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窓とカーテン

作者: 菜の花


カーテンを開ける

それが今日の始まり

窓の外を見る

もう子どもたちが遊んでいる

それをただ眺める


カーテンを開ける

太陽が真上にいた

短い影が

歩く人の後ろを追いかける

それを、ただただ見つめる


カーテンを開ける

夕焼け空がわらっている

飛ぶ鳥たちは自由みたいだ

必死に翼を広げて空を泳ぐ

僕はそれにはなりきれず

それをただ羨む


カーテンを閉める

部屋の中は闇に包まれる

暖房の稼働音が聞こえる

煩わしくて消した

冷たい空気に覆われて

布団の中に潜り込む


僕はそれを

他人事に感じた


外はいつも冷たい

雪の降り続ける冬の星空よりも

誰かの愚痴を混ぜたかき氷よりも

ずっとずっと冷たい


上手な人間になりきれず

上手な生き方を覚えられず

ただ白い息を吐いて

世界の酸素を減らすだけ


カーテンを閉める

雨粒が窓を叩く

部屋の中は濡れない

このまま時は過ぎてゆく

ご覧いただきありがとうございました。


部屋が濡れないように、カーテンを閉めた。


誰かに届きますように。

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