アドニスの日記 17
サフラン色の栄光のおまけ集、その1。
アドニスの日記です。
ルーヴェリアと関わっていく中で、彼がどんなことを思っていたのか、感じていたのか。
そんなことが垣間見えるおまけです。
久しぶりに日記を書く。
戦争続きで忙しいせいで、中々こういった時間が取れなくなってきた。
もしかしたら、日記を書くのはこれが最後になるかもしれない。
先日、兄上とケインの屍人と戦った。
兄上の屍人は、僕を殺せたはずなのに、殺さなかった。
何故なのかクレストに聞いてみたら、残留していた兄上の魔力がそうさせたのかもしれないとのことだった。
魔力に意志って、宿るんだ…
いい勉強になったと思う。
師匠が拾ってくれた兄上とケインのブローチは、肌身離さず持っている。
なんだか守ってもらえてるような気がするんだ。多分、気のせいなんだろうけど。
はぁ…忙しすぎて寝ても全然疲れがとれないよ。
やたら肩は凝るし…戦果報告書とかの作成で筆を走らせることが多くなったからかなぁ…?
師匠は…大丈夫かな。
いくら師匠でも、七将相手に1人って……
でも、クレストだって1人で七将を3人も討ったんだもんね。
そのクレストの師匠でもあるんだから、きっと大丈夫だ。
僕も、負けていられないな…頑張らないと。
アドニス君自身の最終戦に向かう直前の日記ですね。
前のページに書いた日記からはだいぶ過ぎています。
ここで彼、疲れがとれないと言及してますね。
単純な疲労もあるんですが、ノクスが死霊術を行使した際に、ケインとヴィリディスのブローチに呪術をかけていたんです。
それで彼の死に方がああなったと…
正直、アドニス君は実力ってあんまりなくて。
雑魚戦では活躍するけど、そこ止まりみたいな。
少なくとも将を相手にできる器では無かったのと
もし満身創痍で生きて帰れたとしても、既にサフラニアは亡国になってましたから、、、
精神的ダメージを負ってから死ぬよりは良かったんじゃないかなぁと個人的に思いますね。




