第66話気が付けば王様が目の前で…
最近、○○と○○って感じでサブタイ付けてないような気がする。
次から頑張ってサブタイ考えてみよう。
「はははは」
「ふははは」
王様ったら、面白いな~。
でも、その前になんで俺はここにいるの?
……整理してみよう。
~~回想~~
俺は、あの肌寒い洞窟から出ると、魔物に囲まれた(たぶんこの洞窟に住んでいる魔物)。
「ふぇー、これってタイミングが良すぎないか?」
「うんがわるいだけ!!」
はい、人のせいにしました。
すいませんでした。
「どうしよ」
「?」
「魔力が尽きた」
「えぇえ!」
ははは、あの洞窟の中でどれだけ暴れたと思ってるんだい?
俺の魔力は無限じゃないんだよ……。
「逃げよ」
「そうだね」
「ふぇー、あいつ等は?」
勿論あいつらとは、ヘレン達のことだ。
「あっちだよ」
「ん、サンキュー」
俺の脚の速さは、普通だぜ。
「自慢できない……」
「どうしたの?」
なんでもないやい……。
『グルルル』
おぅ、怒ってるみたいだ。
逃げさせてもらおうか。
「逃げるが勝ちだっ!」
俺は木の間をジグザグに走る。
「おってきてないにょ……いてて」
おう、ふぇーが舌を噛んだみたいだ。
「って、追ってきてないの?」
「うん」
俺は後ろを見る。
魔物達が洞窟に入って行くのが見える。
「……歩いていくか」
「そうだねー」
……和む。
数分すると……
「あ、海弟遅い!!」
「酷い!!俺は探しに行ったんだぞ!!」
「でも、もう見つかったよ?」
「は!?」
馬車の方向を見る。
大人二人に子供一人。
「よし、行こうか」
「どこへですか?」
穴を見つけにだよ……。
「まぁいい。それじゃ、出発しようか。ふぇー」
「うん」
「ちょっと待ってください」
「はい?」
声の方向を見ると、男が居る。
「あ、あなたは!」
さっき、走ってた人じゃないか!
「あの、お礼がしたいんですが……」
「お、お礼……」
魅力的な単語だ。
「行きます!!」
がめついなヘレン……。
ま、まぁ、俺も行こうとしてたけど……。
「それでは、付いて来て下さい」
「はい」
~~~~~~~
そして、ここです。
お城です。
王様が目の前に居ます。
そして、イリアから騎士だとばれたら殺すと脅されました。
まぁ、他の国に他国の騎士がいたら……ねぇ?
でも、あの人が貴族って、ビックリだな~。
「あいつはな、庶民の暮らしを調査してもらっているんだ、たしかそうガーヘが言ってたな……」
えっと、この人は王様なのでしょうか?
そして、ガーヘって誰ですか?
「あ、あの……早く立ち去りたいというか……なんというか……」
「何だ、はっきり言え」
苦笑い。
愛想笑い。
これをマスターしていればこの場を切り抜けられただろう。
だがな……まだ、お礼を貰ってないんだぞ?
これをマスターして使ったとしても、お礼は手に入らないんだ。
「お礼ください」
そう、こうなっちゃうんだな……。
いや、俺ははっきり言っただけだよ?
「………」
な、なんと言う威圧感……。
「あぁ、そうだったな、忘れてたぞ」
本当にこの人は王様ですか?
ちなみに居るのはベレテナです。
王様は、政治に関して全く知性が働きません。
なので、バレないといいなぁ~。
って、作者が思うに、この国は何を目的として動いてるんでしょうか?
……筋肉or戦い
どっちも、ろくなのがねぇ!?