ある日の騎士団 2
サフラン色の栄光のおまけ集、その2。
ある日の騎士団(談)です。
騎士団やサフラニア全体の些細な(?)出来事が
垣間見えるおまけです。
時系列順にはなっていないので、昔のルーヴェリアのヤラカシなんかも見れたりします(笑)
クレストと国王は旧知の仲で、時々立場を忘れてお忍びで酒場に行くことがある。
魔術で見た目を変えれば、誰も国王本人や、王国屈指の騎士であることなど気が付かないのだ。
ある日、たまたま飲みすぎて帰った国王は、クレストに抱えられて帰城した。
クレスト「あーもう、しっかりして下され。大して強くもないのに私に合わせて飲むからそうなるのですぞ」
国王「あー…気持ち悪い…頭痛がするぞクレスト…虹が見える…」
と、そこへ王妃がやってきた。
王妃「…帰りが遅いと思ったら、またですかあなた」
王妃は魔術棟の管理を行える程度には魔術の腕が良い。
故に…。
王妃「毎回毎回、飲みに行くとすぐこれです!もういい加減になさいな!」
バシャアアアアン!
…思い切り頭から水を被る羽目になる。
もちろん、クレストも。
クレスト「…………」
国王「…………」
王妃「クレストがついていながら毎回これですもの!少しは反省なさい!2人ともそのまま朝まで廊下に立っていればいいわ!」
びしょ濡れのまま廊下に立たされる2人が、翌日揃って風邪をひいたのは言うまでもない。
巡回中の兵士「王陛下!?と…クレスト騎士団長…!?」
彼らがギョッとしたのも言うまでもない。
まだまだ平和だった頃のお城ですね。
城下にある酒場は2人の行きつけで、お忍びで行ってもクレストがいる時点で国王だとバレちゃうんで、しっかりVIP席に案内されたりしてました。
それにしても、城の廊下にびしょ濡れの騎士団長と国王が立ってるのを発見した巡回中の兵士は胸中穏やかじゃなかったでしょうね。
王妃にやられたと聞いては、毛布を持ってくれば王妃を敵に回し、何もせずにいれば国王と騎士団長2人を敵に回すことになるんですから……w




