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第50話『空を自由に飛びたいな~』by海弟

……浮かれすぎました、ゴメンなさい?


まぁ、次頑張ろう。

「ウギャア~~~」

「暴れないでくださいっ!!」


夢は必死なようだが、海弟は空など飛んだ事はない。

地面に足が着いてないと安心できないのだ。


「そ、空飛んでる…。鉄の塊?」

「それは、飛行機です。って、暴れないで!!」


海弟は、ドラゴンの森に空を飛んで向かっている。

正直、海弟は高いところが苦手だ。


「うぅ~、おじいちゃん俺もうすぐそこへ行くよ…」

「勝手に死なないでください。私が怒られます」

「俺を…、俺を降ろしてくれ…」

「着いたらいいですよ」


町が、見えてくる。


「あ、あそこだ!!お~い、助けて~。魔物にさらわ「ちょ、やめてください!!」だって~」

「もう、眠っててください」

「それは……助かるな」


海弟は、夢の魔法で眠る。


「全く、死有さんは何を考えているのでしょうか…」


夢は呆れる。

だが、気をつけないと山などにぶつかるので前を向く。







次に、海弟が起きるとそこは…、


「焼け野原?」

「黙っててください。舌噛みますよ」

「え?うわっ!!」


近くを火の弾が飛んでいく。


おい、みんな見てくれ。

マジドラゴンだぜ。もう一生見れないかも…。

だって、ここで死にそうだし…。


「最後に見た夢は……、思い出せない。最悪だ…」

「そんなことで落ち込まないでください。『鏡』で何とかならないんですか?」

「あ、いいねそれ」


海弟は、少し魔力を練る。

手に小さな手鏡を持って前に出す。


「すごいですね」

「面白いように吸い込まれるな」


炎の弾は、面白いように手鏡に吸い込まれていく。

当たりそうな弾だけを吸い込んでいる、それはもう壊れそうだ。


「溶けてますね」

「あんな高温に耐えれると思うか?」

「無理ですね」

「だろ?」


海弟は、また魔力を練る。


「とりあえず降りるぞ」

「へ?」

「『風軽』第二『重火』」


そこから、すごいスピードで落ちていく。

海弟達がいた位置は、爆発している。


「ちょ、速い!!」

「第二『林脱』!!」


地面が急に迫ってくる。

いや、迫っているのは海弟達。


「あ」

「え?何?いやぁああああ!!」


ズドオォ


そんな音と共に衝撃が…。


「嘘…」

「し、死ぬ…」


海弟はすぐに、自分に回復魔法をかける。


「危なかったぞ…」

「何で生きてるのよ!!」

「ふ、俺をなめ……怒ってる?」

「…どんな風に見える?」

「…逃げていい?」

「ダメ」

「ど、ドラゴン。助けてくれ」


その願いが通じたかは分からないが、ドラゴンがくる。


「あ、ありが……」


なにコレ?

縛られてる?え?捕まった?

ちょ、どこ連れてくの?


「いやぁあああ!!」

「それは、こっちのセリフだ!!」

「男みたいな口調になってるよ?」

「お気楽ね…」

「…どこに連れてくんですか?」


ドラゴンは答えない。


「帰っていいですか?」


ドラゴンは答えない。


「じゃあ帰ろうか。夢行くぞ」

「どうや……」


地面に鏡が現れて、二人を消す。


『…消えたぞ……』

『どうやって逃げたんだ…』


その後、ドラゴンは深く傷ついたとか…。

そして、海弟が戻ってくるとはこの時思いもしなかったとか…。







「お気楽でいられるわけね」

「ドラゴンなんぞは、格下だ」

「殴っていい?」

「……出来れば殴られたくない」

「無理ね」

「…逃げる!!」

「あ、まて~~~!!」


海弟と夢はその後、死有にお説教を食らったとか…。


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