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第64話炎より熱く燃え上がれ!!

さ~て、海弟はどこに向かっているのでしょうか……。

「ははは、俺が正義だ!!」

「えっと……ひーろー?」


おぉ、ふぇーがこの前テレビで見た知識を使っている!!

何だか、和む……。


「ひーろーだよ!!」

自由(もえる)正義(ヒーロー)海弟!!」


これは、微妙だ。

脳内削除(ブレインクリア)……。


「今のは中々カッコよかった……」

「なんのはなし?」

「みなまで言うな。手っ取り早く……、第三『風星』」


俺は空気に自分の魔力を馴染ませることで、レーダーのように活用できるのだ!!


「そして、第二『林脱』同じく第二『風軽』『林我』」


俺の足はスポーツカー並みに速くなったぜ。

ちなみに、『林脱』を使ったのは、速く走りすぎて、足に負担が掛かるからだ……。

『林脱』で、ダメージを麻痺させているんだぜ!!


「どこだぁああ!!」

「さがしてるよー」


見つからないな……。

ん、向こうに魔物の気配発見。

ストレス解消だ。


「おりゃぁあ!!熱く燃えろ!!第三『炎鎧(エンガイ)』!!」

「かいでー、いけー!!ひーろー!!」


俺は、炎を纏い、魔物達のところへ突っ込んでいく。


「って、魔物の巣かよっ!!」


なんと、地下深くまであるようだな……。

だが、魔物がたくさんいるから倒しながら進もうか。


「ずりゃぁああ!!」


気持ち悪い声をあげながらどんどん燃えていく魔物達。

魔力を込めれば込めるだけ威力と範囲が広くなるから使いやすいぜ~!!


「ファイアーナックル!!」


手に炎を纏って殴る。

そして、横から炎の羽で攻撃。

この鎧、頑張れば空も飛べやすぜ……。


「うりゃぁあ!!」


魔力を羽に注ぎこむ。

強化を、『林我』のみに変える。

羽が大きくなって、鎧の炎が消える。

そして、体勢を低くして走る。


「うららららららら……」


なんという呂律……。

ではなくて、炎の翼によって、魔物は焼き払われていく。

結構速いスピードで走っているため、魔物が追いつけない。

一つ崩れた場所を見つけた。

あそこから下へ降りよう。


「とうっ!!」

「じゃんぷー!!」


空中で一回転。

そして、着地。

これで、丁度穴の下にいた魔物が下敷きになった。


「おぉう、奇跡のパフォーマー海弟と名乗った方がいいか……」


悩むところだ……。


「かいで、くるよっ!」


ふぇーの言う通り、襲い掛かってくる魔物。

だが……、


「大丈夫だって」


その言葉通り、羽によってガードされて焼かれる。


「よし、合わせて炎のパフォーマーだ」

「なにそれ?」

「俺の二つ名だ!!」

「えっと……やめたほうがいい」


……いや、傷ついてないよ?

ホントだよ?

っていうか、熱くなりすぎていたようだ。

周りには魔物。こっちは魔法のみ(使いすぎて魔力がほとんどない)。


「ば、バカな……。俺はどうしたらいいんだ……。神様どこへ……」


おっと、勝利の女神だから、女か。

……間違えたのが原因か!!


「いや~、この勝負に勝てたら、勝利の女神様に毎日一時間の祈りを捧げよう」


おぉお、魔力が回復していっている。

これは……、神父の才能を見つけたり……。


「残念だが、祈りはめんどくさいので、引き分けということにしておいてやろう」


俺は、魔力を体の外へ態と出す。

結構頭がいいようで、それだけで逃げていく魔物達。

本気を出せばこんなものだ。


「ふぇー、大丈夫か?」

「ほのおのぱふぉーまー?」

「や、やめろ!!うぅ、苦しい……」


まさかの、ふぇーからの精神的攻撃。

俺の中の悪魔が認めろとささやきかけてくる……。

天使が、いない!!

ちょ、何で?

えっと、置手紙?


『私が、あなたの選択肢を増やしてさしあげたのです。

なので、そのお礼に休暇を貰います』


な、なんだと……。

ん、続きが……。


『追伸 次にまたくだらないことで死んだら、あなたを地獄に送り届けます』


……俺は死なない。

そして、いつでも真剣なんだ。


「ふぇー、行こうか」

「うん!」


あぁ、和む……。

あ、ストックが切れた。

はい、それだけです。


それでは~。

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