第36話訓練と成長 前編
練習は終了しました。
ここからが、本領発揮です。
戦闘シーンがありますよ。
『さて、いきなり夢の中』
海弟は、真っ暗な通路の真ん中に立っている。
周りには、蝋燭しかないが、その間隔が広いので丁度ここら辺は真っ暗だ。
海弟の右手には今日アイン・グランドに貰った剣が握られている。腰には杖も付いている。
『進んでみるか』
そう言って、海弟は前に進む。たまに出てくる魔物は全て動きがわかっているので、すぐに倒してしまう。厄介なのは、毎回ちがう罠だ。
『っと』
飛んで来た矢を避ける海弟。見ると、毒が塗ってある様だ。
『当たったら死ぬのか?』
そんな疑問が頭の中を過ぎるが、実際に死んだらイヤなので、実践はしない。
ずいぶん進んできた時に、地響きのような音が聞こえる。
そのまま、歩いていくと大きな龍に似た魔物がいる。
『ドラゴンじゃぁ……ない、のか』
ちょっと期待したが、海弟は残念そうだ。
『また今度、見にいけるときに、渓谷に行ってみようかな』
ドラゴンは、ベテレナの山岳付近とレティナの近く、もっと言うとディティの家から馬車で1日のところにも渓谷があって、そこにも住んでいる。普通の人間では近づけないが、海弟は風の魔法を使って入ることができる。だから、一般的に、ドラゴンといったらベテレナなのだ。
『ギュアアア~~~』
『うるさいな』
海弟は、手に持つ剣を持って魔物の前に立つ。
睨みあっているが、体格的には海弟のほうが不利だ。
『グルルァ~』
叫びながら、魔物が飛び込んでくるが海弟は風の魔法を使って飛ぶ。相手も追いかけて飛ぶが、下に向かって海弟が炎を打ち込む。
『ブァアアア』
魔物は、炎を弾き咆哮を上げる。だが、これで勢いが殺せた。
『はっ!!』
剣を魔物の翼に向けて振り下ろす。
『ギュッル』
右の翼がとれる。海弟と魔物はほぼ同時に落ちるが、海弟は魔法でダメージを軽減。魔物は、じかにダメージを受けるが、動きが鈍っている様子はない。
『飛べば俺が有利、地上なら互角か?』
海弟の挑発が効いたのかはわからないが、魔物が炎のブレスを噴く。
それを、海弟は水の魔法を使って防ぐが、少し遅れたためダメージを受ける。
『アチッ』
炎が切れると、海弟は回復のルーンを言いながら前に出る。
『ギュルル』
左の翼だけで飛ぼうとするが、失敗する。
海弟は、回復魔法で自分の体を回復させて、剣を前に突き出す。
なにか、ぎこちないが、それは仕方がないことだろう。
『うぉおおお!』
『ギュガァア!!』
海弟の剣は、魔物の硬い鱗を突き破り肉を切り裂く。
それと共に、魔物の目の色が失われ、光になり消える。
『たおしたぁ~』
なんとも言えない脱力感が海弟を襲う。これは、長い間緊張していたからだろう。
『もう少し、剣の練習しておかないとな~』
海弟は、少し休んでからまた進み始める。
敵が少し強くなったような気がしたが、倒せないほどではないので進むことはできる。
『ん?』
サルのような魔物を倒し終わったあたりで、視界がぼやけ始める。
『戻るのか、剣の練習しとこ』
海弟は、そう言ってその城から消える……。
「んぐぐ~」
海弟は、欠伸をしながらベットを降りる。
「お~い、フェー起きろ~」
「ふぇ~?あ、おはよ~」
…和む。
「朝飯食べいくぞ」
「はいっ」
そう言って、ふぇーが海弟の肩の上に乗る。
海弟は、朝食を食べに食堂へ。勿論王族用ではない。今の海弟の立場は、王都自由警備部隊隊長なのだ。海弟は自由に動けると聞いたので了承した。立場的に、部隊名が必要なのだ。
「おはようっ……」
「ああ~かいで~、だれですかっ!!」
「飯など食べている場合ではない。すぐに集まれ!!」
「あああ~、俺の朝飯ぃいい~」
海弟の姿は、それはもう見苦しかった。
「モグモグ」
「………」
「モグモグ」
「海弟隊長」
「ん?なんですか?」
「会議中に朝ごはんを食べるとは失礼になるとは思いませんか?」
「思いますけど、俺は自由なんで」
そう、自由部隊隊長なんだ!!
王都が抜けているが、それはあまり関係がないだろう。
「……、今回集まってもらったのは魔物討伐の件についてだ」
魔物退治と魔物討伐。どっちももうやらんぞ。
「最近、魔物が増加の傾向にあるのはわかっていると思うが―――――」
え~、長いので要約すると、
魔物が多い!!倒そうか!!よし、力を合わせよう!!でも、上級の魔物が相手らしいぞ!!倒せる奴はいないか?かいでならだいじょうぶ!!
ちなみに、最後のはふぇーだ。
まったく、俺が倒したことのある強い奴といえばあの龍みたいなのだけだぞ…。
ドラゴンみたいな魔物を海弟がぶったおしました。
最終的に、コメディーはいっちゃいました。ゴメンナサイネ。
魔物の声とか、模写のしようがないですね。効果音書いとくだけでいいや~ってなっちゃいます。
それと、アンケート来ない!!
1コメディー
2シリアス
3ファンタジー
4ラ(これは無しってことで)
さて、この3つの中で選んでください。
おねげぇしますです、はい。
それでは、投票お願いですよ~。