影は白光とゆく
己の生涯をかけて仕え、守り抜くと誓った。 人の命は風に吹かれて消えるほど、軽くて脆く他愛ない。 そんな世のある戦場で主人を亡くし、左手を失した忍。 焼けるような熱さが次第に冷たく変わっていくのを、その時ハッキリ感じていた。 主人が声なき声で伝えた言葉は何だったか、忍にしか分からない。 忍は流した涙と主人の最後の言葉を胸にしまい、 そして、思考は暗転した。
序
2017/08/13 22:25
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