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サフラン色の栄光【おまけ】  作者: 天月 兎
アドニスの日記
16/20

アドニスの日記 16

サフラン色の栄光のおまけ集、その1。

アドニスの日記です。

ルーヴェリアと関わっていく中で、彼がどんなことを思っていたのか、感じていたのか。

そんなことが垣間見えるおまけです。

完全に失敗してしまった。

魔族について講義を受けた時に、絶対に起こることだと予測はしていたのに、いざ直面すると体も思考も動かなかった。

兵士にも町民にも、家族がいて、守りたいものがあって、全てを踏み躙られて、無念を抱いて死んでいったと思うと、心が痛くて、痛くて。

終わらせてあげることが救いになるのかもしれない。

でもどうしても、自分に向かってくる動く死体に剣を向ける気にはなれなかった。

戦士として失格だ。


師匠の言う通り、慰霊碑に懺悔しないと。

もう二度と同じ間違いは繰り返さないと誓おう。

今度は必ずこの手で彼らに安らかな眠りを与えるんだ。

そしてこんな悲しい魔物を生み出す七将を僕は絶対に、絶対に許さない。

必ず首を獲る。

アドニス君の決意の日記ですね。

いい感じにノクスの死霊術が心にダメージを与えたご様子。

本編では第二王子という立場でありながらルーヴェリアにぶん殴られ、同盟国の将軍が困惑してましたね。

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