表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
68/557

第58話予兆とリアル錬金術

ちょっと他の作品とは違った錬金術です。

まぁ、内容は同じなのですが、表現が違います。


……今思うと、3章始まってからずっと海弟の新能力を発揮しまくってますね…。

まぁ、戦闘でいきなり使うよりかはマシですかね?

「それで、だ…」


今俺は、なんちゃら会議とかに出席している。

一つ言うと、全く内容がわからない。

魔物退治ってのはわかるんだが…。


「……妖精王に助けを求めるのはどうだ?」


一人がそういうと、周りがざわざわし始める。

妖精王?


海弟は、妖精王がなにか隣に居る人に聞いてみる。


「妖精王ってのは、妖精の中で一番偉い奴のことだ。すごい力を持っているらしい。かの有名な勇者と契約していたらし……」


海弟は、話を全部聞かずに、席を立ち出て行く。

海弟は、ふぇーと契約しているので、この話には関係ないだろう。

契約は一人に一つだけなのだから。


「お、影流。会議に出なくてもいいのか?」

「ああ、団結力を高めるためだけの会議だからな。俺は前線に出て魔物退治なんてやらないだろ?」

「そうだな」


そんな国があったら、もうヤバイな…。


そんな事を考えていると、一人の男が走ってくる。

影流に耳打ちすると、影流が驚いたような顔になって、海弟に尋ねてくる。


「お前、妖精王って知っているか?」

「妖精の中で一番強い奴のことらしい」


適当に要約して、伝える。


「……俺と契約させる方向で会議が進んでいるらしいんだが…」

「……何でそうなるんだ…」

「…なるようになるしかないな。海弟、お前が頼みの綱だ」

「は?」

「ふぇーも妖精だろ?居場所を知っているかもしれないだろ?」

「お前は国を離れるわけにはいかないから、俺に行けと?」

「そうだ、どうせ帰りはすぐだしいいだろ?」

「……まぁいい。褒美はごっそり貰う。後報告書をこれから免除してくれるならいい」

「報告書の免除って…、まぁいい。面倒ごとを起こさないなら免除だ」

「よし、引き受けた」


これで、面倒な仕事をするはめにならない。


内心で笑いつつ、自分の部屋まで走っていく。


「お~い、ふぇー。居るか~?」

「どうしたの?」


ふぇーが目を丸くして言う。


「仕事だ。妖精王のところまで行くぞ!!」

「うんっ!!」


妖精は魔法に長けているらしいので、魔法を使える奴は、全員参加、丁寧な口調を使えるもどき君も参加で。

総勢七人の少数精鋭の部隊になった。


いるのは、

海弟、ふぇー、カサロ、ヘレン、ディティ(何故か入っている…)、レンス、イリアの七人。

魔法使いを重点的に、丁寧な言葉を使える者、エルフも…。

という部隊だ。

他の国では絶対にありえない部隊だろう…。


~翌日~


「出発するぞ~、ふぇー、位置頼む」

「りょーかい!!」


ふぇーが目を瞑りながら集中して、位置を言い始める。

海弟は、学校だ。なので、ここで別れないといけない。


「んじゃ、手鏡を置いておいてっと」

「じゃあ行ってらっしゃ~い」

「おう、……後で日本語の勉強しなくちゃな(ボソッ」


悩みの種である、問題を呟き、そのまま転移する。


「それにしても、精霊王ね~」

「アホじゃないの?」

「それは、精霊王に失礼ですよ」

「そんな堅苦しいのいらないって。エルフの私が言うんだし大丈夫!!」


完全に、ピクニックムードの六人は、適当に和みながら進む。

途中で、魔物にも出会ったが、難なく倒すことが出来た。

夕方になって、海弟が帰ってくる頃になると、夜行性の魔物が増えてきた。


「こりゃ、あんな大げさな訳だ」

「弱いのはいいけど、この数がねっ!!」


魔法を使いながら、話すことができるのはこの二人が優秀だからだろう。

普通なら、詠唱が必要なところだが、海弟は魔力をそのまま変換、ヘレンは初級魔法なら完全に使いこなせるので、全く問題ない。


「今日中に国境を越えれますかね?」

「一歩手前に町があるから今日はそこの方がいいんじゃないか?」


魔物も倒し終わり、イリアと海弟が話し始める。


「そうですね。野宿よりかはマシですし…」


冒険慣れしている人は、ディティしかいないこの状況。

野宿は避けたいのだ。

それに、明日には国境を越える。

妖精王は、ゼッカスの国の方向にあるらしい。

エルフの里が途中にあるが、ディティがいれば通れるだろう。

そんな海弟の考えだ。


「ふぇー、魔物は出てきそうか?」

「もう、いないよー」


ふぇーのおかげ、魔物の奇襲などにも反応できるのでありがたい。


「それじゃ、馬車を速さをあげるか」


カサロに運転は任せてあるので、あげてもらう。

平原からいつの間にか森に変わっていく。


「ここを抜けたらか?」

「たしか、そうだと思う。この森の木で物を作ったりするのが盛んだときいた」


イリアの父親は、傭兵。

色々なところに行って、その土地の話をさせてもらったり、イリアの魔法の才能があるとわかると、勉強させたりもした。

今では、立派な魔法剣士である。


「ほぉ、民芸品か」

「そこまでの技術があるかはわかりませんが、木で出来た家に住んでいるそうです」


意外と裕福そうな村は、最初の頃、税金を取られるのを嫌ったが、影流が会いに行ってから人が変わったように税金を払いはじめたらしい。


「何かお土産を買っていこう」

「荷物になりますよ?」

「あっちで渡せば良い」


うん、こういう時便利。


「んじゃ、俺も何か作ってみよう」

「それなら、全員で簡単な物作って、一番うまい人がみんなに命令ってのは?」

「よし、それに決めた」


カサロとふぇー以外全員参加の、物作り大会。

馬車の中での部が開催された。


「材料は木のみ、魔法は使って良いとする」

「わかりました隊長」


いっせいにスタート。

海弟は、技術が1なので、負ける可能性大だ。


あんなこと言ったが…。

魔法で?


手にある木を燃やしてみる。


火事になるな…。

『鏡』ならどうだ?


「『鏡』」


鏡に木を入れてみる。


「おお~、入った」


倉庫になることが判明し、そこに魔力を送ってみる。


ここから、イメージでいけるか?


お題は、木の人形。

器用に魔法で彫っていかなければならない。


人形…。


一瞬バチッと、なったかと思うと、鏡の中に小さな人形が現れる。


こ、これは!!


『錬金術』


「こ、この勝負もらったぞ…」

「そう言ってれるのも……これ本当に海弟の?」

「………(コクリ)」

「……勝者…海弟!!(バッ)」


滑らかな動きで、海弟が勝者に決まって、どうやって作ったか聞かれる。

そこで、海弟は…


「『錬金術』だ」


…と、答えたそうだ。

また、海弟の能力の幅が増えたのであった。


何か面白い話とか無いですか~。


はい、いきなり本編から逸れましたね……。


よし、錬金術並びに、他の奴も『鏡内操作(ミラーチェンジャー)』と呼ぼう。

あえての、チェンジャーです。

あ、本編には出てきません。作者が勝手に考えただけです。(それは、本編に出させろよっ!!


そういえば、クリスマスを題材にした作品が増えてきましたね~。

クリスマスには、色々ありますよ?

詳しくは、兎桜の活動報告のほうを見てください。(指が疲れました。


評価や感想をよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