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アドニスの日記 3

サフラン色の栄光のおまけ集、その1。

アドニスの日記です。

ルーヴェリアと関わっていく中で、彼がどんなことを思っていたのか、感じていたのか。

そんなことが垣間見えるおまけです。

相変わらず、厳しい鍛錬が続いています。

師匠は毎日、お昼の時間に昔の事を聞かせてくれます。

魔族や戦について僕にもわかるように。

でも時々、痛みを堪えるような顔をしています。

僕はその度に心配になりますが、師匠は大丈夫だと言います。

僕のために、辛い記憶を呼び起こして、語ってくれているんだと分かりました。

自分が経験した辛いことを語るのはとても勇気のいることです。

心が傷ついていれば、その時の記憶が蘇ることで、また傷つきます。

人は傷つくことを嫌う生き物だと思っているので、師匠はちょっと変わっていると思います。

いや、本当に変わってます。

だって聞く話全て、まるで自分から死にに行っているみたいな感じなんです。

もし戦がまた始まったら、その時と同じように自分から傷つきに行くのでしょうか…。

その時は、僕がちゃんと止めてあげようと思います。

師匠には、自分を大切にしてほしいです。

アドニス君……なんていい子なんだッ!

ルーヴェリアの自分か犠牲になれば精神を見抜き守ろうとしているなんて……!

なんて健気な……!

ちなみに、作中で語られたルーヴェリアの過去の自語り、実はちょこちょこ事実と異なる部分があったりします。

人の記憶って完璧ではなくて、覚えているものと覚えているものをいいように繋ぎ合わせちゃうんですよね。

そういう点も拘ってたりします。

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