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第280話国内での歩み①

②があるかは不明。だって兎桜ですから。

に、逃げ切った。


ガッツポーズをしていると王子とお姫様が話しかけてくる。


「何とか逃げ切れましたね」

「でも……民家を少し壊してしまって……。大丈夫でしょうか」

「ああ、後で直す」


国ごと。


「さて一番近い町は何処だ」

「えと、オルンです」

「よしそこに行くぞ。馬をゲットしたらすぐに逃げる」


そう言って薄い外套(がいとう)を鏡の中から取り出し二人に配る。

通気性の良いコレはジパング国の総力をあげて作らせた。と言うのは嘘で手芸専門店を俺が歩き回り色々な毛糸を組み合わせて自ら作り上げた一品だ。


「顔を隠しとけよ」

「これ軽いですね」

「俺が作った。便利なものはいくつあっても便利だからな」


兎に角作れるだけ作って作っておくってのが俺のモットーだ。


二人のペースにあわせ舗装された道を歩き出す俺達。

この道が一番近いし、万一に見つかったとしても逃げ切る自信がある。


……俺も愛馬ほしいなぁ。

将軍クラスになったら影流から支給してもらおーっと。気の合う馬が良いな。

ドラゴンとか支給したら影流を溺死させよう。


「……私たちが逃げている、というのはわかりました。しかし……準備のほうは整っているのですか?」

「僕に任せてください。伝なら複数ありますから」

「俺だって交渉術ぐらいあるぞ」


半分脅しだが。

まあ良いや。俺がこの国を混乱させてやるよ。

そして……。

何ていうか……歩くのめんどくさい。





「っ、足が……」

「大丈夫か? まあ元から歩くのに適した靴じゃないからなぁ」


数十分して足を捻ってしまうお姫様。

しょうがない、鏡の中から靴を―――うんあった。何でそんなもの入ってるんだ? と思ってるだろうが俺はジパングじゃ騎士隊長クラスだというのをお忘れなく。

それも国王の近衛兵と同じレベルの給金をもらっているのを忘れるな。反対の声もあるがそんなことを言えるのは武官、文官だけ。だがみんな事情をしっているから言うにいえない奴等が多いのだ。

だから愚痴を俺や俺の部下に言ってくるが……残念ながら部下達、または俺がイラッときた瞬間テメェの命がなくなることは宣言してあるのでもう安心だ。


という訳で自由になり手に入れた靴をお姫様にはかせる。


「少し大きいな。もう一回り小さいので……大丈夫?」

「はい。ピッタリです」

「よしなら先に進むか」


俺の魔法について説明したらコイツ等はどんな感想を持つんだろうな。

少し楽しみだ。


まあ説明しないけど。





それならまた少し歩くと商業団体が見えてくる。身なりからして小規模の商人ギルドにでも入っているんだろう、何とか商売できてます感がぷんぷんだ。

雇っている傭兵のランクも最低ランクだろう。


……俺は悲しいのに弱いんだよ。


という訳で手鏡を利用し商業団体を町の一角に仕掛けた鏡へと転移させる。


「消え……ましたね」

「あの時もそうだろ?」

「舞踏会の時です」

「……そういえば……何処かに一瞬でいける術をお持ちなのですか!」

「企業秘密企業秘密」

「はぁ……お空も飛べますしどんなところにも一瞬でいける。素敵……」


残念ながらどんなところにも、じゃないぞ。

鏡を通して出現できる場所にいけるんだ。


「それにしても、さっきのを国の中にいかせてよかったのですか?」

「え?」

「身なりからすると偽装兵、いえ盗賊かと思いましたけど」


……良いだろ。うん、別に。

俺の勘違いじゃないよ? ただ王都を混乱の渦に巻き込みたかっただけだ。


「もう日も傾いてきましたね」

「もうすぐ森です。そこで人休憩しましょう。それで良いでしょう?」

「わかった。とりあえず俺も人間だ、休むべき時間だけはもらうぞ?」

「わかってますよ。あの森は魔物も出ませんし大丈夫です」


お、そうか。良かった良かった。


「俺ここの料理食べてみたいなぁ」

「それじゃあご馳走します。まあそこら辺の薬草を詰め込んだ簡単なものになってしまいますけど」

「ほお薬草……苦いのか?」

「しっかり料理すれば甘みさえ感じるほど苦味は抜けますよ」


ほお、まあ料理はコイツに任せるか。

さて森の前まで目指してレッツゴーだ。


順調ですねぇ。


順調すぎて逆に怖いと感じた人は誰も居ないでしょう?

さて敵が来るか、それとも来ないか。どっちかなぁ。

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