表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/77

第20話 相棒は肝が据わってる

「前には見たこともない魔物、後ろには頭のおかしい教会の連中と来たか」


魔物は間違いなく即死レベルと考えよう、そんな奴にあえば間違いなくバッドエンド一直線だ。逆に教会の連中はどうだろう、こっちは強さは分からないが少なくても争いのあの字も知らない俺が太刀打ちできることはないな


「魔物はこっちに来ているのか?」

「魔物どころか教会もこっちに来てますよ」

「・・・教会と魔物が戦ったらどっちが勝つと思う?」

「わかりませんね、戦闘に特化したスキルを持っている人が集まった冒険者であれば勝てると思います」


背に腹は代えられない、ここは日本じゃない、命の価値が違う、だから自分のことを最優先にしないと、何よりセリアと一緒に生きるんだろ

自分たちが生き残るために他者を犠牲にする、そのことの言い訳をつらつらと並べ


「セリア魔物を教会に押し付けよう」

「はい、そうですね!」

「え、意外と軽いな。これって普通に人殺しみたいなもんじゃないの」

「賢聖さん、命あっての物種です。それに命を狙ってくる人の心配なんてしてどうするんですか」


それもそうか。

これが平和ボケというやつなのだろうか、俺よりよっぽど肝が据わってるな


「で、押し付けるといってもどうするんですか」

「ここで両方来るのを待ってどさくさ紛れ逃げる、教会が動きなければ教会の方に近づいていく」


教会がそのまま引けばそれに沿って向こうによって折を見て脱出を考える、魔物も大人数の方がいいだろ、知らんけど

今の感じだと魔物はそんなに早くない速度でこっちに来てるらしいし丁度いいだろ


そんな接敵しないかもという心配はよそに三つ巴の状況になった


教会の連中は魔物がいるのを知っていたのか、武器を持っている人間が魔物に対峙していた。魔物はキマイラのような感じで普通に化け物だ

見たことねーよあんなの、ゲームというかファンタジーだよ、ちょっと男心くすぐられるがとにかくこっからだ!


「予想通り魔物と例の人間がいたぞ!」「よし、俺たちが魔物をやるからお前たちはあいつらを追え!」

「グゥゥゥォォォォォォ!!!!」

「セリア行くぞ!」「はい!」


とにかくそこからは走った、セリアのスキルで目星をある程度つけてからそこからセリアも走ることに集中してとにかく走った

教会の連中も当然だが俺たちの姿をとらえてるから追ってくる


「賢聖さんここから先は!」


え?思った時はもう遅い、気づかないうちに崖に来ていた

そして落ちた


「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」「キャァ!!!!」





「ここはどこだ」


体が寒い、たぶん川に落ちたんだろうな、でなければ死んでる

落ちた?なぜ?


記憶が曖昧だ・・・確か、ここは異世界で、スキルがあって、教会に追われててそれで一緒に逃げた


一緒にって、誰とだ?


誰って


「セリア!!」


周りを見渡す、だが彼女は見当たらない。

焦るな、まずは状況の整理だな、確実に言えることは教会から逃げられたということだ。もし仮に追いかけて見つかっているならここには俺はいないからな、俺に関しては状況はそこまで悪くないだが、セリアはどうだ

少なくても俺と一緒にいないということは川で流れついた場所が違うってことだな、一番最悪な可能性は教会に捕まっているということだ、一番いいのはこの近くに流れ着いていることで尚且つ怪我をしていないことだ


「とにかく探しに行かないとな」


セリアも俺のことを探しているはずだ、植物が近くにあるこの状況で近づけばセリアの方が先に気が付いてくれる


「川で流されてきたんだから川沿いを探そうかな」


上流に戻るのは危険だ、仮に教会の連中がいるなら上流だからな

セリアと一緒に森を進んでいた時にいろいろと教えてもらった、まず食べれるもの、食べれないもの、つまるところ食料だ

旅をしていく中で最も死活問題になるのが食料だと痛感させられた、日に日に減る食料を見ると心も貧しくなる、だけどセリアのスキルはそんな問題を一気に解決してくれる


「ほんとセリアに助けられてたんだな」


ちなみに料理当番は俺だったからその中で自然と食べ物について勉強できたしセリアも丁寧に教えてくれた甲斐があって少しは生きていく知識身についた

日本では飢えるなんて経験ないし、なんなら食べ物がないなんて一瞬でも不安にならないもんな

あの国は今になって思う、治安もいいし食べ物もある、仕事もあるし不必要に他人に干渉しない安全と安心が詰まっていた国だったよ


「あ、この木の実食べれるやつだ」


名前は知らないけど、梨のような味で水分の代わりにもなるしこの木の実は袋の中に多少は入れておこう

たくさん入れても一人だから食べきれないしな



あれからどれほど歩いただろうか、途中休憩を入れながらでもほとんど日中は歩き進んでいた。


「日が暮れる前に寝る準備しないとな」


俺の荷物にはお金こそないものの一人で寝れるぐらいのものはある、まあ、快適ではないけど人間環境に順応してなれるものだからな、それにこの体若いし多少朝起きてバキバキになっても無理効くからありがたい

今日は全く収穫なかったけど明日からもセリアを探さないとな

賢聖「ここまでで第一章終わりとなります」

セリア「お疲れ様でした」

賢聖「ここからどうなってしまうのでしょうか!新展開の第二章にこうご期待!」

セリア「このまま死にませんよね?」

賢聖「多分大丈夫」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