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第38話本当の戦いと瀕死の攻防

やった~、今日更新できました。

それと、海弟の特殊魔法が出てきます。

自分が思っている物語と違う感じになってしまいましたが、伝えたいことは一緒です。どうか、暖かい目で見てください。お願いします。

『今までと違う』


海弟は、大きな扉の前に立っていた。ずいぶん大きな扉で、海弟の3倍はある。


『開けれるかな?』


そう言って、魔力を練り始める。


水雅(すいが)


海弟は前回と違う、前方向一直線の水雅を放つ。

扉に当たって、水が弾け飛ぶ。

視界がやがて広がり、扉が見える。


『開いてない…』


扉は、開いてない。

海弟は考える。これは、引きドアなのか?それってちょっと無理があるんじゃないか?と。


『やるしかないな』


海弟は、さっき以上の魔力を練り始める。

その魔力は、体に纏わり付きやがて姿を変えていく。


林我(りんが)


魔力が膨張し始め、海弟を丸ごと包み込む。その後、無色透明に変化した。


『よし』


林我は、体の強化魔法。強化魔法は使う者が少ない。何故かというと、これは高等魔法でしかも、魔法使いが自分自身にかけることがないからだ。高等魔法なので、魔法剣士には一部(海弟も魔法剣士に入っている)の者しか使えない。それに、魔法使いが覚える時の理由が、大抵仲間の補助である。元の世界で言う科学者の魔法使いはそんなに肉体派の仲間を作らない。だから、使う者がすくない。


『いくぞ』


海弟は、扉に手をかける。


『はぅうぉう』


海弟が、引こうとした瞬間に扉が開く。どうやら、触ることで開く仕組みらしい。

そんなこと知らない海弟は、身を引いたのと同時に前に押し出されたので吹っ飛ぶ。


ズザァアア~


そんな効果音が似合う、スライディングを決めた海弟は立ち上がる。


『どこだ?』

『ん?勇者…ではないのか…』

『うおぉ』


海弟が驚くのも無理はない。この世界で喋る魔物は一匹しかいない。その一匹も勇者に殺されたはずである。


『我は、魔王。お前は誰だ』

『えっ、えっと、海弟です!!』


勢いにのまれて、自己紹介する海弟。

すると、魔王は着ているローブのようなものを脱ぐ。


『えっ』


見ると、黒目黒髪の魔物。褐色の肌をしているが、ここまで人間に近い魔物も始めてだ。


『では、最高の一戦にしようか』

『なっ』


いきなり突っ込んでくる魔王。どちらも、剣に魔法を使う同じタイプの者だ。

海弟は、剣戟を受けつつ魔力を練る。こんなことも、ディティとの修行でやったので簡単に集まる。


『ほぅ』


驚いたような声をあげて、魔力のみで海弟を壁まで吹き飛ばす。


『ぬぐぅ』


肺から一気に空気が出る。血も少し混じっていたが、大丈夫だろう。

立ち上がり、さっき練った魔力で魔法を使う。


水雅(すいが)!!』

『珍しいな』


それだけ言って、防ぐ。だが、海弟はそれが狙い。


雷花(でんか)!!』


ここで説明すると、海弟の魔法はすこし特殊だ。普通の魔法使いは、魔力を練って自分の体から魔法放つ。それだけだ。だが、海弟は魔力を練って、その後魔力だけを飛ばしてそこから一気に発動させる。つまり、海弟の魔法には発射から当たるまでのロスタイムがない。

そして、『水雅』を使ったのはそこまでの魔力を隠すため。水雅を一直線に向かって放ち、魔力を解く。それを一気に雷へと変換させ、連想魔法で威力を上げる。これが、海弟のとった戦法。感電をレベルアップしたような技だ。


『うぐぁああ』


いきなりの事に、対応できない魔王が『電花』を受ける。『電花』一直線に使う技ではない。だから使った。魔力を魔王の元で途切れさせておけば、そこから自由自在に電撃が放たれる。

まるで、花火のように…。


一気に、体内で電気を起こせば必ずダメージはあたえられるはずだろう。


『どうだ!!』


海弟は、地面につけていた手を離し、顔を上げる。


プスプスと音をを立てて焦げている魔王。それが、突然笑い出す。


『なんだ?』

『面白いな、カイデ。なかなかの(つわもの)だ』


海弟は、自分の技の半分も出していないので余裕か?と思ったがそこから放たれる異様な雰囲気。


『それは、お前の特殊魔法か?では、今から我の特殊魔法を受けてもらおう』


特殊魔法ではないのだが、まぁ似たような物だろう。

魔王は、自分の中の魔力を一点に溜める。手に集めていく。正確には、剣に吸い取られているといったところか。


『なっ!!』

『ふふふ、我の特殊魔法は『(ガン)』願いだ』

『呪われている』

『魔王はそれくらいではなくてはな…』


魔剣、いや黒の剣に吸われた魔力は力を増して特大の闇を生み出す。


『闇の魔法…』

『ふふふ、光の魔法を使いこなすには白の剣が、闇の魔法を使いこなすには黒の剣が必要なのだよ』


そう言って、黒の剣から放たれた闇を海弟に向かって放つ。


『つっ!!』


動けない。足が闇に取られている。あの魔法を使おうとするが、足を持っている闇に魔力を分散させられる。


『く、ああああああぁあああ!!!』


直撃する。


『くふふ、はははっ!!』


魔王は、剣を鞘に戻し海弟のいた場所に行く。


『どうなった…』


魔王の行った場所。そう、それは海弟の‘いた場所‘なのだ。


『特殊魔法『(キョウ)』』

『なっ!!』


海弟は背後にいる。そして、特殊魔法を使う。

あの時、何があったかはわからない。だが、いつのまにか使えるようになった特殊魔法と、海弟の手には鏡から出てきた黒の剣…。


『なっ、なんだと!!』

『そんな驚かれたって自分でもわかんないって』


海弟は銀色の剣を鞘に戻す。


そして黒の剣同士の対決が始まった。


何か、在り来たりな話になってしまった…。

最近、他の人が書いた作品見て自信喪失しています…。


HELP ME!!


評価や感想もお待ちしてます。


あ、アンケート忘れるとこだった…。

1コメディー

2シリアス

3ファンタジー

な感じになっております。



そういえば、『(キョウ)』は出そうと思っていたのですが、ここまで強くなるとは思いませんでした…。

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