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第232話武器ヤ防具

……二人に謝って……、で、不服そうにもう一人にも謝って。


「何で、アタシには―――って、ちょっと聞いてる?」

「スウィマセン」

「死ね。ホント、死ね」


何だ、素直に謝ってるのに。


「ま、いいけど。ここに住むヤツはみんなこんな感じだし」

「うんうん、許せ」

「あぁ、やっぱ殴った方がいいかも。自分の為に」


じゃあ、俺は俺の為に避けようか。


繰り出されるパンチを避けつつ((のろ)い)桜奈と佐奈を見る。

さっきのが嘘のように笑ってくれている。


……俺の心って軽いんだよな。

でも、喜んでくれる奴が居るの―――


……痛い。


「本気で殺ればあたるものね。ついでに一発」

「いや、今の絶対魔法で強化してたろ!」

「……ん?」


聞こえないフリかよ……。

いいところで切りやがって!!


あぁぁー、魔法が使えたら……。


生憎と俺の手元にあるのは長剣だけなのでした。


「そういや、この剣って……」


魔法に対抗できるんだよな……。理屈はわからないけど。

……しかし、コレ魔法より劣ってるような気がするんだよなー、何か無いか……。

やっぱり、運動したりして体を作ってかないと無理か……。

筋力も平均、瞬発力も無い。


精神は飛びぬけて強くなったが……。

まぁ、有名になるだけなら、戦闘能力なんて必要ないだろうけど、やっぱり中身男だし、強いのは憧れるんだよな。

格好だけじゃないやつね。


「……あのさ、前々から気になってたんだけどさ」

「ん?」


舞子が近づいてくる。


「その剣って、政府の魔力保管用ミスリル剣じゃないの?」


ミスリル?

……えぇと、確か伝説のアレか。俺の世界では元ネタが指輪物語だっけ?

ファンタジー物の小説は向こうで買いあさったからな……母さんと。


「ほー、そうなの?」

「知らずにって……、どっかから奪ってきちゃったとか?」

「違う違う。もらったんだよ」


……いや、さすがに政府に喧嘩は売れないぞ、この状態で。


「へー、いいなー。ん? って言うことは、どういう能力をそれが持ってるかキミはわからないっていう……」

「そうだけど」

「……よし、説明しよう」


舞子せんせーいお願いします。


「その剣は、魔力永久保管用の実験装備に追加された最新型の魔法対抗剣なんだ」


……コレは、予測に過ぎないんだけど、俺と桜奈が会った時、コレを持ってたから俺は捕まらなかったのか?


「魔力永久保管、その名の通り、魔力を保管するための物なんだけど、コレを使うには一つ条件が……、触れてちゃダメなのよね。持ち主の魔力まで吸っちゃうから」


……いや、俺は素手で触れてるんだが……。


「だから、魔力保管装備を装備する時には、肌が触れないように、薄い防御膜を張らないといけないんだけど……キミはしてないね、それ。まぁ、稀に聞く魔力を持って無い子かな」

「はいはーい。私もそうでーす」


……だから、お前は学校に行かないのか?

まぁ、何と無くわかるな。一人一人の事情ってヤツが。


「……まぁ、その子は魔力を持って無いから魔法は使えないわけだけど、その代わりにその剣を十二分に振るって戦えると言う利点があるわけだ」

「魔法の方が便利そうなんだけど」

「ん? そっちの方が有利だとあたしは思うけどな。キミは実感が無いかも知れないが、今あたし達は脱力を感じているんだぞ?」

「はぇ?」


そうなのか?

……んまぁ、俺には感じれないからいいが、とりあえず利点があるってことか。相手はずっと疲労状態で戦っているってわけか。


「ま、あたしとキミが戦ったら、あたしが勝つけど」


……この剣、使えないなオイ。

つまりアレだろ?

暴れ慣れている人には利点が帳消しですってことだろ?


……この怪物がー!!


「何でもいいけどさ、コレどうすんのアンタ」


指し示すのはこの半壊中のレストランに近いファミレスのような―――長いのでレファミで。


「……全壊させようか」

「燃やす?」

「GO!」

「GO! じゃないですよー。色々ありますから、燃やすのは夜にしてくださいねー」

「ん、それもそうか」

「違うでしょうが!!」


……何処が?


「そこら辺桜奈以外の三人! 何その顔は!!」


……何だろうね。


前書きに書くことがなくなったと後書きで言わせてもらいます。

それと、感想昨日から来ないので物語の行方は作者に一任と言う事でよろしいですね?


今海弟の転機なので、色々やりたいんですが……。

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