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第373話『展開と書いてノリと読め』by海弟

良いねぇ。予約投稿便利だねぇ。

二十三階。つまりは二十二の試練とやらを魔王と強力してクリアしたわけだが、現在この階層で足止めを食らっている。


「ちっ、遠距離攻撃型はやっぱ相手にしたくないな」


魔法ではない。マシンガンと言えばわかるだろうか。

まあそれとも違うのだろうがオレンジ色の軌跡を引いた何かが俺達に向かって数秒の間もおかずに連続で飛んでくるのだ。


「アレを倒すのが今回の試練らしいが、出来るか?」

「俺に聞くな。魔王、お前が突っ込め、それか盾になれ」

「馬鹿を言え。こちらがほしいぐらいだ」


鏡の中に一応盾が入っているんだが『鏡』が封じられた今……中に入ったものは全て使えないと考えて良いだろう。

それに、盾で防げるものとは思えない。


床が削られていく中、お互いにお互いの後ろに隠れようと揉めていると銃声がやむ。


「……魔王、何かおかしいぞ」

「おい、アレを見ろ」


魔王の指差した先は真逆。俺が後ろへ後ろへ移動していた最中に何かあったようだ。


先にあるのは機械人間。魔法を放とうにも届く前に防御フィールドか何かで無力化されてしまうのだ。

そんなチート生物が何やらエネルギーを溜めている。


「……えっと、塔ごと俺達を殺ろうとしているってことか?」


魔王が頷く。信じたくない、が可能性大なのだ。


「溜めている間が勝負だ!! 機械人間を目指して走れぇぇぇぇぇぇぇ!!!」


前へ。前へ出るんだ!!


キィィィィィン、という音が響く。もうすぐ放たれるであろうレーザー砲か何かに怯えつつも走る。

視界が光いっぱいになった時、何かにぶつかる。


「またかっ! フィールドに邪魔されて近づけねぇっ!!」

「負荷をかけ続ければいつか消えるだろう。やるぞ!」


魔王が魔法を放つために構える。

ダメだ。間に合わない……どうすれば良い。


っ、もう運にかけるしかない。


「……魔王、下だ!!」

「何かあるのか?」

「良いからいけっ!!」


溜めが終わったらしい、光が何度か点滅する。

その点滅の五度目――砲撃が放たれる。


それと魔王が魔法を下に放ったのはほぼ同じ。

ここからは俺の動きが重要だ。


「やられてたまるかぁぁぁぁぁぁっ!!」





下を向けば、異空間が広がっている。

やはり、階層が繋がっているわけではないのか。


「どういうことだ……。下から上へ向かって上がってきたはず……」

「説明はあとだ。上に上がるぞ、手がキツい」


床に立っているわけではない。ぶら下がっているのだ。

俺が掴んでいるのは塔の床部分。魔王が破壊した場所を利用したのだ。


ただ、両方の手で掴んでいるわけではなく、一方の手で塔の床部分を掴み、もう一方の手で魔王の手を掴んでいるのだからそれもしょうがないことなのだが、何分も耐えれる状況じゃないんだよ。


魔王から上に上がってもらい、俺も勢いを付けて上に(のぼ)る。


「さあ、ここからが俺達のターンだぜ。機械は水に弱い! つまり水の魔法が弱点というわけだ」


手のひらに水を出現させる。

フィールドがあろうと負荷をかけまくれば良いんだろう? ならば押して押してぶっ壊すだけだ。


「おうりゃぁぁぁぁぁっ!!」


投げつけたそれは、フィールドを無視して機械人間に直接ブチ当たる。


「……は?」


機械人形が吹っ飛び塔の壁を撃破。そのまま異空間へ吹っ飛んでいく。

それを見て出た言葉だ。


「何で直接当たるんだよ」

「さっきの攻撃でエネルギーを使いすぎたんだろう」

「……なるほど」


納得納得。俺に役得する展開はまだだろうか。


(われ)が聞きたいのはそんなことではないのだがな。何故、下があんな風になっていると?」

「おいおい、一人称『我』は魔神になるまで禁止――まあ良いだろう。許す。説明してやるから良く聞いていろよ」


今にも崩れそうなので次の階に行きたいが、次の敵はもっと強力になって手間取るだろうからここで説明してしまおう。


「ここは異空間だ。それは一階でわかっただろ?」

「ああ、二階以降……ここまでの敵はすべてその空間へ飛ばして勝ってきたわけだからな」

「しかし、中に入った時……外は異空間じゃなかった。もっと言えば普通の空間だったわけだ」


だとしたら、と一言付け加えて続きを説明する。


「下も異空間が続いてたって不思議じゃないだろ? あの時、俺は迷った。床の厚さ、更に硬さが魔王の魔法より強かったらどうしよう、とな。だがまあ、結果的に厚かったようだが壁と同じように脆かったから普通に破壊できたわけだ」

「ふむ。しかし、一つ疑問が浮かんできたわけだな。ここが何故異空間の中にあるか、という疑問が」

「そんなこと知るか。頂上に着けばわかるだろ」


立ち上がって砂を払うと魔法陣まで歩く。

そこに乗ると体がふわりと羽のように軽くなっていく。


「次は二十四階。五十階まで休みなしで行くぞ」

「頂上が何階かわからない以上、もう少し慎重に行ったほうが――」

「オトコに二言はない。()で語れ魔王! 俺は行く、ならばお前も行くのが道理だろう!」





「ま、マジで行くやつがあるか魔王」

「基礎体力をつけたほうが良いぞ。お前は」


冷めた目で見てくる魔王。


くそっ、魔族と人間の運動能力の差なんて明らかだったのに!!


「そろそろ体力も使い果たしたし、眠いんだが……」

「そう言うなら寝ればいい。我もさっきから眠いのだ、そろそろ寝かせろと何度も思念を送ったのに気づかないとは……」

「知るかっ!」


ったく、寝るとしよう。


五十階の敵は何だかベトベトしたヤツだったので死んでいる場所から離れた場所で横になる。

床が硬いなぁ。


「疲れが取れそうにないんだ――」


言葉が途切れる。

唐突に、脳が溶けるかのような感覚。

今来たか。今なのか。

随分とタイミングが良いなボケ。


「おやすみ魔王っ!! また会おう!」

「お、おう……」


珍しく頭の働く海弟。

ついでに気絶させて今回は終了……。


魔王さんの一人称は『(われ)』で決まり。原点に戻れと海弟によく洗脳された作者の言うことです、きっとこれで正解なのです(何が失敗なのかわからないけれども)。


にしても、最近見ないうちに丸くなりましたね、主に魔王の性格が。



……やばいです。物凄くカッコ悪いです。

ミスって予約投稿できていませんでした。はい、どうもすみません。

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