に思ったことを聞くことにした。
俺はそこそこ頭も良かったし地理も得意だから国もそこそこ知っているのだ。
「国ではないわ。ここは魔大陸のエルナビア砂漠よ。魔大陸では結構有名だと思うけど。」
魔大陸?そんな大陸あるはずがない。エルナビア砂漠もよく知らないな。ここはもしや地球ではない。おそらくだがここは異世界だ。俺は自分の鼓動が高まっていくのを感じた。




