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第70話海弟と最強のチート能力

皆さん暇してると思って、二話更新してみました。

まぁ……短いですけど、急展開ですね。

「壊れろ!!」


海弟……暴走中

城……半壊

妖精王……顔が引きつってる

その他(海弟の元(?)仲間)……逃走中

この村の住民……避難所へ向かっている

兵士……妖精王の警護


「神聖なる炎、宿すのは鏡……『虚曲炎(きょきょくえん) (かがみ)』」


海弟の詠唱。

他の魔法とは違う、特殊な詠唱になっているが、魔法は発動する。


炎に包まれた鏡に写るのは、焼き崩れた城。


「魔力を吸収して、壊せ……」


そこにいる、海弟を除く全員の魔力が吸い取られる。

それと同時に、その鏡から発生した濃厚な魔力によって場が崩壊する。

海弟は後ろにジャンプして避けるが、後ろが壁の兵士達には避けられない……ただ一人を除いては……。


「魔王め、本性を表したな!!」

「魔王……それは、俺の友人だな……、俺は魔王にはなれないよ……」

「ふざけるな!!」


空中に浮かぶ、妖精王。

それを崩壊する城から見ている海弟。


「鎮静せよ!!」


その場にある、全ての物が鎮静される。

兵士達はその力を与えられ、回復している。


「……妖精王特有の精霊術か……」

「知識は豊富なのだな、魔王……」

「はぁ……、力を与えられしは(いかずち)


炎を帯びた鏡に雷の力が追加される。

微弱な光に照らされて城はより激しく燃える。

だが、精霊術の効果なのか、最初の時よりも炎が小さい。

それだけ、精霊術が高等なものだとわかる。


「はっ!!」


魔力の塊を妖精王に向かって放ち、魔法を発動する。

だが、見えていたかのように、避け風の塊を打ち出す。

炎を纏っていた鏡を消して、目の前に鏡を出す。

だが、受け止めきれずに割れる。

どうやら、精霊術は魔力を使っていないらしい。

しかし、一瞬威力が弱まった隙に避ける。


「く、はぁあぁああ!!」


圧縮された水が海弟の周りを囲む。

だが、魔力の防御壁を張って、それ以上はいってこさせないようにしてある。

そして、海弟は空気に自分の魔力を馴染ませている。


「今度の魔王は強いな……」

「残念ながら、魔王じゃない。ただの人間だ。何度も言っているだろ?」


それを言った後、魔力を練り妖精王の腹に向かって空気を圧縮し攻撃する。

だが、それと同時に海弟の中の魔力が空っぽになる。

妖精王は気絶し、海弟は魔力が無くなったせいで動けなくなった。


崩壊が終わり、30分後二人の捜索が行われたが、その行方は不明になった……。


兵士の半分が死に、妖精の住民は4分の1が命を失った。

これでは、人間と妖精の間にできている溝は深まるばかりだろう……。




すごい展開になってきましたね。

もう、海弟がヤバイですね。


そろそろ、学校に行かせないと……。

まぁ、こっから学校に行く話が出てくる可能性は低いですが……。

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