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第52話白い剣と久々の再会

再会。それはとても虚しいものよ…。

だけど海弟はめげない。

ただただ上を向いて涙を堪えるんだ。

「海弟、それは?」

「……収穫だ」


それは勿論、海弟の手にある二つの鏡。

右に白いドラゴン、左に黒いドラゴンがいる。


では、ここからは影流に説明するついでにみなさんにも説明しておこう。


「まず、この二つは連想魔法で白の剣と黒の剣を引き出すことができます」


封印など効かんぞ?


「そして、意思だけで元に戻せます」


まぁ、使いませんけど一応ね?


「……勇者は?」

「わかんなかった」


と言うことで、海弟は適当に済まして自分の部屋に。


「……何故?」

「あ、おかえり~」


よし、確認。

俺の部屋にいるのは?

海弟OK 青空… ふぇーOK 死有OK? 夢… 大鋸まぁいいだろう 師匠(ディティ)OK?


「さて、イレギュラーなのは誰?」

「わかんないよ?」


あんただよ、青空!!


「あ、海弟!!ちょい、きなさい!!」


痛くない?痛くない?


「はい、こっち」


やっぱいたい…。


海弟は、ディティに腕を掴まれて中庭まで移動。

この時期寒いです。


「なんですか師匠…」


寒さに耐えろとかは無理です。

ただ、高いところと寒いところは苦手なんです。

俺だって人間なんだよ?


「ちょっと、光の魔法を見てみたくてね」

「え?ああ、白の剣を使ってのですか」

「そう」


海弟は、後ろの剣を地面に置いて右のポケットから手鏡を取り出す。


「白の剣…安くなったわね…」

「正直使いたくないんですけど…」


使わないと命がないからな…。


「んじゃ、行きますよ」


魔力を少しこめて鏡を剣に変える。

まさか、さっき使わないと言って置いてこんなに早く使うとは…。


「ほぉ~」

「んじゃ!!」


魔力を適当に練って、光の魔法を使う。


ズゴォオオオ


「………!?」

「ちょ、なにコレ!!」


消滅した!!


白い光は、全てを包み込んで目の前の地面を文字通り消滅させた。


「……魔法の次元を超えてるな…」

「師匠、俺これいりません!!」


いつか、必要になる日が来るまで持っていてもらおう。


「いやいや、弟子の物を取るような師匠じゃ~」


絶対力が暴走した時のこと考えてるね。ってか、目を合わせなさい!!


「…師匠?」

「………」


無言の圧力と言うか、気配?

あ、殺気だ!!


「……ありがたく貰っておきます」


死んだらメチャクチャ後悔するな…。


「よろしい。で、魔法の次の段階に行くわよ」

「は?」

「だから、次の段階。よし、準備運動から」


あれ?終わりじゃないの?

……とりあえず、逃げるかな。


「それは~、冬休みってことで…、『風軽』じゃあ!!」


これで、追いつかれ……ないはずなんだけどな~。


「遅い遅い!!」

「何か腰が重いような……、風よ、このロープを切れ」

「ちょ!!」


師匠、いい加減そういうセコイ技やめたほうがいいと思うんだ…。


「冬休みにまたよろしく~」


さて、逃げれた……よね?


海弟は後ろを確認、いない。OKだ。


「前は?」

「あ……前?」


前を確認。


「……何で?」

「久しぶり~」


さて、この人は誰でしょう。

1海弟の知り合い

2ディティの弟子

3初級魔法を全部使いこなす


さて、この三つからわかることは?


「ヘレンだね…」

「当たり~」


さて、何でいるのか…。

大体予想が付く所が怖い。


「わかってるみたいだね?」

「……よし、お客様として「違うね~」…やっぱり?」

「うん、やっぱり」


いや~、弟子になって親近感が沸くようになったけど…。

誰に似たんだか…。


「これ、師匠からの「言いたいことはわかった」最後まで聞いて欲しいんだけど…」

「いや、これ以上先延ばしにしたら寒い…」


さっき言ったとおり、寒いのは苦手なんだ…。


「俺の部屋に来る?」

「えぇ~、それって…」

「いや、変な意味はないけど…」


あれだけ人数いるし…。やったらやったで燃やされるよ?


「んじゃ、行こうか」

「そうだね」


その日、ヘレン海弟の部隊に入団。


ヘレン登場。

再会できて嬉しいような…。

青空と同じようなキャラになりましたね。人物よしては優秀ですね。


さて、今日はこれでおわり~。

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