アドニスの日記 2
サフラン色の栄光のおまけ集、その1。
アドニスの日記です。
ルーヴェリアと関わっていく中で、彼がどんなことを思っていたのか、感じていたのか。
そんなことが垣間見えるおまけです。
今日も鍛錬を頑張りました。
最近は午前中のうちには外壁を1周できるようになって、師匠からも褒められます。
素直に嬉しいです。
鍛錬は厳しくて辛いけど、楽しいこともあります。
昼食の時に、師匠から今までの戦いの話を聞くことです。
お城の本には載っていないことも沢山聞けるので、とても勉強になるのです。
この間は、師匠が初めて倒した魔族の話を聞きました。
こんなに強い師匠が、大変な思いをしているのがあまり想像できないし、中には本当に信じられないようなお話もありましたが、師匠は絶対に嘘をつかない人なので、全部本当のことなんだと思っています。
何より、沢山の仲間を失ったと話す師匠の目は本当に悲しそうで、寂しそうでした。
いつか戦いになったら、師匠がそんな顔をしなくていいように、僕が敵を全部倒すのです。
すっごくすっごく強くなって、人間も魔族も全部倒せるようになるのです。
あれ?でも…倒された方も悲しいのかな?
僕は僕の考えが正しいのか、分かりません。
アドニス君……なんて純粋でいい子なんでしょう(笑)
まだ6歳だっていうのに、誰かのために何かをしたいと強く思ってるんですね。
けれど戦いには勝敗がつきもので、敗者が何を思うのかを考えて悩んでいる……
うーん、いい子だ(笑)




