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巨大ロボVSドラゴン

「ななな!? なんなのですかこれは!?」


 驚くカイナに竜輝はひび割れた床から足を引き抜き答えた。


「生物とは本能的に相手の強さを感じ取るからな、俺に数は効かないと思え」


 SF世界のように武装が強いわけではなく、ファンタジー世界のように魔法や装備が強いわけではなく、一人の生物として持つ肉体そのものが最強であるアクション世界の武術家に全ての蛇は恐怖し逃げ出していた。


 強力な巨大ロボットに乗っているわけでも伝説の剣や鎧に身を包み魔法を操るわけでもなく、肉体が最強である竜輝は蛇達の目にはドラゴンのように恐ろしく映ったことだろう。


「では仕方ないですね、しかしこれでは数が足りないので」


 再びカイナの背後の召喚陣が光り、今度は巨大な蛇の頭が現れ、ズルズルと召喚陣から這い出したその姿は全長二〇メートルはあろうかという巨体であり、鎌首をもたげて長い舌をチロチロと動かしエリス達を威嚇する。


「ではわたしは凛一お兄さまと戦うのであとは任せましたよ」


「あっ、ズルイ! って言いたいけどガマンしてあげるわ」


「そうだね、ボク達はちょいとこいつらに前回の借りを返してやりたいしね」


 長い髪を左右にそれぞれまとめたサイドテール姉妹はニカッと笑って全身に魔力をたぎらせた。


「もう前回みたいに驚いたりしない」


「異界の戦士だろうがボクらの全力で叩き潰すよ」


 二人が飛び出す、と同時に大蛇はアークに巻き突こうと襲い掛かる。


『おっとそう簡単に喰らうかよ!』


 機械ならではの急加速バックステップで避けながらアークの拳は大蛇の頭を殴り飛ばした。


「死っねぇええええええ!!」

「一刀両断!」


 マリの放った氷の柱を竜輝が素手で、床から召喚した剣で斬りかかるレーネの一撃をエリスが同じく剣で受け止める。


 レーネが引くのを見計らってマリは広範囲魔術を展開、天井に光の玉を作りだすとその光球から雷が雨のように降り注いだ。


 昨晩話した通り竜輝は拳を突き上げて雷を殴ろうとするがそれより先にエリスが本気の証拠でもある天使の翼を顕現させて頭上に白い聖なる光の結界を張って防ぐ。


「だから雷は殴れないって言ったでしょ!」

「だが――」


 竜輝が言いきる前にレーネが今度は短槍を両手に一本ずつ持って迫っていた。


 レーネとマリ、四天王を務める双子姉妹であり、方や最強の魔戦士、かたや最強の魔術師、その名に恥じぬ戦闘力とコンビネーションには竜輝とエリスもやや押されぎみであった。


 そしてカイナと凛一はというと……


「触手プレイ……一体なんと甘美なひびきでしょうか……」


 カイナが召喚した巨大タコを引き金に凛一の触手プレイ講座がスタート。

 カイナはそのあまりに素晴らしい高説に聞き入り、戦闘どころではなかった。


「ああ、まさかわたしの召喚獣にそのような使い道があったとは……」


 顔をとろけさせていたカイナは妄想で頭が破裂しそうになりながら内股になりフトモモをもどかしそうに動かす。


「(よし! これでカイナは無力化したな)」


 凛一は優しいお兄ちゃんの表情の下でガッツポーズを取った。


「ところでカイナは海で起こりうるポロリ系ハプニングを知っているかな?」

「な、なんですかそれは!?」

「海の生き物が大活躍するハプニングだから今教えてあげるね」

「ぜ、是非!」


 こうしてカイナは戦闘不能になった。



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