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ご主人様はモンスター使い  作者: ウル
エルモンドのアドバイザー
68/122

68課題

登場人物

ウル(主人公)狼に転生した元人間。メキロ家アドバイザー(★4テンロウ)

パワー   エルモンドモンスター部隊大将。(★4モサ)

ガイン   エルモンドモンスター部隊副大将(★4アルカス)

ウィル   元ガインの手下でモンスター部隊隊長候補(★3グリズリー)

ゼル    元ガインの手下でモンスター部隊隊長候補(★3グリズリー)

アリサ   元ガインの手下でモンスター部隊隊長候補(★3グリズリー)

レオニエル モンスターの待遇向上を訴える魔王(★6魔王)

スレイル  レオニエル三兄弟の長男(★5キリン)

アウルス  レオニエル三兄弟の次男(★5ナイトメア)

ローラン  レオニエル三兄弟の三男(★5ペガサス)

オーウェル エルモンド領主でメキロ家の当主(人間)

エリーゼ  オーウェルの叔母でドンロン領主(人間)

アルシャン ドンロンの領主補佐政務官でモンスター使い(人間)

 残ったパワーとガインと俺で相談する。


「ガイン、ウィル達を隊長にしていくのに、これから何をしていけばいいと思う?」

 パワーはガインに聞く。


「ウィルは今回のような訓練を続けていけばいいと思うぜ。

 もっと手下の数を増やして慣らしていくのがいいな。


 ゼルは、唯一の雌熊という理由でクリスを選んだのだろうからな。

 今日の訓練が終わったら、ちょっかいをかけるだろうな。

 ただ、やることはやるから心配はしていない。

 他のメンバーと組む訓練をしていけばいいと思うぜ。

 リコと組んだときに、ウィルのように部下の意見を取り入れる判断ができるようになるといいな。


 問題はアリサだな。

 熊以外の仲間とあまり絡まないから、今日は明らかに熊でないリコを避けていた。

 少しずつ、熊以外の仲間と訓練する練習をしていくしかないな。」


「ガイン、ありがとな。

 ウィル達のことは、今まで手下にしてきたお前に聞くのが一番だからな。

 その方向で行くから、ウィル達の面倒を頼むぞ。」


「分かったぜ、兄貴。

 だが、隊長が熊ばかりと言うのは問題にならないのか?」

 ガインは、結構バランス感覚があるんだな。


「昨日モンスター達のコストを測ってもらっただろ。

 すぐに隊長になれそうな奴が、ガイン、お前だけで、

 自分の判断で動けそうな奴が、ちょうどウィル達3匹とリコだけだったんだ。

 クリスとファングはどう思う?

 熊以外からも隊長を出そうとすると、クリスやファングのような奴らを育てていかないといけなくなるんだが。」


「コーチには頼めないのか?」

 ガイン、いいところを見てるな。


「それはいいな。

 コーチ達にも頼んでみるぜ。

 ただ、★5ナイトメアのアウルスコーチはドンロンから来てもらっているからな。

 残りの3コーチに頼むことになるぜ。」


「あとは、メンバーの底上げだよな。

 ある程度ウィル達やコーチが、部下を率いることができるようになったら、俺達が隊長を育てようとしてるのと一緒で、育ててもらうというのはどうだ?」


「ある程度自分でも考えるウィル達を育てるよりも難しくねえか?

 だけど、やってもらうしかないな。

 俺様達が、常々自分で考えるように言っておくか。」


「分かったぜ。」

 パワーとガインは息が合ってるな。

 俺が何も言わなくても、どんどんと方針が決まっていく。

 これなら、2匹に任せておいてもよさそうだ。


「ウル様は、どう思う?」

 パワーが俺に聞いてくる。


「もう結論が出ているじゃないか。俺もそれでいいと思うぞ。

 パワーとガインの話を聞いていると、2匹で相談すれば解決できそうだったからな。

 困ったことあったらいつでも相談に乗るから、モンスター部隊関連は頼むぞ。

 俺は、領主のオーウェルさんの補佐の方が忙しくなりそうだからな。」

 俺はそう答える。


「ウル様って、人間の領主のアドバイザーをしているんだよな?」

 ガインが聞いてくる。


「そうだ。」


「どうやって、人間が参考にしてくれる位考えられるようになったんだ?

