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第5話 経過

自分の中で何かが変わっていることに気づくのに

そんなに時間はかからなかった。


今まで好きだと思っていたものが徐々につまらなくなったような気がする。


ギャンブルやゲーム、漫画など。

好きな食べ物の嗜好も変わった気がする。

甘い物が苦手になった。

肉より魚のほうが最近美味いと感じる。

本屋にいくことが多くなったし、貯金でパソコンも買ってみた。


でも不思議なことに、そういう変化に対して恐怖はなかった。


なにかをしようとか変えようとか、そういった決意はなく、

それが今までも、そうやってきたかのように

変わっているような気がする。


多分、急に変わっていくのだとしたらもっと怖さを感じたんだろうな。

机の上でパソコンのキーを叩きながらそう思った。


「なんでパソコンなんてしてんだろう……」


マニュアルを少し読んだけでだいたいの取り扱いがわかったり

それがすごい速さでマスターしていることよりも

正人が今、行っている自分自身の行動に対して疑問があった。


そして正人は無意識にポツリとつぶやいた。


「俺、消えるかも……」


無意識に発した言葉に正人自信が驚いた。

そして発した言葉に対しブンブンと首を横に振ると


「な、なに言ってるんだよ!俺は!

俺は今パソコンがマイブームなんだ!ただそれだけだろ!」


そう自分自身に言い聞かせ、再びキーを打ち続けた。


今の正人の部屋は少し前よりも綺麗になっていた。

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