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第47話 クエスト達成

アリスが泣きつかれて意識を失ってしまった、状態からただ寝てるだけだと思うけどどうやらエレンは心配そうにしていたのでアリスの看病という役を言い渡して俺たちは後始末をしていた。


「まずは二人を弔ってやろう、こっちの弔い方ってあるのか?」

「一般的には教会で祈ってもらって火葬か埋葬だな、冒険者の場合は下手すると弔ってもらえないことがあるからまちまちだね、できることならギルドカードだけは回収するな」

「ここだと火葬は難しそうですね。となると埋葬ですか」


火葬の場合火力が圧倒的に足りない。確か、800°だか1000°だかいるらしくとてもそんな温度普通に出せないし中途半端な温度だと焦げただけで見るのが余計辛くなるしな

ここから運ぶっていうのも選択肢だが残念なことに俺たちにそんな余裕はない、アリスがおきれば一応聞くが現実的じゃない

ただ、アリスの意見も尊重する必要があるから埋葬の準備だけしておく


「みんな、アリスが起きたぜ」


エレンが俺たちに教えてくれる


「私・・・」

「疲れて眠ったんだぜ、アリス、俺」

「エレンごめんなさい、ずっと謝ろうと思っていたの。パーティーから追い出してごめんなさい、心無いこと言ってごめんなさい

いつも助けてくれて、ありがとう」

「いいんだ、気にしてないしな。それに今回は間に合わなかった」

「ううん、良いの。すべて私が悪いんだし、シュミットとリットには謝っても謝りきれないわ・・・腕のこともありがとうね、本当はすぐにお礼を言うべきだったわね」

「それは俺のエゴだ、気にすんなよ。早く二人を弔ってやろうぜ」


冒険者には常に代償がつきものだという、今回がその代償が命だったということらしい、最初こそ取り乱していたがアリスはすべて受け入れた様子だった。


「冒険者ってのはあんなに死に対して受け入れれるもんなんだな」

「だから私は最初反対したんですよ?」


セリアは冒険者になることを反対した、たぶんそれは俺にはあんな風に命を受け入れることができないからだ


「辛いな」

「そうですね」


アリスの希望で埋葬することになった、形見となるギルドカードを取って他は一緒に埋めた。


「賢聖、さん。今回は本当にありがとうございました。皆さんが来てくれなかったら私は死んでいましたわ、それにそのあとの治療もありがとうございますわ」

「俺はすべきことをしたまでだし、それに腕は治せなかった、すまなかった」

「いいえ、命あっての物種ですので今は感謝していますわ、でも、よければ下山するまで一緒について行ってよろしいですか」


このままアリスと別れてそのあと魔物にでもあってしまうと確実に命を落とす、だけど自分がいることでパーティー自体の危険度が高くなるから、あくまでも決定権がこっちにあるからそんな風に聞いてきたんだ


「もちろんだ、そんな遠慮はいらないさ。なんでも言ってくれ、できる限りは何とかするよ」

「ありがとうございます。」


今までの絡んで来たアリスを見ているからなんだか別人みたいで正直対応する俺の方がしどろもどろになっている


「なあ、あの子ってあんな感じだったか?」

「私はもっと攻撃的な印象を持っていたがね、窮地に陥って性格が変わったのかはたまたもとはあんな感じでキャラを作っていたのか、分からないけれど害がないならいいじゃないか」


アマルフィの言うとおりか、害がないなら何でもいいか

俺たちは一緒に行動をするが移動スピードは著しく落ちた。理由はアリスだった、なぜか、それは簡単だ。今まであったものがなくなるとそれだけでもバランスが大きく崩れる、アリスの場合右腕がいきなりなくなったから普通に歩こうとするとどうしても左に傾く、普通に歩くだけで左に傾くのに山なんて昇のんならこけてしまう

あまりにこけてしまうから歩行介助しながら歩いた、介助すること自体は俺は慣れてるしなんならプロだから問題ないんだが普通に歩くよりかは遅くなるのは仕方ない

だけど、そのあとは何事もなく氷結草を見つけて、魔力霜を採取出来て下山した。


こうして、始めてのクエストは幕を下ろしたのだった。

お読み頂きありがとうございます!
















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