 普通にやると、モンスターは人間の都合のいい道具にされたりしないのか。」

 ガインがさらに聞いてくるが、ここで俺が元人間とは言わない方がいいよな。


「人間の言葉を勉強して覚えて、人間が困っている問題を色々考えて解決してきたからかな。

 今、パワーも人間の言葉を勉強しているぞ。

 いずれ、パワーにも人間以上に考えて判断をしてほしいと思ってるからな。」

 俺はちらりとパワーを見るが、俺の意図は分かってくれているみたいだ。


「俺にも人間の言葉を教えてくれないか?」

 ガイン、すごくやる気だな。いいことだ。


「パワーは毎晩館に戻って勉強しているけど、ガインも勉強しに来るか?」


「いいのか。

 よろしく頼むぜ。」

 こうしてガインもパワーと一緒に人間の言葉を勉強することになった。



 とは言っても、まだ午後の中途半端な時間。

 ガインに知っている技を聞くと、フライトがない。

 俺は、館に帰る前にフライトは何をするにも便利だから覚えておいた方がいいとアドバイスしておいた。

 フライトならパワーも習得しているから教えられるだろう。

 パワーもガインから何か教えてもらって技を練習するようだ。


 俺もアウルスさんに、★5ペガサスの好相性技のリザレクションを教えてもらって帰ってから自分で練習することにした。

 館で夕方まで練習した結果発動まではできるようになった。

 もう少しすれば、習得できそうだ。


 夜になって、パワーがガインを連れて館に帰ってくる。

 俺は人間の言葉を教えてくれるメアリさんをガインに紹介すると、オーウェルさんと打ち合わせするからと部屋を出て行った。


 そして、オーウェルさんの部屋で魔王とアウルスさんを交えて今後のことを相談する。


「リッチモンド家の情報は何かわかりました?」

 俺はオーウェルさんに聞く。


「諜報部隊を出してからまだ4日ですので、あと最低3~4日はかかるでしょうね。

 結果が分かれば伝えます。」

 色々あってかなり前の気がするけど、確かにまだ4日しか経ってないか。

 ここ数日かなり忙しかったのだなと実感する。


「モンスター部隊については、今日、★3グリズリー達を入れて実戦訓練をしました。

 配下を1匹ずつつけたのですが、各々考えて行動してました。

 時間はかかりますが、グリズリー達を訓練すると部隊を率いることができるようになるかもしれません。

 モンスター部隊の訓練と統率についてはパワーとガインで相談して進めてもらうことにしました。」

 俺は、今日の分について報告する。


「★3グリズリー達は、普通よりもコストが高めの者たちだな。

 その者たちが部隊を率いることができるようになれば大きいな。」

 アウルスさんが聞いてくる。


「ドンロンにいるモンスターのコストも分かれば、体制を考えられそうですよね。


「明日、一度ドンロンに行き調整だけはしておくべきではないか。」

 アウルスさんの提案に、


「そうですね。了解しました。

 では、明日ウル殿、アウルス殿はドンロンに来てくださいますか。」

 こうして、俺達は明日、ドンロン側のモンスター部隊についても調整を進めることになった。


「了解です。

 あと、パワーとガインがエルモンドの3匹のコーチにも部隊の統率をさせたいと言ってましたので調整をお願いします。」


「わかりました。エルモンドの冒険者ギルドマスターはモンスター使いではないので、ダルトンに話してお願いしておきます。

