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第75話パクッと食べる

ほのぼの……してますかね?

なぁ、俺はお菓子が大好きだ。

いきなりなんだって?

糖分は体にいいんだぞ?

え?カロリーだって?

全く、運動くらいしたらどうだ?


「俺は、誰に向かって話しているんだ?」

「あ、お兄ちゃん起きましたか!!」

「おごゅ!!」訳(おう!!)


い、いきなりなんなんだ……。

一瞬世界が水色に見えたぞ……。


「逃げるとはいい度胸ですね」

「ああ、パンツの色か」

「……」

「やめて、効果音がないのが逆に恐いからやめて……」


痛みさえも感じないよ。


「何もやってないんだけど」

「え、あ、そうなの?」


模写必要なかったな……。


「お兄ちゃん大丈夫?」

「……異常なし。たぶん、大丈夫」

「余計な言葉は付けなくていいのに……、まぁいいわ、それじゃ話の続きを―――」


コンコン


「隠れろっ!!」

「はいっ!!」


だからって、二人して布団の中に入って来ないで……。


「はい、誰ですか?」

「あ、起きてらっしゃいましたか」


一人のメイドが入ってくる。


「えっと、お菓子好きだと聞きましたので」

「あ、お前がここにこのお菓子を持ってくるのはわかっていた……、何故なら俺はお菓子好きだからだ!!」

「は、はぁ。それは、ここに置いておきますね」

「ふひ」訳(はい)

「私は、影流様に海弟様が起きたことを知らせてきます」

「ほふはい~」略(了解~)


このケーキうまいな。

砂糖で甘みを出しているのはいいけど、焼き加減がいい加減だな。

どうせ、青空に聞いたのをだいたいって感じで作ってうまかったから出したって感じだろ。

甘いな、俺にはこの小麦粉のパサパサ感がわかるぜ。


「何ですか、これ?」

「いいにおいね」

「あ、勢いで二個食べてしまった」


おっと、これくらいでめげる俺ではないのだよ。


「特殊魔法『鏡』」


増やせ増やせ~。

でも、俺は要らないけど……。

こうなったら、原料を一から自分で集めて作ってやるか。

俺だって、兄さんの料理を伊達に見ていない。


「おひひふ~」訳(おいしい~)

「すごく、おいしいです!!」


うん、飲み込んでから喋るのは常識だよな。

え、俺はどうなのかって?

本物の通ってのは、いつも常識を凌駕するんだよ。


「さて、影流に会いに行く前に……っと」

「あっ!」


水だ。

妖精の魔力だ。


「報酬の先払い~」

「絶対に助けてくれるよね!!」

「ふ、俺をなめるな。影流に頼めば一発だ」


世界中何処にいても探し出すことができるぜ……。


「では、ん、んぐ」


一つわかったことがあります。

妖精の魔力が白い理由は土が混じってるからです。

つまり、メチャクチャまずいです。


「おいしい?」

「ゴメン、もう一眠りする」

「え、ちょっと」

「私も食べたら眠くなっちゃいました」

「……」


いわゆる両手に花?

片方ひまわりで、片方はタンポポ……の綿毛だ。

どっちがどっちかはわかるだろ?


これ、伏線にしとこ。



……え?

4章できちゃう?

……本当に200話まで行くかもしれない……。

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