アドニスの日記 13
サフラン色の栄光のおまけ集、その1。
アドニスの日記です。
ルーヴェリアと関わっていく中で、彼がどんなことを思っていたのか、感じていたのか。
そんなことが垣間見えるおまけです。
まさか、日記を書いてる途中に眠ってしまうなんて思わなかったよ。
驚いた…。
でも本当、不思議な夢だったな。
いつの日だったっけ、変な男の人に僕の夢や願いは叶わないって言われた時みたいな。
ふんわりしてるのに、要所要所はちゃんと覚えてるんだ。
特に、あの声。
水のせせらぎに乗って聞こえてきたあの声は、誰のもので、一体誰に向けられたものだったんだろう。
気になるけども、そればかり気にしてても仕方ないよね。
今日は師匠が魔術で作り出した師匠の幻影と手合わせをしたよ。
なんかすごく大変だった。
でも絶対勝てるようになるんだ。
兵士たちの士気もすごく上がってるし。
そういえば、父上が大臣達と何か話してたな…魔族の再来を民に伝える…とかなんとか…
不安を煽ってどうするんだろう。
でも、なんの前触れもなくやってくるよりは、いいのかなぁ…
国政についても、もっと勉強しなきゃな。
脳みそ筋肉ムキムキなルーヴェリアとクレストによる過酷な鍛錬が始まった日の日記ですね。
正直人の心があるのか疑うレベルで殺戮してましたが、書いてたかなぁ……50年前の騎士たちの方が遥かに強かったんですよ。
平和ボケして弱くなっちゃってるんですね。
多分昔の騎士ならルーヴェリアに一太刀浴びせれた気はします。




