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第49話魔王のお話

今日は、2話更新したい気分なのです。

バカな小説は、いつまでもバカなんですね~。

小説集として出すよりも、バラバラに出した方がいいのか…。


『スノーマン』と『白の旅人』は、バラバラに出すことに決定。


めんどくさいので、今日からスノーマンは出していきましょうか。

題名は……『スノーマンが溶ける!?』でいいかな?



「海弟様、来たことがあるんですか?」


それが、魔王城に入ってからの死有の第一声だった。

海弟は、夢の中でのことを思い出しながら歩いているだけだが、死有達はそんなこと知らないので不思議がる。


「なんというかな…、魔王城には何回もきたことがあるってとこ?」

「何で、疑問系…」

「そうか、夢はツッコミと…」

「メモらなくていいから」

「………」


最後の、要らなくない?

ちなみに、大鋸だよ。(無口でクールな方)


「さて、ここは龍がいたとこだっけ?」

「そうですね、勇者が倒したんでしょう」

「いや、俺が倒したんだよ」


死有と夢の顔がポカンとなる。

大鋸にポーカーフェイスの修行をしてもらおう。と、思う海弟。


「な、何言ってるんですか!!」

「そうだ、私だって嘘だとわかるぞ!!」

「なにを言ってんだ…」


理解できない、海弟。

大鋸を見習ったらいいと思う。(変態の方じゃないよ?)


「あれは、魔王二重奏の一人なんですよ!!」

「なにそれ?」

「…魔王の血が半分流れている…」

「そうか、魔王の子供のような……結婚してたのか?」


いや、ピッ○ロは口から…。魔王も魔族だよな…。


「倒せるわけないでしょ!!」

「夢、五月蠅いぞ」

「嘘って言わないと眠らせるわよ!!」

「『鏡』で反射させる」

「……まぁ、いいわ」


全員黙らせて、再度出発。虎のとこでも同じような事があったが、割合させていただく。


「相変わらずでかい!!」

「久しぶりですね…」

「はぁ、これで魔王様がいたらなぁ~」

「…魔力も感じれないな………」


海弟は、無視して扉に触れる。

前回のようなことはしないのだ。


「海弟なら、魔法をぶっ放すと思ってたのに…」

「…俺はそんなことしない」

「言うまでの間はなに?」

「気のせいだ」


海弟達は、扉の中に入る。

だが、可笑しいことが一つ。


「魔王様の亡骸は?」

「消えるもんじゃないのか?」

「……いいえ、違います。海弟様だけに話します。ですが、他の者には話さないでくださいね」

「な、何の話だ?」


少し緊張する海弟。

衝撃を受けたのはこの後だ。


「魔王様には人間の血が半分流れているんです」

「な!!」

「いえ、正確に言うと人間の血は極僅かしか流れていません」

「本当か?」

「はい。それと、魔族はどんな存在だと思いますか?」

「人に危害を加える存在?あ、お前らのことはそんな風に思ってないぞ」

「ありがとうございます。それはあっているところもありますが、少し違う、いや付け加えれます」

「なんだ?」

「魔族は、魔力を上昇させる体を持つ者です。だから、魔族に人間の血が混ざれば才能などなくても自然に強い人間、いや亜種である魔族が生まれます」

「魔物はその手下。だけど、魔力は持ってない。さすがに魔力は無理だったのか」

「はい、魔法の試練がありますからね、試練というだけあって受ける資格を持たないとダメなんですよ」

「そうか…」


話を切り上げ、魔王が座っていた王座を見る。

海弟は、何か光っている物が見えた気がしたので近づいてみる。


「……はぁ、仕事が増えたな。いや、旅が長くなるだけか」

「どうしたんですか?」


夢達は、魔王の倒れた後らしきところで泣いている。


「ドラゴンの住む森に行くぞ!!」

「え?」


海弟は、それを言ってすぐに部屋から出る。

海弟が、見たもの、それは光で出来た手紙。

その内容はこうだ…


『魔王を倒した者よ、私は勇者である。

魔王はドラゴンの住む森で待つ』


それだけだ。読んだあとすぐにそれは消えた。


「海弟様?」

「ほら、行くぞ。二人も早く来い」

「え?」

「なんだ?」

「聞いてなかったのか?」

「いや、聞いてたけど何でドラゴン?」

「まぁ、楽しみにしてればいいんだよ」


そう言って、海弟は走っていく。

海弟は、ここでは気づいていなかった。

海弟が読んだ手紙は消えたのではなく、海弟に守護の力を与えたことを…。







「船を出してくれ、いや時間が惜しいから全員船の上にいてくれ」


周りから、なんだなんだとさわがれるが気にしない。


「『鏡』」


船酔い防止のためと、こっちの方が速いということからこっちを使った。

だが、貿易船を転送するほど大きな魔力を使ったら…。


「大丈夫ですか、海弟様?」

「俺、もう帰る。後、任せた」


最低限のことだけ伝えて、海弟は帰る。


「すごいですけど、魔力の消費が激しいんですね」

「そんなに速くドラゴンの森に行きたいんだね」

「……行けるのか?」

「渓谷じゃないんだからいけるんじゃない?」

「森は遠いですけど…」

「大丈夫、大丈夫。私、空飛べるし」

「初耳ですけど…」

「俺もだ……」

「初めて言ったも~ん」


これで、海弟を連れて夢がドラゴンの森に行けばすぐに転送できるようになる。


「海弟様は船に乗らなくてもよかったのでは?」

「でも、結構おもしろかったよ?」

「そういう意味じゃありません!!」


その日、夢は悪夢にうなされたとか何とか…。


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