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第33話魔物洞窟in地下1階

この話で、任務は終わります。そして、次から新たな展開が待っているかも。

目の前は真っ暗、足の下はギリギリ見えるがあまり意味がない。

カンテラ用意中だが、いつ襲われてもいいように警戒中だ。まぁ、襲ってこないでくれた方がいいけど…。


そんな中、灯りがともる。


「何か、虚しいな」

「そうですね」


海弟達はギルを先頭に歩き出す。

あるのは、どこから落ちてきたか知らないが岩がたくさんあった。


「湿気がないな、不自然だ」

「炎の魔物か?」

「わからん」


そんな会話を、海弟とイリアがしながら歩く。

ふぇーは、お休み中だ。


だいぶ歩くと、なにやら光る2つのものが。


「魔物か?」

「警戒しておいてくれ」


海弟はリーダーシップがあるのだろうか?

本人に言ってもちがうと言われそうだが、あることはあるんだろう。


突然、光がこちらに向かってくる。


「ギル!!」

「あいよっ!!」


そう言って、近づいてきた者に向かってギルが石を投げる。


『ギュルォオオオ』


「猪?」

「炎を纏ってるぞ」

「危険ですな」


口々に言うが、今度は警戒してか突進してこない。

今更だが、海弟は魔力のコントロールが出来るので、魔法は使うことが出来るのだ。

魔法使いは基本、魔法は全力で使うものなので、コントロールなどしない。だが、それだと洞窟の中などでは使えない場合が多い。その時に、コントロールが出来れば使うことが出来る。それに、海弟には連想魔法があるので、少ない魔力だけで魔物を倒すことが出来る。


今度は、カサロとギルが動きをあわせて切り込む。これはイリアが教えた戦法だ。

魔物に、ギルは横凪の一閃。皮膚が硬いのか、剣が食い込まない。カサロの攻撃も効いてない様だ。


「これ使ってくれ」


そう言って、海弟がギルに剣を投げる。

それを受け取ったギルが、構えなおす。持っていた剣は、魔物に向かって投げておいた。効いてないようだが…


「カサロ、とにかく動け」

「はいっ」


海弟は、魔法を放つ位置の調節が難しいため、中々打てずにいる。イリアの方は、コントロールが出来ていないため、打つことを諦めて、指示にまわっている。

魔物は動き回るが、カサロがギルのいる場所まで連れて行く。


「はっ!!」


ギルの一閃は皮膚を突き抜けて肉まで到達するが、突き刺さったままもっていかれる。


「くそっ!!」


海弟は、それで思い出す。


「ちょっと下がってろ」


そう言って、地面に向かって水を放出。十二分に含んだら、電撃を打つ。


『ギュルルルル』


動きが鈍くなるが、止まりはしない。


「そうか!!」


そう言って、イリアも加勢するが倒れる気配がない。決定打がないので倒れることがないのだ。


「力が弱すぎる。もう少し、大きい攻撃ができれば…」

「無理だ、私は極端な調節しか出来ないし、まちがえたら埋まってしまうぞ」


海弟は考えるが、いい案が浮かばない。

本当は1つ浮かんでいるのだが、それをやると、魔力が無くなってしまうので使うことができない。


魔物は、何度も電撃を食らううちに慣れてきたのか海弟に向かって突進する。


「……背に腹は変えられん」


海弟は覚悟を決めて、魔力を練る。

魔力が完全に海弟を包み、世界から遮断する。

今回は、白銀でなく、青い色を帯びている。


海弟に到達寸前で、魔物は宙を舞い地面に叩きつけられる。


「あっ、クソ」


それと共に、魔力が尽きて海弟は気を失う。









次に、目を覚ましたのは何やらポッカリと開いた空間。

周りを見ると、隊員たちがいる。どうやら、まだ洞窟のなからしい。


「何だここ?」

「あっ、起きた」

「どこ、ここ?」

「えっと~」


言いにくそうにしているが、聞くとあの後地震が起きて地面が割れてここまで落とされたらしい。上を見ると穴が開いている。


「出口がないな」

「絶対絶命ですね」

「四字熟語はあるのか」

「はい?」

「いや、なんでもない」

「ホントにお気楽ね、カイデがいると。さっきまでの辛気臭い雰囲気とは大違い」

「辛気臭いって、普通そうなるだろ」

「まぁ、ねぇ」


う~ん、海弟はそれらを無視して考え込む。ここは、広いので、魔法が思い切り使えるかも知れない。


「なぁ、イリアの特殊魔法ってなんだ?」

「えっ、私の?」

「そう」

「『冷』かな。まぁ、こんなの自分で見つけて自分で名前を付けるだけじゃない?」

「ふむ、わかった」

「なにがわかったの?」

「俺が『水雅(すいが)』を使うから、それを凍らせてくれ」

「は?」

「行くぞ」


そう言って、魔力を練る。

少ししてから、魔力を放出、その後魔法発動。


水雅(すいが)

「えっと、はっ!!」


水雅は、変幻自在な水。一直線に伸ばして凍らせる。


「1本目。2本目行くぞ」

「まだやるの!!」


その後、魔力がなくなるまでやり続ける。


「13本もやって、どうするのよ。1本も上まで届いてないじゃない」

「んじゃ、やってみようか」


海弟の行動に注目する。3人。ふぇーはまだ寝ている。


わざと、コントロールせずに光の魔法を使う。


「ちょ!!」


ドゴォン


その音と共に、吹き飛ばされる。


途中に氷の柱が何本か割れた地面に突き刺さる。

それをみた、海弟はもう1度使おうとする。


「まさか…」

「うん、さっきのは様子見ね。大丈夫、上まで飛んでったから」

「何本かはここに落ちてわれたけど…」

「風の魔法も使えるから、少しは大丈夫だと思う!!」

「メチャクチャぁあああ~」


いっている途中に吹き飛ばされて4人とも上へ。


「ほら、大丈夫」

「もう、こんな体験したくない…」

「すいません」

「ちょ、くっ」


海弟とイリアを覗いた2人が吐く。当たり前だ。1度体験している海弟ならまだしも、イリアはすごいだろう。


海弟は、剣を回収して出口に向かう。


「この任務失敗」

「魔物は倒せたわけですからいいんじゃないんですか?」

「もっといる可能性もあるといえばあるけど…」

「1匹だけでしたって言えばいいだろ」


海弟達は、言いながら来た道を戻っていく。


いきなり紹介です。


フェー○ 女

本名が知りたかったら小説を読み返してね(ハート)。そんな面倒なことしませんか?

妖精で、本名は契約者以外教えてはいけない。(妖精通しは契約できないので教えあえる)

魔法が使える。全ての生き物の気配がわかる。(なんで捕まった?飛べないからです)

全部平仮名で、チビッコ。(でかくないです。皆さんの想像通りの大きさです)


かっこが多くなってしまいました。


1、コメディー

2、シリアス

3、ファンタジー


ですよ。え?3がわからない?

魔法をガンガン使って敵を薙ぎ倒していくようなストーリーに変化します。(そちらの道もありますよ)


お願いします。(来なかったらどうしよう…)

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