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第14話 行列のできる

昨日の広場に行くまでセリアさんはご機嫌だった、俺はあんまり口がうまい方でもないけど正直こんなに喜んでもらえたなら俺の言葉も捨てたもんじゃないな

見てる俺までほっこりしてくる


「セリアさんご機嫌ですね」

「そ、そんなことないですよ。あ、それとセリアさんって言うのやめてセリアと呼び捨てにしてください」

「え、呼び捨てですか」


一回り以上したのこの名前呼び捨てとか親戚の子でもちゃんずけとかなのに、躊躇われるなー


「今のままでも」

「・・・」


無言で上目遣いで見上げてくる。この子、自分の魅せ方を知ってる!!


「はぁ、なんで呼び捨てがいいかわからんけど、呼び捨てがいいならそう呼ぶことにするな」

「はい!」


そういって、またじっと見てくる

オーケー、名前を呼べってことね、そんな風にみられると名前呼ぶのにハードルが高くなってくるからやめてほしいんだけど


「じゃあ、今日もよろしくセリア」

「はい!よろしくお願いします、賢聖(けんせい)さん」

「へ?」

「私だけ呼び方が変わるの不公平だと思いますので私も変えました、良いですよね」

「まあ、いいけど、良いんだけど」


なんとも下の名前で呼ばれるなんて年をとればとるほどなくなってくるもんだら久しぶりに人から呼ばれた気がするな

それにこの呼ばれるほうがむずがゆいな

でも、まあ、一つ仲良くなったという風に思って前向きに考えておこうか、俺が慣れればセリアの機嫌が絶好調に保たれるなら安いもんだ


そんなこんなで昨日の広場についた


そこには大勢の人が集まっていた


「セリアこれはまさかだけど」

「賢聖さん、今日はすごく忙しい一日になりそうですよ」


それからは激務だった、昼休憩?そんなものなかったしすべての人を捌くころには日が暮れていた。

スキルを使ったことで体力に影響はなかったけど普通に疲れた、実際に病院の臨床でこんなに人見ることないし、体中クタクタだよ

まあ、俺よりセリアのほうが疲れてるんだけどな


「セリアさん大丈夫?」

「セリア、です」


ムー、とほほを膨らましてこっちを見た。なにそれ、分かりやすいあざとさやん、年が離れていなかったら落ちてたかもな、俺が大人でよかったな!


「ああ、セリア大丈夫?」

「正直、すごく疲れましたー、こんなに人と話すことないですしお金の計算もしないですから」

「ほんと助かったよ、ありがとうね」


セリアは列の整理、受付、清算とかの治療以外のことすべてやってくれた。俺も手伝おうと思ったんだけどスキルに専念した方が効率良いし待ってる人もいいからとセリアが一人で全部してくれた。

大成功だけど、成功しすぎな気もするけど、まあ、スキル様様だな


そういえば、この国ではアルコールは16歳からだそうで仕事終わりにはセリアとお酒を飲むのが生活のルーティンになっている。

なんとこの国のお酒はいろんな種類のものがあるんだけどやっぱりうまいのがワイン、ミード、エールといったいわゆる中世ヨーロッパといったらみたいなものがおいしい

まあ、冷たくはないんだけどね。前世でも個人的には常温でお酒を飲むことが多かったからあんまり気にならないけど、冷やして味が変わったりするからそこは楽しみたかったかなとも思う


「セリア、今日もお疲れ様」

「賢聖さんもお疲れ様でした、今日もいっぱい人が来ましたね」


あれから数日たって初日のような人ではなかったけど、昼休みが取れない程度には絶えることなく人が来ている。それなりの収入ってわけだ


「いらっしゃいませ、ご注文はいかがされますか」


いつも行くお店によって夜ごはんをセリアと食べる。米はないが酒があるので食事にはほどほどに満足している、ちなみにセリアは俺と同じか俺以上にお酒に強い。つぶれるほど俺も異世界に来たから飲まないようにしてる、日本人はたまに酔っ払いが路上で寝ていることがあるがあれは、外国ではありえないことらしいと聞いたことがある、つまり治安が日本に関しては最高峰だと考えると、絶対に外国では酔っぱらうわけにはいかないし、ましては異世界だからな気を付けている

それを差し引いてもセリアよく飲むからなー


「俺はエールで」

「私も同じのを」


「さて、ここ数日で稼げたと思うけどこれからどうしようか」

「確かに稼げましたけどちょっと旅をするには心もとない金額ですね」


お金は金貨で統一されているってのは知ってるけど具体的な相場ってのは知らなかったんだがどうなのだろうか


「金貨についてあんまり詳しく知らないんだけど教えてもらってもいい?」

「賢聖さん、知ってて今日まで話してたんじゃないんですか?!」

「ごめん、なんとなくしか知らない。」

「そう、だったんですね、良いですよ簡単に言うとですね」


小金貨、中金貨、大金貨、虹金貨の順番であるらしく、十枚で金貨の価値が上がるらしい

つまり、小金貨10枚=中金貨1枚、中金貨10枚=大金貨1枚みたいな。

当然、小金貨100枚=大金貨1枚の価値で計算される、一円玉、十円玉、百円玉みたいな感じだな、虹金貨は大金貨の十倍の価値だけどあんまり日常生活で使うことないらしい

で、物価としてランチ一食で小金貨5枚で食べれるらしい、お酒飲んだりするともう少し増えたりするけど宿一泊で小金貨5枚と中金貨1枚で泊まれると、それで俺たちがやっているのは一回利用で小金貨5枚というわけだ


「そうだったんだな、で今いくらあるの?」

「大金貨3枚です」

「あれ、思った以上に少ない?」

「これを機に消耗品や日用品なんかを買いそろえてまして、前の街を出るとき急いで出てきたので」


なるほど、これはもう少し稼いでおかないといけないのは同意だな、まあお金はあって困ることないだろうし稼げるだけ稼いでおくか

お読み頂きありがとうございます!


ここまで少しでも面白いと思っていただけた方はブクマ、そして下の☆☆☆☆☆から評価を頂けますと、作者のモチベーションが爆上がりします!


お手数お掛けしますが、ご協力頂けると幸いです

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