 あと、★1ヤングウルフのリコはどうですか?」

 オーウェルさんが聞いてくる。


「ウィルの部下として、いい動きをしていましたよ。

 犯人役だった俺の動きを読んで追跡してきました。

 将来的には部隊を率いてもらいたいですが、まずは経験を積んでからですね。」


「楽しみですね。

 明日、ドンロン側についても体制が見えてくれば、モンスター部隊が編制できそうです。」


「魔王は、何か意見ありますか?」

 俺はずっと魔王が黙っているので聞いてみた。


「私が考えているようなことは既に誰かが考えているようだからな。

 黙って聞いていることにした。

 今後もここで状況だけは聞いて、万が一に備えるつもりだ。」


 そうだよな。

 魔王のパワーは桁違いだけど、行動回数に制限がある以上できる限り温存したい。


 翌日、俺とオーウェルさんとアウルスさんでドンロンの港に飛ぶ。

 そして、エリーゼさんに会いに行く。


「オーウェル、よく来ましたね。

 クリード商会の方は片付きそうですよ。

 兄のデニスが五島諸島と新店舗、弟のナリスがエルシアと現店舗で分ける方向になりました。」

 エリーゼさんから報告があった。


「その分け方になったということは、どちらも積極的にエルシアを選ばなかったということですね。

 一度2人ともギルドマスターのローテーションからを離れて今後の実績で再度入る話もまとまりました?」


「大丈夫よ。

 2人ともギルドマスターのハルメルン商会並に自分の店を大きくすると息巻いてたそうだから。」


「それじゃあ、クリード商会の件は大丈夫そうですね。

 今日、ドンロンを訪れたのは、ドンロン側のモンスター部隊について調整するためです。

 エルモンド側は、パワーを大将に限界突破種のガインを副大将にして2匹で体制を固めて行ってもらうことになりました。

 ドンロンの方はモンスターのコストの測定は終わってますか?」


「一覧表を貰ってるわ。」

 エリーゼさんがモンスターのコストの一覧を見せてくれる。


「明らかに限界突破種と分かる高いコストのモンスターは誰もいないみたいですね。

 ただ、やや高めのコストのモンスターが何匹かいますね。

 ★3ビッグホーンのタウラスのコスト42

 ★3ブリンクスのグレンのコスト37

 ★2イーグルのアルバのコスト24

 ★2ヤングブラックドラゴンのディーンのコスト26

 このあたりのモンスターをスレイルさん、ローランさんの下で隊長にできないでしょうか?」


「問題は、★4モンスターを差し置いていいかですね。」

 オーウェルさんが言う。

 確かに、この問題は残るな。

 エルモンドだと、★4はグイのセベクだけだし、ガインが睨みを利かせているから大丈夫そうだけど、こちらはそうはいかないよな。


「ドンロンの★4モンスターは、どんな感じですか?性格とか普段の様子とか。」

 俺は、同席している中で詳しそうなアルシャンさんに聞いてみる。


「★4テンマのユニーは、スレイルさん達に頼っていてボス意欲はなさそうですね。

 ★4カクリュウのスコチオはうちのアルガと仲がいいからそこまで揉めることはなさそうな気がするけど、問題は、★4ホウオウのヤヨイね。彼女は自分が進化レベルが一番上だと知ってから、避難モンスターの面倒を見たりして、ボス意欲を見せていたわ。」


