表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

ヒビネと仲良くなりたい

新シリーズです!

連載中の「傷まみれの旅人」の日常を覗いた話です

不定期更新 正直私が書きたいだけのものです!

気楽に見てください!

4/10

「ヒビネちゃんと仲良くなりたい」


そう話したのは獣人種のキサラだった


「……どうした?急に」


右に座るアランが首を傾げる、硬そう


「私さ、ヒビネちゃんに最初会った時、ゲロ吐きそうなくらいかしこまってたんだよね」


「確かに、初めて会った時みたいだったな」


「ネコ被ってるみたいじゃん、やめてよ」


「狼なのにね」


「やかましいよ」


やかましいツッコミを入れるのはルシュ、おいしそう

キサラの正面でコーヒーを飲む


「まーまー、それにしても急だね〜」


左に座るのはネカリ

背が高くて今にも死にそうな肌の色をしてる、不味そう


「私意外だと思うんだけど友達多いんだよ」


「意外じゃ無さすぎて話入ってこないよ!?」


「<頂点>いるよな」


「<頂点>って言うのやめて?」


出会って10日弱でここまで会話できるのは

キサラの人懐っこさと人のパーソナルスペースに

土足で踊り回る傍若無人さもあっての事だろう


「私、リクだけを除けば全員とルニアを借りれるくらいには仲良くなったと思うんだよね」


「出会ってまだ少しなのにルニア借りる人がいるとしたら、俺なら切るけどな」


「まぁ私、狼だしさ」


「やかましいね〜」


────────────────────


「という訳でヒビネちゃんを1日観察しようね」


「という訳までの行動が早すぎない?」


「まぁまぁー、ルシュがいちばん気になるでしょ?好きな人なんだからさ☆」


「うーん、確かに……」


(((なんで否定しないんだ?)))


「……てか何してるんだ?ヒビネは」


4人は養成所の裏庭へ来ていた

そこにある休憩場所にヒビネはぽつんと座っていた


「あれはね!ヒビネは朝ごはん食べたあとはひとりでフラッとどっか行って1人になれる場所を探してるの、そこで2時間ぐらい寝ちゃってね、あ、聞いて!ヒビネって寝てる時の姿勢が全く変わらなくて──」


「急に饒舌だね〜」


「魔術でも使ってるのかと思ったな」


その後暫くヒビネを観察していたが──

30分くらい微動だにせず……


「……これ、俺ら見てる意味あるか?」


「わかんない、急に地面がボゴン!ってなるかも、あの貴族ぶっ飛ばした時みたいに」


「キサラちゃん……どこで誰が聞いてるかわからないの」


ここで言う貴族は養成所試験の時に散々人を煽って

いちばん弱いと思っていたヒビネに一撃で沈められた

オルト・U・リセイスの事


「アレ貴族だー言われてるけどエルドラシルはあれくらいならゴロゴロいるんだけどなぁ、気をつけないとかぁ」


4人で話してるうちに──


「あ」


「アラン?何──」


隠れていた草むらの目の前に……ヒビネがこちらを覗いていた


「あっ、ヒビネバレた?」


「なに……してる、の……?」


「ヒビネに悪い虫がついてないか見てたんだよ!」


屈託ない笑顔で答えるルシュ


「悪い虫が言ってもなぁ……」


「そ、そうなんだ?」


「……それで、ほんとうは?」


「えっ?」


話していなかったキサラでさえ、少しだけビクッとなる


「な、なんで?ほんとだよ?」


「えっ……ルシュは嘘つく時、変に笑顔……」


ドスッ、とルシュの心の体力が削られる


そのあと……アランとネカリが事情を説明して……


「……友達……」


「そうそう、決して悪い気持ちは無くて、さ?」


ヒビネが暫く考え込んだ後、少し震えながら答える


「……僕、は、キサラとは、もう友達だと……」

「まちがってた……みたいで……」


その日、5人は門限を過ぎても森の中で遊び狂った

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