放課後デート
〜放課後〜
私は、半ば強制的に放課後デートというやつに付き合わされた。
佑ちゃんの彼氏の橘くんと久美の彼氏の永瀬くんと根本くんの3人は、仲が良いみたいだ。
3人でずっと話している。
でも、こんなことを許さないのが久美で…もう眉間にしわがよっている。
それに気が付いたのか、永瀬くんは久美の隣で手を繋いだ。
それにつられるように、佑ちゃんの手を橘くんが…
私と根本くんは、微妙な距離をあけて歩いた。
私達が校門を出ようとした時だった、
》》ドンっ!
私の肩におもいっきり誰かがぶつかってきた。
後ろを振り返ると細身で背の高い男の人が息をきらして立っていた。
「すみませんっ!」
私は頭を下げてあやまった
「…大丈夫です」
男の人は、そう呟いて、
走って行った。
どうやらあの人は、部活をやっていたみたいで学校の外を走っていたみたいだ。
「大丈夫?」
根本くんの声が聞こえた。
なんだろ?この気持ち…
胸がドキドキして、顔があつい。
私の心臓は、どうかしてしまったのか?
私は、初めてのこの感情に戸惑った。
それから私は正直何をしていたかよく覚えてない。
私の記憶は、あの人に会ってからあやふやだ。
でも、一つだけ覚えていることがある。
それは、久美の怒った顔。私が上の空だから、久美は怒ったみたい…
だけど後は覚えていない。
そして、私は気がついたら家のベットに寝ていた。
私は、素直にそのまま寝た