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アドニスの日記 16
サフラン色の栄光のおまけ集、その1。
アドニスの日記です。
ルーヴェリアと関わっていく中で、彼がどんなことを思っていたのか、感じていたのか。
そんなことが垣間見えるおまけです。
完全に失敗してしまった。
魔族について講義を受けた時に、絶対に起こることだと予測はしていたのに、いざ直面すると体も思考も動かなかった。
兵士にも町民にも、家族がいて、守りたいものがあって、全てを踏み躙られて、無念を抱いて死んでいったと思うと、心が痛くて、痛くて。
終わらせてあげることが救いになるのかもしれない。
でもどうしても、自分に向かってくる動く死体に剣を向ける気にはなれなかった。
戦士として失格だ。
師匠の言う通り、慰霊碑に懺悔しないと。
もう二度と同じ間違いは繰り返さないと誓おう。
今度は必ずこの手で彼らに安らかな眠りを与えるんだ。
そしてこんな悲しい魔物を生み出す七将を僕は絶対に、絶対に許さない。
必ず首を獲る。
アドニス君の決意の日記ですね。
いい感じにノクスの死霊術が心にダメージを与えたご様子。
本編では第二王子という立場でありながらルーヴェリアにぶん殴られ、同盟国の将軍が困惑してましたね。




