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8歳の誕生日に異世界での役職が発表されたが…彼は  作者: 小説初心者のトマトゼリー
第二章 自分の役割
3/6

ミッションをクリアしなかった人の末路

グロ表現注意

主人公 ゼノ 8歳 (ミアと婚約)


住まわせて貰っている家の

少年 【ミアの兄】エイト 10歳

少女 【エイトの妹】ミア 8歳(ゼノと婚約)

女性【エイトとミアのお母さん】 ミーシャ

男性【エイトとミアのお父さん】ルンディ

0時になった瞬間、突然真っ暗闇に居た。

そこの空間は、無重力のような、浮いているかのような感覚に襲われる。それはまるで水の中のような感覚。

その場からどんなに手足をバタバタさせても動けず、また声を上げても何をしても無音だった。

そんな時間が五分ぐらい続くと、急に目の前に金色の豪華で派手なスロットが現れる。

そこのスロットの所には、様々なイラストが描いてあり、勝手に回り出す。

そして、1つ1つ止まっていく。3個のところで止まり、そのイラストを見ると、右から1つ目は、針、2つ目は、糸、3つ目は、臓器?のような絵が描かれていた。

その途端、空間は壁紙とかなどピンクに代わり、まるで子供部屋のような空間になって空中に浮いてた俺は重力が帰ってきたように地面に落ちた。

ゼノ「痛たた…なんだここ…というか声が出るし音も聞こえる?!」

それに喜んだのもつかの間、突然地震とともに俺の後ろから足音が聞こえる。恐る恐る見るとそこには、片方目が潰れたフランス人形のような巨人の女の子が居た。

その手には、大きな針を持っていた。

俺は危険だと思い逃げるが、巨人の女は、小さい俺が必死に走った所で、1、2歩で追いつくためすぐに右手で捕まった。

その力は凄まじく、多分肋骨辺りが一、二本ヒビが入った。物凄い激痛が走り悲鳴をあげると女はニタァと笑みを浮かべてでかい針で腹部をさく。

激痛で絶句するが、お構い無しにそいつはどんどん斬り裂いて行く。普通そこまでやられたら出血多量で死ぬはずだが、なぜか斬られても血がふきでることなくそのままであった。

ある程度斬り裂くと、内蔵を生きたまま取り除いていった。その度に起こる激痛が永遠と続き、いっその事死なせてほしいぐらいだった。

内蔵を全部取り出されると、取り出された内蔵はなぜか取られたはずなのにそいつが触ると感覚と激痛がこっちまでにも来て悲鳴を上げる。

永遠と苦しみ楽になりたいと思うがそれも許されず。

その、女に傷つけられ内蔵に穴を空けられ、中身を引きずり出され、それで悲鳴をあげる俺を面白がるかのように遊ぶ。ある程度遊ぶと、赤い糸で内蔵をひっちゃかめっちゃかに縫い合わせ、また俺の体に戻し切った皮を縫う。もちろん、麻酔はないため激痛、またでかい針に対してゼノの体は小さく、入ってる内臓に刺さったり、体を貫通したりするため骨までもが折れた。

縫うのがある程度終わった時には、壊れた人形のようになっていた。赤い糸はあちこちから縫われているため、女が動かす度に糸につながっている内蔵や骨肉体全てが今までより更に激痛に襲われ、涙目で発狂や悲鳴をしながらそのどうしようもない苦痛を耐え続けた。

何度も苦痛を味わい続けていると突然、目が覚めベットから転がり落ちた。

思わずその場で嘔吐をし、頭を掻きむしりながら地面でのたうち回った。もちろん今はさっきの激痛とかはないが脳裏に焼き付いており、どうしようもなくその場で声を上げながら暴れた。

その音を聞き付けて家族の皆が上がってくる。

叔父「大丈夫か?!どうしたんだゼノ」

叔母「何があったというのかね?!」

エイト「ゼノ?!」

ミア「ゼノ大丈夫?!」

声をかけながら近づいてくる家族がなぜか、さっきの女と重なりゼノは発狂状態で手を近づけないように振り回しながら

ゼノ「来るな!!化け物!!!」

と言っている俺に対してミアが、その手を取り語りかける。

ミア「ゼノ…大丈夫。落ち着いて」

ゼノは、一瞬落ち着くがまたさっきの女を思い出し、ミアの手を跳ね飛ばし家から全速力で出ていった。

エイト「ゼノ?!」

後ろを少し見たが、強く跳ね飛ばしたせいでミアの手は赤く腫れていた。ゼノは、それを見て更におかしくなった。

ゼノ「こんなはずじゃそんなはずじゃなかった!!!俺は悪くない俺は悪くない!!俺は」

声を上げながら走っていると躓き、小川に顔を突っ込んだ。

ゼノ「冷?!…」

そのおかげで頭が冷えて冷静になる。

ゼノ「俺は…なんてことを…ミアに嫌われ…ウッ」

さっきの生々しい痛みを思い出し嘔吐した。行きも絶え絶えになりながら何度も小川の冷たい水を被る。

ゼノ「あれが…罰だなんて……それよりも…罰を受ければ…1日乗り越えられるのか…??俺さえ頑張れば…ミアが死ななくてすむのか…?…これがずっと…???永遠と……????」

俺は思わず最悪な考えが浮かぶが、かと言ってあれを耐え続けるのは無理だった。

吐き気を抑えながらおもむろに小川から出ると、こっちに向かって叔母さんが茶色バスケットを持って来た。

叔母「あんた急に居なくなるなら驚いたよ。何があったかは言わなくてもいいからとりあえずお昼を食べなさい。」

そう言ってバスケットから昨日食べたはずのハムサンドが出てくる。

ゼノは思わず聞く。

ゼノ「お…叔母さん…今日は何日?」

叔母「今日は、4月28日だよ。どうしたんだい?」

俺は思わず足から崩れ落ちる。そう、一日戻っていた。

ミッションは出来るまで日付は進むことなく永遠とあの苦痛を味合わせることがわかった。

次回 苦痛の決断

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