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第328話大きな失態を……

笑えない。

二回に分けて書き上げたら途中から頭の中が混乱してきてこんな感じに。

どうしよう、手直しも今日はやってないしー。

ああ、どうしよう。

……なるほど。


なるほど。


「見事だな青空。いつの間に手配していたのやら」

「何の事かはわからないけど捕まえました。ささ、監禁……部屋に来てください」

「いや待て馬鹿」


まだ捕まっていない!! 見つかっただけだ、そうここ重要だぞ。

俺はまだ諦めちゃあいない。


国外へ向けた圧力は影流が、国の内部は青空がやってるのかぁ。とでも思えるコンビネーションだ。

そう、城の内部に居る限り俺に勝ち目は無いだろう。何故ならば全メイドが敵という状況なのだから。メイドさん情報網を舐めちゃあいけないと何処かの不幸な少年が言っていたような気もするし侮ってはいなかったけれども青空と繋がっているとは誰も思うまい。俺だって不意を衝かれて少し驚いている。


「美形ってのはやっぱ得するよなぁ」

「見事にスルーしてくれましたね」


いや、監禁って言ったのは聞こえてるぞ。ただ、『鏡』という手段を用いるので俺は逃げ切る自信があるのだ。


「あ、隊長みっけました。お知らせですお知らせ。いや、任務かな?」

「どうした?」


メイドとの対峙の構えを解き我が隊の一員に目を向ける。

俺の部隊にも新たな人員を入れたいのだが、予算が足りない。何せ何をしているのかすら不明の隊だからな。戦争で隊長が活躍したという功績が無ければ今頃潰れているところだ。

で、今は任務とかいうのを聞こう。


「王、えーと、いっぱい城に今はいますね。影流様が城から出るなって言ってました」

「何故だ!!」


これじゃあ逃亡できないじゃあないか!!


「いつ襲われても身構える事が出来るようにだそうです」

「くっ、そう言われると……」


向こうがいつ襲ってくるかわからない状況だ。ならば一つ基盤となる場所、つまりこの城で待機していろというのは正論だ。

俺が逃げている間にこの世界が襲われたらどうする。一人分の戦力が無くなるのだからやはりというか……厳しいだろう。


「六人でフルボッコっていう形が好ましいんだよなぁ」


っていうかまだ武器も出来ていないんだし外に出てもいいだろ。

……いや、違うな。武器と防具ができていない、だからこそ一人もこの城から欠けちゃいけないんだ。

勝算が削れて行くのは俺も好ましくないしこの状態維持が最優先だろう。


「ならしょうがないか。やめだやめ。城内だけしか逃げれないんだったら捕まるの必須だからな」

「妙な諦め方ですねー隊長」

「眠い」

「答えになってませんけど」


いいだろ……答えるつもりは無いんだから。


その場で隊員と別れ、メイドに連れられ青空の部屋に入る。

もう青空は部屋に戻っていたみたいで笑顔で俺を出迎える。


「作戦勝ちだよ」

「影流と強力なんて酷いぞ」

「すべては下調べあってのこと、海弟も前を向いてるだけじゃあ全体は見通せないよ」

「良いんだよ、俺の使える手段は力技だけで」

「危ないよそれ」

「俺は死なんっ!!」


少し驚いた様子の青空だったが、すぐに表情を戻して席へと案内する。

最高級、という言葉が似合いそうだ。勿論言葉通りだろう、しかし。


「何か、ある」

「ある、じゃなくて。もう始まってるんだよ捕まった時点から。ね?」


青空さん、あなたメイドを味方にするっての少々卑怯でしょう。

そう思えてくる、頭脳のことは言わないからメイドとの協力関係を今すぐ切れ。


と、まあ言える立場ではないので頼みたい内容を聞くことにする。


「えと……その、私の失敗なんだけど……さ。あの……」

「よし、帰ろう」


何か嫌な予感がする。最初からしてたんだが今数倍に膨れ上がった。


「ダメだよ!!」

「わかったわかった。完結に五文字以内で述べてくれ」

「宝物庫掃除」

「引き受けたっ!!」


青空の手を取り握る。


宝物庫だと!? そんな場所があったのか……もしや王族にしか伝わらないとか……?

影流め、俺に教えてくれたって良いじゃないか。大丈夫、数回強盗が入るかも知れないが俺は口が堅い方だからな。


「よし、じゃあ案内してくれ。事情があって城の外に出れないが……城の中だよな?」

「う、うん……」

「今更弱気になるなって。と、宝物庫だぞ? 金銀財宝だっ!!」

「か、海弟。一つ言うと……でかいよ?」

「宝物庫が?」

「そう」

「なお良しだ」


かなりのお宝を許容しているに決まっている。

それをすべて俺の手に……いや、バレるなそれは。今回は見るだけにしとくか。


「海弟が良いって言ってくれてよかったー。魔物も出るらしいし、相当奥深くまであるみたいだし」


魔物? えと、何のことでしょうか?

聞いてないぞ。ねぇ聞いてないんだけど!!


「勢いだけで私がやるっ!! って言っちゃったけど、海弟がいるなら大丈夫だよね!」

「あ、ああ!! 任せとけ!!」


魔物ぐらいなら……大丈夫だろ。

まあ正直面倒だから、呼ぶかな。





「点呼はじめー」

「一」

「二」

「三」

「四」

「五」

「六」

「七」

「八」

「き、九!!」

「じゅー」


よし、全員いるな。二人多い?

師匠の妹とふぇーが参戦だ。


「いやぁ、長い冬眠から覚めたようで良かった。ついでに少し発音の勉強をしてくれないか」

「えー」

「あからさまに不満そうな声だけは出せるのな。まあ良いや、お前等に紹介するのは始めてか、こっちの師匠に似ても似つかない美女は俺の師匠の妹でアルさんだ」

「よろしくお願いします。掃除ですよね? 得意ですから!」


うん、魔物が出るとは部隊の奴等にもアルさんにも言ってない。ふぇーには言ったが基本的に戦わないので別に良いといってくれた。

ふっふっふ、完璧だ。俺が後方で休んでいる間に部隊の奴等とアルさんが魔物を倒す。そして俺は青空からお礼だけ言われる……と。


「さ、行くぞ」


城と城壁の影にあり人も寄り付かないような場所に建てられたこの宝物庫。勿論俺も含め部隊の奴等とアルさんは今まで気づいていなかった。

その風貌はちょっぴり怖いのだが、それにあわせるがのように魔物が出る。たぶん魔王直属ではない別の者だろう、がしかし。俺等の前に倒せない敵はいない。


宝物庫の扉を開ける。禍々(まがまが)しいオーラ……ではなく出迎えてくれるのは埃っぽい広い部屋だ。ここには宝という宝は無い。

つまり下に行くほど貴重な宝があると考えてもいいわけだ。


「誰がどう設置したのかは知らないが。掃除という名の代議名分(だいぎめいぶん)で宝をすべて表に出すぞー!!」

『おーー!!』


全員の重なる声と共に宝物庫探索……大掃除がスタートした。

平和な話が書いてみたかったんです!! そしたら何か自然と青空が……なるほど。

この話で平和の象徴は青空なのか!!


つまり大空にたどり着くのが目指すのがこの物語の終焉!!


と、まあ冗談はさておき。


夢の中で誰だか知らないんですが『お前の作品は誤字や脱字だらけだ!!』と言われてしましました。自分の夢の中に出てきてまで言いたかった読者様がいたんですね、恐縮です。

まあ安心してください。手直し中なので。

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