第47話『俺は旅にでる…』by海弟
旅へ!!
俺達は帰って来た。ここは、俺の部屋だ。
周りが慌しい。だが、俺達は懐かしい感じでいっぱいだ。
「影流、政務頑張れよ」
「お、おう」
さすがの、影流もたじたじである。
「あっと、悪いけど船造ってくれないか?」
「何でだ?」
「魔王の城に行く」
周りが唖然とする。
あんなことあったら行くしかないだろ?
「わかった」
「ありがと」
了承した影流は部屋から出て行く。ちょっと、部屋の外が騒がしくなったが無視だ。
「私たちも付いて行ってよろしいでしょうか?」
「いいですか?」
「いいか?」
大鋸さんが無口の方になっている。
勿論、この3人は連れて行く。
「私は?」
「青空はダメだ。復興に青空は必要不可欠だ」
青空は、王妃役だからな。
影流だけよりも、青空がいたほうが早く終わる。
ブーブー言っている青空を無視して、さっきまで辛そうだったふぇーを見る。
「大丈夫か?」
「うん!!」
元気そうだ…。
和む…。
「よし、部隊のみんなの顔でも見に行くか。それと、お前ら魔物だけど大丈夫なのか?」
「はい。魔力もこちらの世界の方が格段に上がります。解ける事は自分の意思で無い限りないでしょう」
「ん、じゃあ見てくるか」
海弟は、自分の部屋から出て行く。
これだけ見ていたら、海弟のほうが王様が似合っている気がするのは気のせいだろうか?
少し、歩いて1つの部屋にたどり着く。
大きくもない扉を海弟は開ける。
「うわっ!!辛気臭っ!!」
「え?…た、隊長!!」
「あ、もどき君。今帰ったよ」
「もどきって…」
「な、どこに行ってたんですか!!」
イリア達は、海弟達が異世界の住人だということを知らないので、当然そんな反応をする。
「いや~、ゴメンゴメン」
「軽すぎる気がしますよ」
「隊長も放浪の旅に出たかったんじゃねぇ~の?」
久しぶりの感覚だ。
「よし、ではいきなりだが新人を紹介する」
海弟以外の全員が硬直する。
「この3人だ。右から死有さん。真ん中が夢。左が大鋸だ」
「「「よろ……なんで入ってるんだ(るの)?」」」
「この3人が入ればもう無敵だろ?」
魔将軍が3人この部隊に入れば、一つの国ぐらい潰せるだろう。
まぁ、政治的能力がないので一日でその国は終わるが…。
「よし、じゃあ各自訓練に励め。俺達は少ししたら行くところがあるから」
「どこに行くんですか?」
「そうだな、旅は道連れっていうだろ?」
「答えになってないぞ!!」
「イリア五月蠅い。もう少し静かにしろ。そして大鋸、変態モードになってるんじゃない」
なんか、この部隊いいな。
そう思っているのは海弟だけではないだろう。
…翌日…
「出来たぞ海弟!!」
海弟は、この声に起こされた。
「後5分…」
「ダメだ。ふぇーはもう起きてるぞ!!」
「おぉう、嬉しそうだな影流」
「出来たって言ってるだろ」
「何がだ?」
「船だ!!」
「はやっ!!」
何でも、貿易船を改造して造ったらしい。
でかいのは構わんが、貿易が出来るくらいの船ってどんだけでかいんだよ…。
そして、この国の大臣やらなんやらに見送られて出発した4人。
「朝飯が今日はなんか豪華だったな…」
「青空さんが作ったって言ってました」
「青空か」
何故か、夢は青空のことを青空さんと呼ぶ。
したっているのだろうか?
「海弟様」
「何?」
「後、1時間ほどしたら村があります。その後また1時間ほど……
長いので省略。
これにて、今日の予定は終わりです」
何か、細かいところ(誰が料理を作って、どこ産とかなど)まで説明されて疲れた…。
「もう1時間経ってない?」
「村が見えてきたな…」
無口な大鋸。
「そういえば、海弟の魔法で行けないの?」
夢が聞く。
「俺は、連想できるとこしか行けないんだよ」
「便利なのかわかんないね」
いや、世界の行き来できる時点で便利を超えていると思うが…。
「それと、その鏡で大丈夫なんですか?」
「大丈夫だろ多分」
俺達は、学校とかあるので鏡を携帯している。(手鏡ほど小さい)
俺の連想魔法で繋いであるので(鏡が小さいから魔力が少なくて済む)たぶん行き来が出来るって言うことだ。
なら、でかい鏡じゃないくて良かったじゃないかって?
連想がしやすかったからそれにしたんだよ。
「暇だな…」
「そうですね…」
「走ってくる」
「はい……え?」
海弟ダッシュ。
「先に、村行ってるからな~」
「あ、海弟様~」
意外に旅は楽しそうである。
何か、暇ですねぇ~。
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