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第39話黒の剣と黒の剣

黒の剣は、呪いが掛かっているわけじゃないんですよ?

ただ、黒色の魔力が刀身を黒く染めてしまっているわけで、白の剣は勇者の白い魔力で白くなっています。


これは、魔法の光が使えるか、それとも闇かで決まります。まぁ、どちらも大きくなければその剣を扱いきれませんが、まぁ逆の性質の魔法を使っていても剣は振ることができる訳ですね。


長くなりましたが、本編どうぞ。

何度も、黒い軌跡が起こる。

いや、起こしている。海弟が…だ。


『うぉおおお!!』

『なっ』


魔王は、何度も受けとめるがそろそろ腕力も限界だろう。

いや、それは海弟も同じで『林我(りんが)』の補助があってこそここまで戦えている。100%以上の力を出したらその後に疲れが来る。

だから、2人とも短い間に勝負をつけようとしている。


何度かやっているうちに、鍔迫り合いになる。


『ふぐぐ』

『うががぁ~』


海弟と魔王は負けじと力を入れる。

勝負がついたのはそこでだった。


海弟の持っている剣は、所詮コピーなのだ。

本物に勝てるはずがない。


キンッ


そんな音がして、海弟の黒の剣が壊れる。まず、海弟は黒の魔法を使うことができないので扱うことが出来ていない。コントロール出来ていないうちにあれだけ戦えればいいほうだろう。


『チッ』


海弟は、再び特殊魔法を使おうとする。

それを魔王は止めようとしなかった。


『……何で止めないんだ?』


短い沈黙。その後に答えが返ってきた。


『…いや、お前と戦う理由を考えていた…』


その言葉に、はっとなる海弟。海弟はここまでくるのに、強くなりたいことと、ちょっとした遊び感覚だった。

だが、それだけで理由になるのだろうか?強くなるのだったら起きているうちに出来るのでないか…。と、どんどん考えが膨らむ。




そして、結論にたどり着く…





『俺は…俺は、弱い。だから強くなる。ここがどこだかわかんないけど、強くなる。大きな力を手に入れて、元の世界へ帰る』


それが、答えになっているかはわからない。

だが、魔王は満足そうだ。


『元の世界…。異世界か。我も小さな頃父上に教えてもらったことがあるのぅ』


異世界の存在を知る家系。それが、魔王の家系。召喚術の基礎を作ったのは魔族だと一説には書かれている。

それが真実かはわからない。だが、ここでわかったことがある。


『…約束しろ。人も、魔物も、妖精も。犠牲は最低限だ』

『魔王の癖に生意気だな』

『ふふふ、我の出した犠牲は大きすぎる。償いきれるかわからんが…』

『そうか…』


悲しそうな声で言う海弟。敵であるものにも関わらずだ…。


『そんな悲しい声をだすな…』

『犠牲は最低限と言ったのはお前だ』

『ふははは、そうか。いや、魔王は死ぬのだ。だが言える。いつかまた会える』

『……じゃあな』


そう言って、海弟は部屋をでる。


海弟は、気づいている。

あの魔王でも気づいた。

犠牲を出さずに元の世界に帰る方法。


特殊魔法『(キョウ)


鏡写しの能力を持つ、最強の魔法。

写る物をコピーする。


そして、海弟の連想魔法。


これが組み合わせられれば、元の世界に帰れる。

魔王は、海弟の纏っている異様な雰囲気に気づいたのかもしれない。


だが、それは魔王の願い。


海弟と魔王とでは、どこか繋がっているところがあったのだろう。

だから、魔王は海弟に元の世界に帰って欲しいと願ったし、海弟は魔王に死んで欲しくなかった。


だが、それは叶わなかった。

魔王の特殊魔法『(ガン)


願い。


願いは、叶った。


魔王の、願いは、叶った。



『敵わないな』


海弟はそう呟き、その場から消えた。









次の日。海弟が、いった言葉をそのまま使わせてもらおう。


『どこかで、繋がっている。だから、俺達は帰らなきゃいけないんだ』


誰と、とはわからない。

だが、帰りたいが帰らなくきゃいけない。に変わった時だった。


もう少しで、5000ユニーク!!

視点が、ふぇーで書きづらい!!あ、頑張って書きましたよ~。

もう少しで、頭が…。まぁ変な方向に飛ぶんではなくて、37話の裏話的な感じになっております。

言い過ぎないように注意せねば…。


アンケート実施中ですね。

1コメディー

2シリアス

3ファンタジー

です。お願いします。シリアスの人気が…。


5000ユニークを超える時を待っています!!

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