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8歳の誕生日に異世界での役職が発表されたが…彼は  作者: 小説初心者のトマトゼリー
第二章 自分の役割
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壊れていく人格〜俺が悪いのか俺が悪いのか…悪くない悪くない悪くない悪くない悪くない悪くない悪くない悪くない悪くない悪くない悪くない悪くない悪くない悪くない悪くない悪くない悪くない

主人公 ゼノ 8歳 (ミアと婚約)


住まわせて貰っている家の

少年 【ミアの兄】デーデル・エイト 10歳

少女 【エイトの妹】デーデル・ミア 8歳(ゼノと婚約)

女性【エイトとミアのお母さん】 デーデル・ミーシャ

男性【エイトとミアのお父さん】デーデル・ルンディ

あれから俺は何回も何回も何百回も何千回も何億回もミアを殺すことが出来なく、罰を味わった。しかも罰の内容は、毎回違く、苦痛を味わう度に刻まれていくトラウマで俺は壊れかけていた。

また、0時になった瞬間、時計の鐘がなる。

自分は発狂しながら懇願する。

ゼノ「お願いだ!!もう…やめてくれ…俺には無理だ!!俺には出来ない、俺には悪役なんて向いてない、お願いします…俺は」

何億回目だろう、俺がこう懇願したのは、だがこの願いは1回も聞きいられたことはない。

気づけばまた、暗闇にいて、黄金で豪華で派手なスロットがでてくる。

俺は絶望していると突然画面が話しかけてきた。

”あなたがこの罰から逃れる方法を教えましょう。”

俺はその言葉を聞き食いつくように話そうとするが、ここの暗闇にいる時は声が出なかった。

その俺の必死さを見て、画面は続けて話す。

”デーデル・ミアを暗殺してください”

その時選択肢が目の前に現れた。

”はい”いいえ”

俺にはもう限界だった。

気づけばベットの上で目を覚ましていた。

そう、また同じ1日が始まったんだ。

俺は立ち上がり、いつものように井戸の水で顔を洗い、いつものように家族と話す。いつものようにエイトとミアでピクニックに行き帰ってきたらミアに約束をする。

ゼノ「ねぇ…ミア?…エイトには内緒で一緒に夜空の星を眺めない?そこで渡す物があるんだ…」

俺のできる最大限の笑みを浮かべてミアを誘う。

純粋なミアは俺の手を取り喜びこう言う。

ミア「わかったゼノ!あっ声が大きい…約束だよゼノ。ゼノこそ約束忘れて寝てないでね?」

ミアは、無邪気な笑みを浮かべて俺の約束に喜ぶ。笑顔ってあんなふうに笑うんだ…もう自分にはない感情だった。そして時期に夜が来る。

家族皆が寝静まり、ミアが静かに2階の自分の部屋から、外の夜空を見るために、1階に降りてくる。

降りてくる音を聞き、俺は2階の自分の部屋からミアの後ろに静かについてきた。

ミアは、玄関の家の扉に手をかけた時、俺は後ろから脳天を目指し30cmの白い石像で殴りかかる。

その瞬間ミアは物凄い音と共に画面から家の床に落ちる。それでも俺は何度も白い石像で殴りかかり、白い石像から赤く染まった。

ぶつける音は、かなりの音が響いてたと思う。

地面は赤くなり所々に血が飛んでいた。

その音を聞き、2階から家族みんなが降りてくる、まず降りてきたのは叔父さん、次に叔母さん、最後にエイト。

皆は俺のした事が最初分からず、叔父さんがランプに明かりをつけるとその全貌が丸見えになった。

ゼノは、ミアの背中にまたがり、皆が見ている前でも何度も赤く染った石像をぶつけていた。

その状況に叔父さんと叔母さんが動けずにいると、エイト言う。

エイト「なんで…なんで…どうして…どうしてだよ…ゼノ…なんで…」

俺はその声を聞き、赤く染った石像を本投げて、立ち上がりみんなが立っている方向に顔を向けて言う。

ゼノ「お前らが悪いんだ…お前らが俺に優しくするから…俺は優しくされなければ…前の家族と同じ扱いなら…ずっと…早くにこう出来たんだ…お前らが俺を…おかしくしたんだ!!!」

俺は思ってもないことを何回も言う。

ゼノ「そもそもしょうがないんだ!!こうするしかなかったんだ!!俺は悪くない俺は悪くないんだ!!俺は…」

ミア「ゼ…ノ……」

俺の後ろから、か細く、弱々しい声が聞こえる。

俺は後ろに顔を向けられなかった。そんな俺に語りかける。

ミア「そ…んな……辛そ…うな……顔を…しないで……ゼノ……私…は……大丈……夫……だ…から……あなたの…ため…に……私を……役立てて………」

俺はその一言で全てが崩れ去る。

俺という存在を愛しくれた人を傷つけて、自分だけ助かろうとした。そんな事あってはならない。俺は、最低だ。

ゼノは、急いで振り返りミアに謝ろうとしたが、

そこには、変わり果てた姿があった。

そう、これは俺が自分でやったことだった。

俺は腰が抜けてそこに倒れた。

でも…そんな状態でも…ミアは語りかける。

ミア「…ゼノ…傍…来…て…」

ゼノは、恐る恐る近づくとミアが言う。

ミア「ゼノ…もし…私を…殺す…意味…あ…る…なら…墓……赤い花を……そえて………好きなの………ゼノ…私を…あなたの……役立てて欲しい……」

ゼノ「な…何を言ってるんだ…もう…もうしない…もう…俺にミアは殺せない…俺は…」

ミア「ゼノ…自分を………大切に…して」

その時、0時の鐘がなる。

暗闇の世界に気づけば居た。ふと頭の上の画面を見るとこう文字が書いてあった。

”ミアの暗殺失敗。また、家族にも見られたため失敗”

と書かれてあった。

次回 結末

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