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第79話『休みが無いのは魔族のせいだ!!』by海弟

海弟のクリスマステンションが気持ち悪い……。

いや、別にいいですけど……。

ふははは、俺は新世界の神だ。


「神は、私です!!」


ふ、神にそんな攻撃は効かないぜ。

ツッコミはこうやるんだ!!


「おるぁああ!!」

「って、それはただのビンタです!!」


ババババシィイイ


ふ、抜かった……。


『海弟~、聞こえるか~?』


あぁ、影流の声が聞こえる……。

これが、走馬灯ってやつか?


『海弟!!返事してよっ!ねえ、海弟!!』


青空の声だ。

何で、焦ってるんだろう……。


ああ、回想はめんどくさいから説明すると、親父達の記憶は消させてもらったってやつだ。

チートを通り越してるよね……。


『『海弟!!!』』

「うひゃぁ!」


飛び起きる。

あれ……何だか、目から赤い物が……。


『海弟……残念だが、休みは終了だ』


影流の残念そうな声が響く。

って、ちょっと待って。

もう、終わり?

仕入れたからいいけどさ……。


「戻ってこいと?」


二人が不思議そうな顔でこっちを見てくる。

吉の顔が可愛い……。

何処と無くふぇーににてるな……。


『大陸中央から、各国へ魔族の進軍が始まったそうだ』


……ピンチ?


「行くか」


休み少なかったな……。


「パーティーはどうするんですか?」

「兄さん……頑張ってくれ」


人任せって最高。


「それじゃ、行くぞ。『鏡』」


鏡に触れて、三人とも異世界に転移する。





「目の前に現れると、やはり驚くな……」

「海弟!!」

「うわっ!!」


やわらかいものが二つ……。

違う、違う。


「青空、離れてくれ。影流、敵は?」

「空を飛べる奴等が、丁度領地内に入ったところだ」

「よし、そっちは任せた」


……いや、恐いからじゃないよ?


「まぁ……地上部隊が来るまでお前は地上から魔法攻撃をしてくれていればいい。部隊の奴等も向かわせるからな」

「……わかった。自由に動いていいんだな?」

「あぁ、それで守れるならな」

「俺は勝つさ。秘密兵器があるからな」

「秘密兵器?」

「教えないぞ?」


二人は影流達のところに残して、部隊の部屋に行く。


たぶん、緊張してるだろうな……。

はぁ……俺もしっかりしないと……。


それじゃぁ。


「お―――ぶべっ!?」


「さぁ、行くぞ!!」

「イリアさん、何か飛ばしませんでしたか?」

「気のせいだ」

「そうですか」


ダダダダダダ


「酷い!!」


顔が痛いよ……。


「かいで?」

「え?」


あぁ……俺の癒し……。


「おかえりー」

「おぉおおお、涙がとまらねぇぜ」


感動の再会だ。


……和む。


「さて、俺達も出陣だ」

「おー」


はははは、これで俺は無敵だ。

空だってどべ……る?


「って、数多いな……」


俺は、城の外に出て、真っ先に飛び込んできた魔族……いや、魔物を見る。

とりあえず……、空が見えない……。


「第三『炎鎧』第二『風軽』『林我』」


とりあえず、コレだけで十分だ―――


「空を飛ぶにはな!!」


炎で出来た羽を使い空を飛ぶ。

『風軽』で軽くなった体に、炎の羽を『林我』で強化すれば飛べるんだよね。


「……く、ここで終わりか……」

「かいで!!」


魔物の近くに来たのはいいが、これじゃ、何か浮遊感というかそんなのがあって無理……。


『グギギ』


あ、こっち来たよ?


「ダメだ。『鏡』」


転移で逃げよ。

外道?

なにそれ?


「とりあえず、コレはここに置くことにしようかな」


秘密兵器をここに置いて、俺は部屋を出る。


「よし、戦場へ行こうか」

「しきりなおし?」


いや、リベンジだ。

ねぇ?

海弟って主人公ですか?

ここって、恐くても戦う場面でしょ?

違いますか?


でも、この展開を望んだのは自分です。

って言うか、大きな戦いなのに、海弟がマイペース過ぎるから普通の日常みたいになってるし……。


「なんだと!!これでも色々大変なんだよ!!」


海弟のくせに生意気な……。


「部隊の奴等にも会えなかったし……」


それは、不慮の事故だ。

神様がふぇーだけは会えるようにしてくれたんだ。

感謝しなさい。


「く、あの地味(かみ)に感謝するぐらいなら、空を飛んでたほうがマシだ」


みなさん、聞きましたか?

はい、次回。


海弟、空を飛ぶ


です。

お楽しみに~。


「ちょ、待って。今のわすr―――」


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