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アドニスの日記 9

サフラン色の栄光のおまけ集、その1。

アドニスの日記です。

ルーヴェリアと関わっていく中で、彼がどんなことを思っていたのか、感じていたのか。

そんなことが垣間見えるおまけです。

色々と考えたら、師匠とこの国のためにできることがあった。それは戦場に立つこと。

師匠の隣で肩を並べて戦うには、騎士団長の座を与えられたうえで、もっともっと強くなって同じ戦場に立つことだ。

父上も、正式に禁書保管庫への立ち入りを許可してくれたし、これでようやく長い時間魔族についての勉強ができる。

でもきっと、その記憶を思い出すたびに師匠は苦しく痛い記憶を思い出すことになるだろう。

あの時見た夢で、また救えなかったと嘆いていた姿が思い浮かんでくる。

もうあんな思いはさせたくないのに。

でも今日、敵兵もうちの兵士もみんなみんな殺すことになってしまったんだっけ…

ああ、師匠がまた心に傷を負ってしまった。

どうしたらいいんだろう。

寄り添うって、きっと触れることではないと思うんだ。

だから、本当に、どうしたらいいか分からないんだ…。


そういえば、帝国は魔族の信仰によって陥落したんだよね…?

ゲートを開いたのは魔族側だったのかな、それとも、帝国がわざと…?

もし、この国に同じことを考える間者がいたらどうしよう…

取り締まり、強くした方が良さそうだな…

明日、師匠にも相談してみよう。

お前も騎士団長にならないか、というどこかで聞いたことのある問いかけにイエスと答えたアドニス君。

帝国が自ら滅びを招き入れたことを危惧して、自国にもなにか取り締まりをした方が良いのではないかと思った様子。

実はこれ、議題にあげてたんですが、そもそもゲートを開くために必要になる魔力って魔力の塊とすら言える魔族でさえ数人がかりでやるものorバカ強え魔力を持つ奴が開く前提なので、人間側を取り締まることに意味は無いと棄却されてるんですよねぇ……

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