「ヤヨイのコストは52か。一応普通の★4ホウオウよりは高いですね。

 他の2匹が大丈夫そうなら、ヤヨイも隊長候補メンバーに入れて、調整するわけにはいかないですか?」

 アルシャンさんの答えを聞いて俺は修正提案してみる。


「ウル殿は、昨日エルモンドで候補モンスター達が事件をどう解決するかテストしてみたそうだな。

 ドンロンでもその結果を見て考える形でもいいか?」

 アウルスさんが聞いてくる。


「それがいいでしょうね。

 最終的にこの町のモンスター達を取りまとめるのはスレイルさん達ですし、スレイルさん達のやりやすいようにやってもらえればと思います。」

 俺が答える。


「今兄達は、モンスター達の訓練中だろうから、ここでの話が終わったら付き合ってもらえるか?」


「分かりました。

 それ以外に、今問題になってる事項ってありましたか?」

 俺はエリーゼさんに聞く。


「今は大丈夫よ。明日あたりから、リッチモンド家関連の調査の回答が順次返ってくるわ。」


「分かりました。そちらは結果を見てからですので、俺は今日はアウルスさん達とモンスター部隊関連を見てきます。」

 俺はそう言って、避難モンスターのところに向かった。


 見ると、スレイルさんとローランさんだけでなく、コーチ達も手分けしてモンスター達の訓練をしていた。

 アウルスさんがスレイルさんに声をかけて一旦訓練を中断する。

 俺は、エルモンドでの結果をスレイルさん達に伝え、部隊長を任せられるモンスターを育てられないかを相談した。


「コーチ全員と★4ホウオウのヤヨイ殿で行こうと思っている。」

 スレイルさんは既に体制を考えていたんだ。

 それなら、俺がここであれこれ口を出さない方がいいな。


「もう決まっているのであればいいんです。

 コスト測定の結果は聞いてますか?」

 俺はスレイルさんに聞く。


「いや、聞いてないが、私とローランで実際に目で見て判断した。」


「それ以外にコスト数値的に候補となるメンバーを言いますので、今後の様子を見ておいてもらえればと思います。」

 そう言って、俺はコストの高い4匹についてスレイルさんに伝えておいた。


「分かった。まずは今決めた方向で進めるが、その4匹についてはよく見ておこう。」

 ドンロンのモンスター部隊についても順調に進みそうだ。

 スレイルさんにローランさんと★5の限界突破種が2匹もいるのだから、当然か。


 これで、当面俺がしなければいけないことは終わったかな。

 今日は、オーウェルさんを連れてエルモンドに帰り、リッチモンド家の報告を待つことにする。

 報告が来るまでの数日の間に俺はアウルスさんから集中的に5レベル技を教えてもらった。

 パワーとガインはモンスター部隊の取りまとめで忙しそうだったが、合間に俺が順番に技を教えていった。




ウル

 ★4テンロウ(光属性50%軽減・闇属性50%増加)

 マスター:なし

 コスト:200(+125)

 習得技:2ヒーリング・3リジェネレーション・3クリアランス

     1サンダー・3ライトニング・4チェインライトニング

     1ダブルスラッシュ

     2ウィーク・3ホールド・4ディスペルマジック・4デストラクション

     2ストレングス・2スピード

     3ウォーターブリーズ・3フィッシュムーブ

     4フライト・4フリーアクション・4アナライズマジック

     3ブレス・3モラル・3エレメンタルガード・4ストーンスキン

  NEW4ヒーリングプラス・5リザレクション

     4スリープ・5シール

     4キャンセレーション・5ディスペルガード

     4アウェイキング・5エクステンド


パワー

 ★4モサ(冷気属性25%軽減・炎属性25%増加)

 マスター:ウル

 コスト:125

 習得技:2ヒーリング・2リジェネレーション

     1ベアハッグ・2トリプルスラッシュ・3ジャンプアタック

     3ブラッドファング・4ディスペルファング

     1サンダー・2インパルス・2ウィーク・3ホールド

     2ストレングス・3スタミナ

     3ウォーターブリーズ・3フィッシュムーブ

     3エレメンタルガード・4フライト

  NEW4ジャンピングクロススラッシュ

     4ディスペルマジック・4アナライズマジック

     4ストーンスキン・4キャンセレーション


ガイン

 ★4アルカス

 マスター:なし

 コスト:105

 習得技:2ヒーリング・3リジェネレーション

     1ベアハッグ・2トリプルスラッシュ・3ブラッドファング

     3ジャンプアタック・4ジャンピングクロススラッシュ

     2足払い・4薙ぎ払い

     2ストレングス・3シャープ・3スタミナ・4ストーンスキン

     2ウィーク・2スロウ・3ガードブレイク・4ディスペルマジック

  NEW3ウォーターブリーズ・3フィッシュムーブ

     3エレメンタルガード・4フライト

     4キャンセレーション・4アウェイキング


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