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8歳の誕生日に異世界での役職が発表されたが…彼は  作者: 小説初心者のトマトゼリー
第二章 自分の役割
2/6

勇者とか英雄ではなく悪役になりました。最初のミッションは…

主人公 ゼノ 8歳 (ミアと婚約)


住まわせて貰っている家の

少年 【ミアの兄】エイト 10歳

少女 【エイトの妹】ミア 8歳(ゼノと婚約)

女性【エイトとミアのお母さん】 ミーシャ

男性【エイトとミアのお父さん】ルンディ

主人公ゼノは、8歳の誕生日に異世界での役職が発表された。

そこには一言

”ヴィラン”

と表示されていた。

俺は最初信じられず何度も見たがそこには変わらず

”ヴィラン

と書かれておりかなりショックを受けた。

ショックを受けているゼノを見てミアは、ふと四つ葉のクローバーが目に入り何かを作り始めた。

ゼノは、相変わらず自分の役職を見て立ちすくんでいると左手の薬指になにかがついた。見るとそこには四つ葉のクローバーで出来た指輪だった。

ミア「綺麗でしょ♪見てみてお揃いなんだよ」

とミアが左手を見せてくる。ミアにも四つ葉のクローバーがついていた。これを見ていてゼノは、こう思う。

ゼノ【例えヴィラン、悪役だとしても、婚約結んだ大事な人もいるし、俺を大切に思ってくれる家族もいる。別に悪役でもいいんじゃないか?】

ゼノは思わず笑顔になるとミアも笑顔になる。

ミア「良かった♪ゼノが元気になって♪ねぇ、早く家に戻ろう!私達のことを知らせないと!!」

ゼノ「えっ?!今日知らせるの?!…心の準備が…」

ミア「いつ知らせても同じなんだから良いじゃない!行きましょう!!」

ミアの美しい手に引っ張られながらその後をついて行った。

―翌朝―

昨日は、ミアと俺の婚約について話したが皆そんなに驚いてもなく逆に【ようやくか】という感じだった。

どうやらミアと俺の関係は、いずれそうなるだろうと予想が立っていたらしく、叔母さんが結婚式の場所を今から探さないとと準備してた資料を見せてきた。

そんなこんなで、結婚について夜中まで話し合ったため皆寝不足だった。

俺はいつも通りにの時間に起きるが、まだ眠気が凄く、とりあえずベットに座った。

ふと上を見上げると画面が表示されておりそこには、

” 最初のミッション

今日1日までに、誰にもバレずに

デーデル ・ミアの暗殺をしなさい。

クリア出来なかった場合、罰があります。 ”

俺は言葉を失う。何かの間違えかと思いもう一度見るがそこには同じ事が書いてあった。

ゼノ「ミアを…?…暗…殺…???はは…何を言っている……??」

ただの悪夢かと思い自分をつねったり、顔を水かけるがちゃんと痛いし、冷たい。そう、これは現実だった。

俺は絶望し、立ちすくんでいると優しい声が語りかける。

ミア「ゼノおはよう♪よく眠れた?私は眠れなくて…ふぁ〜…顔を何度も洗ってもあくびが出ちゃうよ」

ゼノ「ミ…ア…俺…どうしたらいいかな…」

ミアの顔を見ると息が出来なくなり半分過呼吸になりながら言う。

ミア「ぜ…ゼノ?!大丈夫?!」

ゼノに近づきミアは抱きしめる。

ミア「大丈夫。大丈夫だよゼノ…落ち着いて…話を聞かせて?」

このミッションの事は他の人には伝えられないし、仮に伝えられたとしても本人の前で言うのは問題過ぎた。

そんな何も言えない俺に対してミアは、背中を擦りながら優しい声で語りかける。

ミア「ゼノ大丈夫。私がいつまでも一緒にいるからね。だからほらいつものように笑って」

その声と、背中を擦る手の温かさでいつの間にか俺は癒され元気を取り戻した。

ゼノ「ごめんミア…もう大丈夫!」

ゼノは、ミッションに従わない事にした。罰ということが書いてあったけど、罰が何か怖いからってミアを殺すぐらいなら受けた方がマシだと考えた。

それから一日が終わるまでミアと幸せな一日を過ごした。昼は外で、ミアとエイトと俺でピクニックをし、夜は綺麗な夜空をミアと俺で一緒に眺めた。

ベットに入った時刻は11時58分、もう時期0時になる時間帯だ。

ゼノ「とうとう一日が終わる…さて…罰は一体何が」

待ち構えていると、時計が0時になったことを示す鐘がなる。

その瞬間、ゼノは、真っ黒の空間に飛ばされた。

次回 罰〜失敗した人の末路

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